エターナルズのレビュー・感想・評価
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人間を守るという大義が、あくまでも自然体なのがいい。
10人もいる不老不死のキャラのひとりひとりが、とても丹念に描かれている。マーベルは、常に作品単体のクオリティより、キャラクターを立たせることで成功してきたと思っているのだが、『エターナルズ』がやっていることはこれまでとは勝手が違う。ヒーローとして面白いキャラなのではなく、ひとりひとりが人格として(厳密には人ではないかも知れないが)きちんと成立していて、フィクションを超えて「人柄」を感じさせるのだ。
これは演者の個性をフィクションに取り入れるクロエ・ジャオ監督のアプローチの賜物であることは容易に想像できるのだが、3回観て、登場人物たちがどんどん好ましく思えてくる。
彼らが人類を守ろうとする動機づけが足りないという批判もあるようだが、7000年地球にいて、スマホアプリにどハマリしているセルシ、お手製の窯でパイを焼いているギルガメッシュ、イカリス以外の全員がそれぞれに似合うファッションを楽しんでいることなどなど、どう見ても彼らは人間の暮らしや文化を満喫している。正直、彼らが人間を守りたいと思うのに、それ以外の深刻そうなドラマ性なんて必要ないんじゃないだろうか。
明らかにイカリス以外のエターナルたちは、日常を楽しみながら7000年を過ごしてきた。る。そもそも人類を発展させることが使命だったわけだが、何千年経っても達観したりせず、彼らなりに愉快に人生を積み重ねてきた。ああ、それだけで感動モノではないかと思うのです。心から。
戦闘シーンは好き!
戦闘シーンはめちゃくちゃ好き。
でも話壮大なのに絶望感とか緊張感も全く感じられないし長すぎるし出てくるキャラみんな知らないから名前と顔覚えるので精一杯。
なにがなんなのか分からないし魅力的なキャラもいない。セルシは浮気してる時点で嫌い。
もう1回見ようとは思わない
でも戦闘シーンは良かったです。
映画館で1度見て、今2度目見終わりましたがほぼ内容も覚えてないなかったです。
イカリスの翼を折るのが夢だった
当時、映画館で観ました。
セナを演じるアンジーは相変わらずきれいでしたね。
セルシとイカリスが物語の中心だったと記憶しています。
イカリスはカッコ良かったですが、エイジャックを殺害しているとは。
最後はセルシへの愛が残っていたのか、後悔しながら太陽に飛んでいって‥。
蘇りそうな気はしますがね。
現代人のセルシの恋人のデーンも、ただ者ではない感じでしたよね。
続編が作られたら、その辺が明らかになるのでしょうか。
キンゴが、最後の決戦に参加しなかったのは不思議でしたね。
ドルイグとマッカリも結構いいコンビだった気がします。
マ・ドンソクのギルガメッシュも、もちろん良かったです。
ボスディヴィアンツにやられるシーンは、辛かったです。
総合的に面白いは面白いんですが、他のMARVEL作品と比べると、もう1つインパクトが欲しかったところですね。
多様性に配慮した新時代のスーパーヒーロー映画。 齢7,000だろうが惑うもんは惑う。
アメコミヒーロー映画「MCU」シリーズの第26作。
太古の昔より人類を守護してきた10人の戦士「エターナルズ」の戦いを描く。
監督/脚本は『ザ・ライダー』『ノマドランド』の、オスカー監督クロエ・ジャオ。
エターナルズの1人で、飛行能力&レーザービーム能力を持つ戦士イカリスを演じるのは『シンデレラ』『1917 命をかけた伝令』の、名優リチャード・マッデン。
エターナルズの1人で、エネルギーで作り出した武器を操る女戦士セナを演じるのは『Mr.&Mrs. スミス』『マレフィセント』シリーズの、レジェンド女優アンジェリーナ・ジョリー。
主人公セルシの恋人、デイン・ウィットマンを演じるのはドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズや『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』のキット・ハリントン。
エターナルズの1人で、マインド・コントロール能力を持つ戦士ドルイグを演じるのは『ダンケルク』『アメリカン・アニマルズ』のバリー・コーガン。
エターナルズの1人で、強力なパンチを繰り出す戦士ギルガメッシュを演じるのは『新感染 ファイナル・エクスプレス』『神と共に』シリーズのマ・ドンソク。
エターナルズの敵である「ディヴィアンツ」のリーダー、クロの声を演じるのは『IT/イット』シリーズや『デッドプール2』のビル・スカルスガルド。
サノスの弟と名乗る謎の男、エロスを演じるのは『ダンケルク』のハリー・スタイルズ。
デインに語りかける謎の声を演じるのは、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『グリーンブック』の、オスカー俳優マハーシャラ・アリ。
製作はケヴィン・ファイギ。
MCU26作目にして、最大の意欲作。
一気に10人の新キャラクターを投入し、宇宙規模どころか宇宙の起源にまで物語世界を拡張。誇張表現ではない、本物の「神」との戦いが勃発しそうな雰囲気が漂い始める。
正直ここまで風呂敷を広げてしまって収拾がつくのか疑問ですが、そこは天下のマーベルスタジオですから、何か策があるのでしょう。…あるよね?
