「終末論的神話」エターナルズ TWDeraさんの映画レビュー(感想・評価)
終末論的神話
さてさて、いよいよ50のオジサンの想像力では理解しきれないレベルにインフレ化してきたMCU、今後の展開についていけるかやや自信を失っております(苦笑)。レビューも何を書いてよいのやら、、、
根底には「多様性(今回は新たに同性愛者や聴覚障害者がヒーローとなっている)」や気候変動を想像させる「壊れゆく地球」など、過去のMCU作品をさらに現代的にアップデートした意欲作であることは理解できます。
ただ、今回のヒーローは人類にとっていわゆる「神々」であり、エターナルズは「終末論的神話」です。まぁ、その中で神自体に人間味をもたせていることで、愛や嫉妬、信頼、友情、裏切りなどを語っており、人間とも「等身大」のヒーローに仕立てているのは解りますが、ごく一部の登場人物を除いて人類は結局、語られる神話や歴史のコマや背景でしかなく、正直今作を一度観ただけの率直な感想は「つまらなくはないけど、グッとくるものもない」のです。
これ以上はネタバレしないと語れなくなってきたので、取り敢えずは次の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(22年1月7日公開予定)』に期待をしつつ、Disney+で改めて観直すことで今後もついていけるように勉強しようと思います。。
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