「北朝鮮の不都合な真実」トゥルーノース りやのさんの映画レビュー(感想・評価)
北朝鮮の不都合な真実
在日朝鮮人の帰還事業により北朝鮮に渡ったヨハンの家族は、両親と幼い妹と4人で金正日体制下の北朝鮮で暮らしていた。しかし、父親が日本帰りの過去から政治犯の疑いで逮捕されたことにより、母子は強制収容所に入れられた。収容所での苛烈な生活に耐え忍びながら、家族はなんとか生き延びていたが、ある老婆が娘の為に収容所内の食料を盗んだ事によるトラブルによってヨハンが恨まれ、ヨハンの母を殺害され、自暴自棄となったヨハンは次第に追い詰められていく。そんなヨハンは、死に際に母が遺した言葉により、本来の自分を取り戻していくという話。
話にはよく聞く北朝鮮の不都合な真実だが、アニメででも映像化されるとインパクトが有る。たった1人の最高指導者を敬う様な体制を作り、維持しようとしてる矛盾がこの作品から伝わってきた。
全世界に向け伝えるべき内容なので、英語作品とし、日本語字幕とした意図は賛同したい。
日本だけじゃなく、全世界で1人でも多くの人に観てもらいたい作品だと思った。
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