監督にクロエ・ジャオを起用するという大胆さには驚く。
アート系作品を手掛ける彼女が、エンタメど真ん中のMCU作品でその手腕を発揮出来るのか心配だったが、それは杞憂に終わった。
壮大な大地や美しい夕日など、とことんまでアーシーな絵作りはこれまでのMCUにはなかった豊かさであり、かと言ってアート系に偏り過ぎているわけではなく、ヒーロー映画としての楽しさは忘れずに描いてくれていた。
エターナルズのメンバー構成も非常に大胆。
アンジェリーナ・ジョリーの様な誰もが知るレジェンドから、リチャード・マッデンやバリー・コーガンの様な次代を担う俊英、マ・ドンソクの様なアジアン・スター、ローレン・リドロフの様なデフ・アクターなど、現代に相応しい多様性を持ったキャスティング。
驚いたのはジェンマ・チャンというアジア系の女優が主演だったこと。
このメンバーなら圧倒的にネームバリューのあるアンジーか、白人イケメン男性俳優のリチャード・マッデンが主役を張るというのが、これまでのハリウッドなら常識だったはず。それをジェンマ・チャンに譲るというのですから、時代の変化を感じたのと同時に、マーベルも凄い決断を下したなぁと感心した。
このように書くとポリコレに配慮した結果ジェンマ・チャンが主役になったのでは?と思われてしまうかも知れないが、いやそうではない。
正統派アジアン・ビューティーのジェンマ・チャンはとても魅力的で十分主役を張れるほどの華を持った女優さんだったし、本作においては彼女以上に主役に相応しい人物は居なかっただろう。
キャスティングについては全く不満はありません。
ざっくり言って、決して嫌いにはなれない映画です。
陰謀論スレスレのインチキ歴史ものって結構好きだし、7,000年もの長きに渡って世界中で戦い続けてきたというエターナルズにはロマンを感じずには居られない。
…でもねぇ…。
もう全員辛気臭すぎるんだよっ!お通夜かっつーの!!
7,000年も生きてきたにも拘らず、ウジウジダラダラと駄弁っては喧嘩して駄弁っては喧嘩して…。
トレンディドラマばりの三角関係でチーム内はドロドロ。
お前ら本当に神様レベルの上位存在なのか!?
齢40にして惑わなくなった孔子を見習ってくれマジで。
本作は『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』からインスピレーションを受けたのではないだろうか?
『B vs S』で提起された「スーパーマンが闇堕ちしたら誰も手がつけられない」問題を真っ向から描いたのがこの作品であり、イカリスはもうほとんどザック版スーパーマンそのまんま。
DCから影響を受けるのは良いんだけどさぁ。DC特有のあの暗くて重〜い感じまで踏襲しなくても良いんじゃないの?
カラッと明るく楽しいのがマーベルの良さだったのに、本作ではそれが死んでしまっている。キンゴやギルがムードメーカーとして頑張ってくれていたのだが、それでも拭い切れないほどの辛気臭さが本作には漂っている。
そりゃヒーローたちのアイデンティティが揺るがされる深刻な物語なんだから多少は暗くなったり重くなったりしても不思議じゃないんだけど、何も150分ずっとどんよりしていなくても良いんじゃないすか?
それと問題点がもう一つ。
これ、いくらなんでも詰め込みすぎじゃない?しかも初出の専門用語が冒頭から雪崩の様に押し寄せてきて、脳みそパンク。
セレスティアルズ?プライム・セレスティアル?ディヴィアンツ?プライム・エターナル?マッド・ウィリー?
……あー、日本語でおk。
くそ意味わからん専門用語に加え、新たな登場人物の名前も覚えんといかんから、もうこんがらがって頭がパーン😵💫💫
普通こういうのって、最低でも2〜3作を使って少しずつ情報を小出しにしていくことで、観客に理解させていくものなんじゃないんですか?
インフィニティ・ストーンなんかもそうやって描写してくれたから、なんとか頭がパーンってならずに済んだ。
これだけの情報量を一本の映画に詰め込むのはさすがに無理がある。お話のスケールも壮大なんだから、いっそのこと『ワンダヴィジョン』とか『ロキ』とかみたいに、ドラマシリーズでやったら良かったんちゃう?
脚本的にも気になるところがいくつかあるんだけど、何より許せなかったのはキンゴの扱い💢
いやいや、パンナコッタ・フーゴかお前はっ💦
クライマックス直前で離脱するってーことは、窮地に追い込まれた主人公を間一髪で救い出す、っていう展開への前フリでしょ普通は!?ちょうどキンゴの霊丸はそういうのにうってつけの能力なんだからさぁ。
この映画の脚本家は『スターウォーズ』観てないのか?
ディヴィアンツのクロはなんか雑に処理されちゃうし、ティアマットのやっつけ方はよくわからんし、イカリスはギャグみたいな勢いで自害するし、スプライトはよくわからん理屈で人間になるし、後半は結構無茶苦茶。
やっぱりこのお話を150分で描き切るのは無理あるよ😅
ブチ切れアリシェムくんに捕まってしまったセルシは一体どうなってしまうのか?
そしてMCUはどういう方向へと進もうとしているのか?
