劇場公開日 2021年6月4日

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「見た目は同人ゲームだが…」トゥルーノース kwmdさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0見た目は同人ゲームだが…

2021年6月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

監獄脱出ものの映画です。
法律でも条約でも守られていないので、かなり悲惨です。
ホロコーストでは抹殺が目的なので終わりが有りますが、労働と教化が目的なので逃げ場がありません。

ユダヤ人や黒人や冤罪の話は良くありますが、過去この子であったり人種が違うので、どこか他人事にできていました。
これは現在も続いていることだし、日本に極めて関連していることなので、とっても辛いです。
日本語が出てくると切なくなります。関係がある人はこんな思いで観ていたのだと、初めて解りました。

映像はポリゴンが残る3Dとカクカクした動きで、一昔前の同人アニメやゲームのようですが、話に引き込まれて全然気にならなくなります。
これが、実写だったりリアルな3Dで、皮膚のテクスチャーが映像から感じる匂いがわかっちゃうと、観てられなくなります。
わざとこうしているのであれば、大正解です。

自分にも何かできないかと思いましたが、攻め込む訳にも行かないのでもどかしいです。
偉い人にお辞儀をするところを見ると、日頃、威勢の良いことを言っている人たちの目指す社会はこれなんじゃないの、逆だろうと思います。

Lhowon