劇場公開日 2020年12月25日

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「ミュージック・ビデオ?名作?ゴミ?!」ソング・トゥ・ソング 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ミュージック・ビデオ?名作?ゴミ?!

2022年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

2017年(アメリカ)テレンス・マリック監督作品。
ルーニ・マーラー。
ライアン・ゴズリング。
マイケル・ファスペンダー。
美しい3人のアクターが自由に羽ばたく。
感じる映画。体験する映像。
そんな映画です。
世界中の景観。風景の中を自由に遊ぶ、跳ねる、歌う映像。

ルーニーと手を繋ぐゴズリングが、次の瞬間ファスペンダーに変わっている。
そんな映像が何度も何度も繰り返される。
ゴズリングとファスペンダーはルーニー・マーラーを愛している。
つかめそうで、つかめないルーニー・マーラー。
夢のように儚い彼女は、つかもうとするとスルリと逃げてしまう。

限りなく美し映像がどこまでも続く。
撮影は「ゼロ・グラビティ」のエマニュエル・ルベッキ。
監督は「天国の日々」「ツリー・オブ・ライフ」のテレンス・マリック。
テレンス・マリックは苦手でしたが、この映画は好きです。
なんと言っても映像が心地良い。
水をゴクゴク飲むように自然な体験でした。
そしてルーニー・マーラーの美しさに感動さえ覚えます。
ゴズリングの所作の美しさ。小さな仕草がバレリーナのようにポーズが決まる。
ルーニーをゴズリングと分け合うようなファスペンダーと3人。
ファスペンダーはやや粗野で荒々しい=(現実)
金も地位も権力もすべてを持つ男。音楽プロデューサーです。
ゴズリングは夢みがち=(理想)
歌手を目指すが売れない名もなき男。

ストーリーはほとんど意味がない。
それでも映画に終わりはある。
(ラストは、思いがけなく現実的に着地して、ふふふ、と微笑みました)

琥珀糖
caduceusさんのコメント
2023年3月21日

実は酔って気持ち悪くて、途中で映画館を出ました。さすがに無理です。過去最低の映画かもしれません。

caduceus