謎だらけのまま次回へ続く。
※エターナルズたちは皆、神話の登場人物のモデルになっている。以下にそれをまとめてみました。
①セルシ→キルケー(Circe)
…ギリシア神話の魔女。変身魔法が得意。
②イカリス→イカロス(Icarus)
…ギリシア神話の登場人物。空を飛べる羽を発明。調子こいてたら太陽に近づきすぎて死んだ。
③キンゴ→キングー(Kingu)
…バビロニア神話の神。マルドゥクに敗れてぶっ殺される。その血から人類が創造された。
④スプライト→スプライト(sprite)
…妖精ちゃん。
⑤ファストス→ヘパイストス(Hephaestus)
…ギリシア神話の神様。オリュンポス十二神の一柱。炎と鍛治の神。
⑥マッカリ→マーキュリー(Mercury)
…ローマ神話の神様。ディー・コンセンテスの一柱。商業の神。後に神々の伝令であるギリシア神話の神ヘルメスと同化。
⑦ドルイグ→ドルイド(Druid)
…ケルト人社会における祭司。オークの木を神聖視していたらしい。
⑧ギルガメッシュ→ギルガメッシュ(Gilgamesh)
…古代メソポタミアの伝説の王。ギルガメッシュ叙事詩は人類最古の物語とされる(B.C.3000年くらいにはもうあった?)。
⑨エイジャック→アイアース(Ajax)
…ギリシア神話の英雄。アキレウスに次ぐ強さだったとか。
⑩セナ→アテナ(Athena)
…ギリシア神話の女神。オリュンポス十二神の一柱。戦女神。ナルシスト。
アナザー
アンベンジャーズという感じ。ナタリーポートマンだけじゃなくアンジェリーナジョリーまでマーヴェル作品に出演するとは。最後3人どうなったの?彼氏は何者?続くのかよ。という感じ。こんなに風呂敷広げて大丈夫?
なんだかなー
他の方もレビューされてるように詰め込み過ぎて、彼らの感情の移り具合についていけない。
いきなりこの作品で仲間別れしたり、次回作もあるはずなのに仲間が死んでいったり、、仲間割れや仲間が死ぬ話は次回作か3作目で良いやん。
まずは、エターナルズのかっこよさや今までのヒーローとは違う神の領域達の考え方を伝えるだけで、凄いなー今までと、違って神秘的だなー、、スケールでかーっ!で、終わって、エンドロールの中で不協和音の兆しとかがチラリと出て次回をお楽しみにーー!という流れであって欲しかった。
何千年も生きてる仲間同士での恋愛とか要らんわ。そんな感情の持ち合いは要らん要らん。
終いには自分達の創造主を倒そうとか意味がわからない。
事前にYouTubeで勉強していたけど、その中で出てくる神達の姿は殆ど出てこないし、、
1作目はスムーズに流して欲しかったなぁ
宇宙規模の内輪揉め。作品の魅力が一歩足りないとも思えるが……
劇場公開時はタイミングが合わず館へ足を運ばなかったが、
ディズニープラスにて視聴開始したので早速鑑賞。
映像は美しい。
自然光の中に映る古代文明での一幕は、太古の神々を想起させる。
エターナルズの面々は、どいつもこいつも人間臭い。
作中に作られた存在と言っていたが、異常なまでに個性が強いし、自身の感情に強く支配されている。
そこが神の如き力を持つ彼らを、徹底的な人間ドラマに落とし込んでいる。
良作ではある。
各所の要点はストーリー上、一応説明されるため大きな矛盾はない。
特に戦闘要員と補助要員がいる理由が、「知的生命体の繁栄と進化を促す為」と言うのも面白い。
悪や暴力と戦うだけではなく、大事なのは生物の繁栄なのが魅力だ。
また、インフィニティーウォーのサノスの選択(生命の半数化)が、結果的にとは言え間違っていなかったようにも感じられるのも面白い。(セレスティアルズへの反逆?)
しかし……なぜか満足感は低い。
私の感覚が子供じみているからだろうか?
いや、そうではない。
私目線で、この作品にハマれなかった原因が大きく3つある。
1、時間感覚
2、ディヴィアンズ
3、突然のポリコレ要素
まず、1の時間感覚について。
エイジャックから受けついだ謎の玉によってアリシェムと交信したセンシ。
そこで間もなく終わる的な事を言われ、世界を救う為に各国に散らばった家族に会いに行くのだが……タイムリミットを明言されないせいで、悠長に仲間を集めているようにも見える。
「Day1」とか「残り何日」みたいに視覚化されていれば、崩壊に対する焦りや、逆に時間稼ぎをしている描写の説得力にもなったのに……。予告で「世界の終末まで、あと7日」とか出ていたのに、作中ではあまりそこにプッシュがなかった。
また、過去と現在の話を何度も行き来するため、今何の話の時間? と感じてしまう事もある。紀元前の話から現代へ。また1000年前の話……と、少し嚙み砕くのに時間が掛かる描き方だ。まぁ、それぞれのキャラの深堀をする為には必要だったのだろうけど……。
次に、2のディヴィアンズについて。
同じ親を持ち違うデザインによって作られた異形の使途。
繊維とオーロラのような色合いが美しさと凶暴性をしっかりと表していて、センスのよいクリーチャーデザイン。
しかし、今作ではエイジャックとギルガメッシュのパワーを吸い取り、知性・記憶・能力を手に入れるのだが……エイジャックを吸収した時点で、エターナルズと争う理由が消えるのではとも思った。
セレスティアルズによって作られた悲しい化物なのに、そこに知性が加わったにも関わらずドラマが生まれ無い。ただの悪役。倒される存在である。
命の価値を問うていた作品とは思えない乱暴な裁定だとも思う。
結局デザイン以外の魅力に欠け、今作のヴィランの役割を担うには至らず、セレスティアルズやイカリスに奪われてしまう。非常に残念だ。
最後にポリコレ要素について。
セレスティアルズが制作した知的生命体の繁栄を促す存在であるはずなのに、何故かマッカリは聴覚障害者なのだ。
