「知るための映画。」トゥルーノース バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
知るための映画。
まず、この作品を世に届けた製作陣、配給会社、上映会社の皆様に感謝と畏敬の念を伝えたいです。また、内情を伝えるために命をかけたであろう脱北者の方々に。
諸外国の内政状況については時々ニュースで知ることができます。内戦、虐殺、圧政、粛正などなど。けど、他国や国連がその問題があろう国を外からなんとかできるなんてことはないのですよね、残念ながら。自国に不利益を与えてる、または世界的な不利益を生んでるってことがないかぎり。
だからと言って、何もできないから知っても仕方ないとは思いませんし、思いたくないです。今は変わらないかもしれませんが、地球が続く限り何かが変わるきっかけが来るかもしれません。その時は変えなければならないことが「ある」ってことは、将来に遺していかなければならないと思います。そのために本作は存在してるんだと思います。
正直、楽しくないです。娯楽性無しです。でも、観るべき作品だと思います。日本人はなおさら。脱北者証言ベースですが、かなり確度は高いと思います。地図のあたりの説得力半端ないです。
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