「壮大すぎて頭抱える」エターナルズ せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
壮大すぎて頭抱える
地球をずっと影ながら見守ってきたエターナルズという10人のメチャ強戦士達が迫り来る地球滅亡を止めるか止めないかで揉める話。
冒頭スターウォーズさながらのながれる文字で壮大な世界観の説明をされて「ちょっ、何の話?」と戸惑ったものの、中身を開ければちゃんとかっこよいヒーロー達にMCUお決まりの小ボケ小ネタが散りばめられていて2時間半が全く長く感じない。
それでも途中カタカナの名前が沢山出てきて非常に混乱する。マブリーとかマブリー以外の名前で呼ばれても誰かわからんのよ。あの顔に超神話っぽい名前紐づかないのよ(笑)分かりやすい
コスチュームもスマートで、アベンジャーズみたくコテコテしていない、でもソー並(あるいはそれ以上)の攻撃が連発されるので最高。私は結構好みでした。
メンバーも人種や年齢などなど本当に多様で、それぞれちゃんとキャラが立っている。メンバー10人ってそこら辺のアイドルグループだと多すぎて覚えられないけど、エターナルズ達は全然多く感じない。
それもやっぱり各キャラの役者さんのキャリアが透けて見えるような設定になっている演出が良かったなぁって。マブリーの使い方100点満点すぎるし、バリー・コーガンも安定のこういう感じでMCU参戦なのアツいし、『ゲーム・オブ・スローンズ』で有名なキット・ハリントンがただの一般ピーポー彼氏なわけないよねって。
そして、ギリギリまで揉めに揉めて半ば強制的に全員が力を分け与えることになるエターナルズなんだが、ここらへん分断が深まるばかりのアメリカだからこそだなって。それぞれの思想が違ったって強引にでも同じ方向に進んでくしかないんだよ!っていうふうに感じた(笑)
あとはもう最近世界が広がりすぎてエンドクレジット後の映像とか「はぁ??お前誰やねん💢それ何やねん💢」ってなる。前はワクワクしてたのになぁ(笑)本編でもあの壮大なやつ今後まだ戻ってくるのかと思うと本当に頭抱える。