そこに理由はあるのだろうか? そうであるならばミロのヴィーナスよろしく、それぞれが何か一つずつ失っているくらいの理由くらいないと必然性がない。
また、スプライトが子供のような外観である理由もない。繁栄の使途に子供のような外観が必要な理由もない。設計ミスか? 拗らせてるのだから、明らかに失敗だろ。
一応、ファストスのゲイ要素は何となく不死であるが故の指向とも言えるので、個人的には問題ないかと思う。どちらかと言えば、ファストスに広島原爆について「間違っていた」と言わせたのが凄い。アメリカ映画を越えてきたなと。
結局、神の使途なのに、ポリコレに準拠するような要素を入れている正当性を感じないのだ。
ホークアイのマヤのように、義足である強みを出したり、喋れない事でのコミュニケーション不全による擦れ違いなどがあれば、まだ良かったのに……。
あと、イカリスの泣顔懺悔からの太陽突入は、何とも言えない気持ちになった。もっと綺麗な落としどころを目指してくれよと。
……まぁ色々書きましたが、非常に良い空気感の映画ではあった。
良くも悪くも、10人以上の新規キャラを、それぞれ動かし、葛藤させ、人間として生かす。
そして、今後のMCUの銀河的展開への序章としては、それなりの高水準な映画だったかと思う。
次回のソーの映画にリンクするのかな? ギャラクタスまで見越しているのかな?
まだまだMCUの世界は広がりを見せる。
その規模を銀河の果てまで広げてくれるような作品だった。
マーベルからは逃げられない
マドンソクがパイ落とすシーンがハイライトです!
そんな事ないけど!
あのシーン10回以上撮り直したエピソードが
好きすぎてそんな感じです!笑
イカリス生きててほしい〜!
これからもマーベルから目が離せない!
やっぱりMARVEL…最高!!
LGBTがエターナルにも反映されていたのは今どきのご時世故か…
物語の背景を事難しく説明されていたが、彼等の存在はマトリックスにも繋がり、ジブリ作品の風の谷のナウシカに出てくる巨神兵をも思い起こす内容でしたネ…
エンディングの石壁に刻まれた絵も『蒼き衣の…』の姿と同じく…
もしかしたらジブリ作品へのオマージュかな…?!
広島に落された原爆や原爆ドームの場面は少しばかり引いたが、続編も楽しみ。
エンドクレジットとアベンジャーズの小出し情報目当てなら良し
◯良いところ
・戦闘シーンは申し分ない
・メソポタミアの邂逅シーンは良かった!
・アンジーの戦闘はストレンジ感あって良き
・ファストスはトニーの元祖みたいな
・1945年の広島のシーンは感動した
◯悪いところ(恣意)
・5000年生きてて感情優先
・見た目子供と中身が子供
・セナは覚醒するの遅すぎ
期待過ぎた感あったから少し肩透かしかな~
戦闘シーンはIMAXなのもあって良かったけど、ストーリーとかキャラ設定がちょっとがっかり🙄
詰め込みすぎ
とにかくキャラが多すぎて、感情移入できない
キャラの多さに起因して、キャラクターの生い立ちや、過去などの説明が不十分なので、思い入れがなくキャラが死んでも、「あ〜死んだのかどうでもいいけど」くらいにしか思わない。
ストーリーに関しては仲間割れするくだりがくだらなく、退屈だった。
あと多様性を意識しているのだろうが、ゲイの黒人や聴覚に障害があるヒーローを出す必要があったのか?と疑問に思う。
ストーリーに絡んでくるならまだしも、全くストーリーに関わりなく、ただ多様性という名の正義を押し付けられているようで、不快。
少なくともマーベル映画で私は観たくない。
マーベル映画で途中退室したくなったのは初めて(エンドクレジット観たかったのでしませんでしたが)
エンドゲーム後からmcuはパッとしない映画ばかりで今後が不安。ドラマも追うのは骨が折れるので、そろそろ離脱しようと思う。
MCU...?
MCUの作品で初めて見終えた後に「うぉおおお!MARVEL最高!」とならなかった。
もちろんさすがに天下のMARVEL、決してクソつまらないわけでは無いが。
ただ、なんかこう...うーん......この作品がMCUとして続いていくなら、MCUの今後に若干不安を覚えざるを得ない。
MARVELにとってはエンドゲームで1度ひと段落着いてしまった今、それは商売で言うなら閑散期の到来と言ったところなんだろう。
早く"新しい"アベンジャーズをアッセンブルさせなければ!と焦っているのか、あまりにも急ぎ足過ぎる。
シャン・チーもエターナルズも、1作目で今までのヒーロー単体作品の3本分くらいのシナリオを一気に詰め込んでしまっていて、新しいキャラクターの深い部分の描写を犠牲にしてしまっていると思う。
だから仲間や大切な人の死や裏切りがあっても、正直特に心を揺さぶられたりしない。
そしてそのせいか、MCUですよアピールというか、繋がってますよアピールがちょっとしつこく感じられてしまうのも残念。
"繋がっていく"MCUが面白かったのに、無理やりにでも"繋げる"MCUになってやしないか。
売れ残りの2軍ヒーロー達を時間をかけて丁寧に丁寧に描いて、10年かけて天下をとったMCU。
新しいキャラクター達も同じように丁寧に描いて欲しいな。
なんならエターナルズはエターナルズで数年、数作品かけてアッセンブルさせても良かったのでは?(笑)
いまいち
何か全く筋が通って無かった。
そもそも宇宙を作る所から説明を始めてしまうからでしょうけど。
何か本編で説明されていない設定があるのかも知れませんが、エターナルズに知性は必要だったのか?甚だ疑問です。
余計な事を考える力を与えるから、勝手に目的に反する事をしちゃうんでしょ。
だいたい、エターナルズがセレスティアルズに造られた存在で繁殖しないなら、冒頭のセックスシーンは何?
そんな機能を何で付けたの?意味がわかりません。
惑星にたくさん知的生命体がいるなら、星だけ作って繁殖力の強い生命体を移植すれば良いでしょう。
なぜ毎回アメーバから進化させるの?
エターナルズの能力もディビアンズの排除に全く使えない能力とかをなぜ与えたの?
等々、話の筋がおかしいのでその中でドラマが繰り広げられてもシラけるだけでした。
セレスティアルズは必要のない問題を自分で作ってるだけで、ちょっと考えればもっと簡単に目的を果たせますよね。
エターナルズという超合金の戦士たちがラブワゴンに乗って地球でながーい旅をする話に思えてきちゃいました😅
紀元前5000年?のメソポタミアの海岸で、原始人の少年がクロダイを捌いているシーンから始まリました。あれは絶対クロダイです。世界中の沿岸にいるし、普遍性があります。
そこへ、いかにもCGのハリガネ怪獣がものすごい速さで海から出てきて、少年のお父さんらしき人を飲み込みました。そこで、待機していた眼から赤いレーザービームを出す男が怪獣をやっつけました。お父さんが呑まれる前にやっつけられたろ!と早くも突っ込み。
その後、15分ほどで睡魔に襲われました。お茶をガブガブ飲んで、頑張りました。
セナは金色の戦士。アンジーは一番老け役。永遠に生きるとはいえ、神が創造した鋳物の戦士。経年劣化?で味方を攻撃してしまう。ギルガメッシュのマ・ドンソクが優しく包みこむ。アンジーとマ・ドンソクの共演のツーショットなんか想像したこともなかったよ~
主役のセルシ役はイギリスの中国系の俳優さん。イカルスは元彼の設定。今は学校の講師。人間の恋人(教授)がいる。講義内容は食物連鎖の頂点に立つ最強の捕食者について。大地震がおこって、特殊能力で生徒を守る。イカルスに恋する元男性の少女戦士スプライトとは三角関係?人類の発明をサポートしてきた黒人戦士ファストスは広島原爆にショックを受けて、エターナルズを辞めて、一般黒人男性と暮らすことになった。広島で黒人と言えば、連続試合出場世界一の「鉄人」衣笠祥雄でしょうよ!
インド映画でヒーローやっていた戦士キンタも途中から乗り込んできた。
なんだか、集合がかかると集まるエターナルズはそれぞれいろんなところで活動していた戦士がピンク色のラブワゴンに乗り込んで内輪揉めをしながら 旅をする物語に思えてきた。死んだり、辞めて人間として暮らすことになると、ワゴンから降りてさようならしなくてはならないみたいな。マ・ドンソク可哀想。エターナルズの死とはどういった【定義】なのかがよくわからない。本人が死ぬ~って言ったらそうなんでしょうけど。でも、マ・ドンソクはアンジーとツーショットできただけで満足そうだった。フォルテッシモffのおじさんに似て来ちゃったマ・ドンソク。🎵愛がすべーてさ 今こそ誓うよ~ 愛を込めて つーよく つーよく❗ ギルガメッシュ❗
セルシ役のお姉さんは下からあおるカットだと麻生久美子に似てるなぁとか、正面からだと内山理名に似てるなぁと思いながら、最後まで寝ないでみれた!でも、最後まで結論は出なかった。どちらとも微妙に違い、魅力が少ない。麻生久美子や内山理名の方がダントツ色っぽいよなぁ。まあ、スタイルは別として。
マグマに対抗して地表を冷していたんですかね?あれは。じゃ、フリーザーですね。ロンドンバスも赤い粉になっちゃったし、物質の性格を変える能力の戦士なんですね。怪獣を植物に変えたのはなんだか食品サンプル作っているみたいだなぁと思いました。ほら、粉からレタスになるみたいな。
あのサイコロの6みたいな目の神様。あんたが一番ダサかった。
エターナルズは原始仏教(密教)の十二天(毘沙門天など)がヒント? 監督はノマドランドで一躍有名になった中国系の人(クロエ)だし。日本の土偶も出てきた。無数のエターナルズは始皇帝の墓の粘土の兵士たちみたいだったし。
戦士同士の会話で出てくる企業や店の名前。みんな滑ってた。笑いのセンス全然ない。
12人には、あと二人と思ったら、最後に二人出てきた。続編のメンバーお披露目ですね。個人的にはアンジーはもうお疲れ様でしたでよいで~す。別の映画で見たいで~す。
最後まで寝ないで見た自分を自分で誉めてあげたくなる映画。大変よく頑張りました🌸
面白かった
手話が言語の子、マッカリが可愛くて良かった。動きも気持ちよくて、見ててすごく良かった。
ギルガメッシュもかっこよくて、セナは綺麗で強くてかっこよかった。
ファストスが技術屋って感じですごいよかった。組み立てていく様が見てて最高に気持ちいい。息子も可愛いし、彼がパートナーの元に帰れて、本当に良かった。
キンゴと、キンゴの付き人がめっちゃ良かった。二人の信頼関係がめちゃくちゃ良かった。
エイジャックが、アリシェムにずっと従って来たのに、出現を止めようとするのが良かった。
目からビーム出す、チームで一番強いらしいイカリスが、自分達のアリシェムへの忠誠心の為に、自分達が作られたものである事を飲み込んで、自分達を作ったものに従おうとする姿は、なにかを彷彿とさせた。
セルシが、彼を憎んだりするのでなく、最後まで愛したのが良かった。
この物語のテーマは、変化では?
って思った。
世の中が良い方向へ変化して欲しい。セルシのように、優しい眼差しを持っていて欲しい。
物語の力はすごい。
と、思った。
次回作も絶対に観たい。なんて安心して観れる映画なんだろう。と、思った。泣きそうだ。
スプライトのこと、
最初少年なのかと思って見てた。
だから、彼女が、少女だと途中で気付いて驚いた。
成長したい、恋がしたい、自分の人生を生きたい。と叫ぶ彼女に、
涙が出た。
思ってたよりも面白い
ヒーロー・ヒロイン総出演のエンドゲームがつまらなくて全く性に合わず、マーベル物はもう観ないと思っていたのに、やはりウズウズして観ることに。だったら、封切り直後でも良かったのに、ハハ。
なんとまあ壮大なストーリー。宇宙から派遣されて、最古の四大文明以前から人類とをずっと怪獣みたいなのから守ってくれていたのね、エターナルズは。でも、これは私の想定内。当然、正義の味方だよね、ま、そんな話でしょう、なにせ人類のために戦っていたアベンジャーズ亡き後だもの、アベンジャーズの代わりだものね。見守ってくれてありがとうさん。
ただ、アベンジャーズと違って出自は同じなのに、エターナルズそれぞれが使える能力が違う、しかも世界各地に散らばってしまったメンバーを探していく?んで、集結して再び出現した怪獣みたいなのそれぞれの能力を生かして戦うのね。これ、石ノ森章太郎のサイボーグ009じゃないか。んー、中には再集結を渋るメンバーもいるし、009を丸々参考にしてない?もしかしてパクリかなどと思いながら鑑賞。で、敵との戦いのシーン、よく出来てる。VFXプログラミングに金がかかっているわ。ただ、セレスティアルズの姿かたちはなんとかならなかったものかなぁ。ま、ストーリーは置いといて、見どころはその戦いの場面の映画なんだね、はいはい、と思わせといて・・・。
正義からエターナルズみんなで協力して、悪から地球を守る・進化する人間を暖かく見守るのだとばかり思ってたが、中盤以降で明かされる人類を守っていたその理由に口をあんぐり。はぁ?地球は卵?そんな理由で?ありゃあ、009とは全く違うストーリーだったわ。あと、第一話のはずなのにもう死んじゃうのも居るし。このあたりからが意外な展開。想像していたのと全く違うストーリーで面白かったな。
10人の新キャラを好きになれた!
見た目からファンタジー感強めな本作。しかも全員新キャラでかつ10人も描くなんて、正直大丈夫かなと心配していました。結果、私はとても楽しめました。
観賞後、好き…!ありがとう!と語彙力低下しながら大満足でエターナルズのボールペン買って帰りました。
いやーやっぱり掴みがいいですね。ドラマ部分に力を入れている印象で、作品全体のアクション量は少なめでしたが、最初にアクション入れてみんなで共闘してたらそりゃあテンション上がります。特にアンジェリーナジョリー扮するセナ。美しくて格好良くて、身のこなしと表情に魅入ってしまいました。さすがのアクションスター。その後精神面が不安定になっちゃうのも個人的にはツボでした。強い人が弱ってるのって良くないですか?
映像も凄い。広大な美しい風景がたくさん出てくるのですが、CGではなく、ほとんどロケしているらしいです。光と影の表現が美しかった。登場人物を影にしてシルエットを浮かび上がらせる演出が何度かあったのですが、どれも格好良く、印象的でした。
びっくりしたのは広島。人の愚かさ、過ちとして描かれていて、心苦しくなりながらも私は良いシーンだったと思います。
キャラクターが新規で10人も出てくるなんて不安でしかなかったですが、上手く描いていたと思います。みんな能力も性格も個性的でしたし、それぞれの関係性が素晴らしい。特にセナとギルガメッシュ。もうね、好き。
イカリスとセルシとスプライトも切なくてよかったですね。あと地味にキンゴがイカリスを信頼してるところとかも好きでしたね。マッカリも動きと表情がとってもキュートでちゃっかり盗んじゃうとこもお茶目でかわいい。
あとキンゴのマネージャーさんも人間代表のいい人で良かったですね。癒し枠。
今作はシリアス寄りになるのかなと感じていましたが、ちゃんとMCUらしいコミカルな会話もあって良かったです。特にギルガメッシュがスプライトの幻で赤ちゃんにされるところはニヤニヤしちゃいました。あとはファストスが設計した蒸気機関は早すぎる、みたいな会話シーンもお気に入り。設計してるシーンはトニーを思い出して勝手にグッときちゃいました。格好いいですよね、設計シーン。
目からビームはやっぱりギャグっぽくなっちゃいますね。作中ではイカリスが最強みたいにみんなから言われていましたが、あまり強そうに見えない…。
そしてその最強といわれるイカリスを、頭脳派だと思ってたファストスが地面に縫いとめる場面、格好良すぎませんでした?大好きなシーンです。
わかりづらかったところは、最後ティアマトが力を貸してくれたところ。セレスティアルも個々で意思を持っているってことですかね。あとはセルシが急にディヴィアンツを木にできた理由とか。セナのマード・ウィリーは治ったのか、とか。今後の展開で説明してくれるのかなあ。
それと今回亡くなったエターナルズは復活できないんですかね…作られた存在で記憶もストックがあるならできそうな気がしちゃいますが。
私は人間じゃない存在が心を持つ系の話が大好きなので、今作でも人間じゃない、作られた存在でありながら、とても人間らしい感情を持った彼らに感動しました。でもイカリスはあれだけ人間好きなセルシと一緒にいたのにアリシェムの意思には背けんかったのかな、っていうのが気になりましたね。セルシと一緒にいたら真実を話しちゃうから離れたとか、葛藤もあったのは伝わりましたけど。とは言え、結局はセレスティアルを生まないと宇宙、人類も滅びるわけですよね…どうしたらいいのか…この辺りの問題に対するイカリスの行動は『インフィニティ・ウォー』のサノスの信念に通ずるものを感じました。
エンドクレジットで今後に対するワクワク感が燃え上がりましたね。エロス…気になる!エロスとドワーフみたいな子は登場時のbgm的にもガーディアンズオブギャラクシーのメンバーと合いそうな雰囲気を感じました。というかサノスの弟?ですか?どういう立ち位置になるのか今後が楽しみすぎます!
ウィットマンも新しいヒーローみたいですね。ただの当て馬かと…笑
愛し、見護る者たち
キャップやアイアンマンはもう居ないアベンジャーズ。
もし、再び地球を未曾有の危機を襲ったら…?
“見護る者たち”が居た。
7000年前。捕食者の頂点、“ディヴィアンツ”が地球を襲った。
宇宙の絶対的存在である“セレスティアルズ”は“彼ら”を派遣。
長き闘いの末、遂にディヴィアンツを殲滅。各々、地球の暮らしに溶け込んでいた。
長い長い歳月が流れ、そして現在。
地球規模の巨大地震、殲滅したと思ったディヴィアンツの襲撃&復活…。
再び地球に危機が…。
アベンジャーズでは到底無理。
彼らでなければ。
宇宙の不死身の種族、エターナルズ!
今年公開のMCU3本の中でもダントツの大作。
それ故『アベンジャーズ』級のメガヒットと期待を!…ところが、MCU初の鈍い評価。ロッテントマトでこれまでどんなに低くても70%台だったのに、初めて50%を下回り…。
実際、見た人からも賛否両論。
なのでいつものMCUよりちと不安だったが、いやいや、やっぱり安定のMCU。フツーに面白かったよ。
(もはやお馴染み、別アカウントを作って知能指数の低いクソレビューを投稿し続けているアホ同一人物はどーでもいいとして)
確かにこれまでのMCUとは毛色が違う。
ヒーロー映画ではある。
その一方、神話のような世界観。
それならばソーだって同じ。
しかし、ソーが赤ちゃんレベルに思えるスケール。
7000年もの遥か太古から人類を守り、時に人類に知恵を授け導いてもきた。
“THEヒーロー”なアベンジャーズとは違う、“神々”に近い存在のエターナルズ。
その10人の戦士。
セルシ。物質を操る能力を持つ。現在は博物館で働き、デインという男性と交際。
イカリス。浮遊能力を持ち目からビームを放つ、戦闘時はリーダー的な存在になる最強戦士の一人。セルシとはかつて恋人同士。
スプライト。見た目は少女だが、幻影を見せ変身能力を持つ。現在はセルシと暮らしている。
キンゴ。指からエネルギー弾を放つ。現在は人気ボリウッドスターとして活躍。
ファストス。発明家。現在は息子と恋人と共に平穏に暮らしている。MCU最初の同性愛ヒーロー。
マッカリ。超高速の持ち主だが、聴覚障害の少女。MCU最初の聴覚障害ヒーロー。
ドルイグ。他人の心を操る能力を持つ。何処か陰のある性格で、現在はアマゾンで暮らしている。
ギルガメッシュ。パンチ一発でディヴィアンツをKOするほどの最強戦士。心優しき性格でもある。
セナ。宇宙エネルギーを武器に形成して闘う、最強戦士の一人。ギルガメッシュと組む事が多く、現在はある理由から彼と人里離れた荒野で暮らしている。
エイジャック。エターナルズのリーダー。治癒能力を持つ。現在も人類や仲間たちを見守ってきた…が、
『X-MEN』や『アベンジャーズ』同様、ヒーローが多く登場する作品は各々が個性や能力を発揮してこそが、醍醐味。
話題の一つのキャスティング。
中国系、イギリス人、パキスタン人、アメリカ人、黒人、アイルランド人、韓国人、メキシコ人…と、グローバルな人種が集った。
話的にはジェンマ・チャン演じるセルシが実質の主人公。女性メンバーは彼女を含め計5人、(見た目が)子供は2人。同性愛者に聴覚障害者。
今のハリウッドをあざとく反映した多様性と陰口叩く声が聞こえてきそうだが、個人的には改めて世界には多くの人たちが居ると思った。
同時に、もはや白人アメリカ男性だけじゃない。誰もがヒーローになれる時代。
これだけ多くヒーローが登場すると“推し”が出てくる。
特に日本なんかでは、アンジー!アンジー!!アンジー!!!だろう。(ポスターでもセンター取りだし)
私の推しは、マ・ドンソク!マ・ドンソク!!マ・ドンソク!!!
遂に我らアジアの兄貴にして漢、マ・ドンソクがハリウッド・デビュー! しかもMCU参戦というニュースを聞いた時からワクワクしていた。
役柄もぴったり。超タフでパワフルで、頼れる。愛する人をずっと支えるほど優しい。
ハリウッドに行ってもやっぱり兄貴は漢だぜ!
にしても、マ・ドンソクがあのアンジーと同じ画面に映って共演する日が来るとは…。何だか、チョウ・ユンファが『アンナと王様』でジョディ・フォスターと共演した時の事を思い出した。
話題その2。こちらが一番の話題であろう。
この異色のヒーロー作品のメガホンを撮ったのは、驚き!の抜擢。
『ノマドランド』で今年のアカデミー賞の覇者である、クロエ・ジャオ!
彼女のこれまでの作風は元より、スケールや予算だって180度…いや、全くの別世界。
これまでの作風は詩的なアート系。中国人でありながらアメリカ大西部への郷愁を感じさせるロードムービー。
そんな彼女が何故何故どうして、MCU大作を…?
実はMCU作品のファンだというジャオ。
全くの畑違いの監督を抜擢するのは、MCUでは珍しい事ではない。
驚くべきは、抜擢したのは『ノマドランド』の前の『ザ・ライダー』で注目された後だという。これもある意味、目利きだろう。
初ジャンルではあるが、セナとギルガメッシュが暮らす荒野は、ジャオの作品の舞台設定を彷彿。
また、エモーショナルな濃密なドラマやアクション面ではこれまでの作品で出来なかった事をたっぷり詰め込んだという。
キンゴが指から放つエネルギー弾。これ、大ファンを公言する我が日本の『幽遊白書』の浦飯幽助の“霊丸”を意識したという。アジア人初の女性オスカー監督が少女の頃、日本のコミックの大ファンだったなんて嬉しい限り…。
ネタバレになるのでちと控えるが、クライマックスに登場する超バカデカイ“手”と“顔”。何だかうっすら、『エヴァ』の世界観を感じた。
そのクライマックスや要所要所、たっぷりCGを駆使したディヴィアンツとの能力バトルは迫力満点。
だって彼らは不死身の戦士。闘いのスケールも比ではない。
作風はMCUの中でもシリアス寄り。しかし、ちょいちょいユーモアも挟む。アベンジャーズ雑談やライバル会社ネタにはウケた。
アクションの見せ場はあるし、ちょいちょいのユーモア。
が、その合間合間のドラマ。何分、2時間半の長尺。
長い、退屈、眠たくなった…の声、声、声。
確かにこれまでのMCUの快テンポよりかはスローテンポ。
でも、それが何処か神のような存在の彼らに合っていた気もするし、今回初めましての面々なのだから各々のドラマや描写はじっくり描いてくれて寧ろ有難い。
彼らは何者で、何処から来たのか。
その使命。何の為に闘うのか。我々人類との関係。
ディヴィアンツを殲滅し、解散。しかし本当は…。
再びディヴィアンツとの闘いに備え結集した時、自分たちの衝撃の事実を知る。
これもネタバレになるが、触れないと筆が進まないので、ネタバレチェックを付けるとして。
自分たちエターナルズとディヴィアンツはセレスティアルズによって“造られた”存在。
ディヴィアンツが星を襲い、エターナルズが闘う。その際放出したエネルギーで新たなセレスティアルズを生み出す。
終焉、誕生の繰り返し。
自分たちは“神”どころか何者でもない。良く言えば有能なロボットかクローン、悪く言えば使い棄てのただの道具に過ぎなかった…。
(見てたら、あれ、これってちょっと『まどマギ』っぽいぞと思った)
7000年も生きてる割りに根暗な恋愛関係や苦悩のドラマばかりとの辛辣な声も。
それでいいじゃないか。人類だっておそらく太古の昔からそう。
それに、事実を知った彼らを思えば尚更。
今感じているのは、何なのか…?
偽の感情なのか…?
そんな事は断じてない。
悲しみ。
憎しみ。
怒り。
ある者の裏切り…。
その反面、
喜び。
幸せ。
愛。
彼らとて我々人間と同じ。この感情は、本物。
だから闘う。
愛し、護る為に。
犠牲や悲劇の末、危機を回避したエターナルズ。
また彼らに平穏な時が…。
が、思わぬ“存在”が脅威に…!
新たな危機。
“リターン”も気になるが、それ以上に、恒例のエンディングのオマケ映像。
アノ人物の弟…!?
セルシの恋人の正体。その時の謎の声の主は何と…!
MCUワールドはまだまだ拡がっていく!
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