ザ・ビートルズ Get Backのレビュー・感想・評価
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音と音とがひとつにまとまる奇跡の瞬間
60分程度にまとめられたというIMAXシアターで上映されたバージョンは観ていない。配信でたいへんな長丁場を地道に見進めただけなのだが、この尺が必要だったことがよくわかった気がした。正直この『Get Back』を観た後にマイケル・リンゼイ=ホッグが監督した『レット・イット・ビー』を見直しても、一体なにを伝えたかったのかがさっぱりわからない。もちろんいろんな大人の事情があったのだろうと推察はするのだが、なぜこれほどの宝の山を編集室の床に捨てていたのかとただただ驚く。天才たちが一同に会して、曲ができあがっていく様、一緒に演奏する喜びと、相反して溜まっていくフラストレーション。乱発しまくるちょっとしたカバー曲も含めて、パフォーマー側から音楽の魅力を紐解いてくれるような刺激と興奮に満ちている。とりあえずボビー・プレストンが参加した時のアレンジに魔法がかかって全員にスイッチが入った感じ、あれはフィクション、ドキュメンタリーを問わずバンド映画の傑作には欠かせない、音が何よりも饒舌に語ってくれる最高の名シーンだと思っています。あと悪意すら感じるくらい、リンゼイ=ホッグが薄っぺらい人物に見えてしまうことに笑った。
映画ではなくあくまでファンムービー
ものすごく観やすくしてくれてはいるのですが、この地点の「ビートルズ」の意味を概ね理解してそれに重きを置くことができてやっと楽しめる、一見さんにはとても楽しめない、ストーリーのない映像集。ゲットバックセッションの前後のストーリーがわからなければ何を観させられてるのかちんぷんかんぷんだと思います。
「アンソロジー3」を聴き込んだことのある人には『あの音だ!』と大興奮の場面が多数あり(私はこのラインです)、ブートレグに手を出していた猛者にとっては絶頂ものでしょう。
トゥイッケナムでのダルダルでジョージが脱退するほどギスりまくりには「やば・・・」となり、アップルのスタジオに移ってからのクリエイティブ集団と化した彼らには「っぱビートルズよ!」となり、ビリープレストンの笑顔には「めっちゃいい人だなあ」と癒され、最終目的となってしまったルーフトップに至る迷走には「こんなんなるんだなあ・・・」となんとも言えない感慨に浸ることができました。
個人的な絶頂シーンは、ポール「俺たちの曲シナジーあるじゃん!」ジョン「よせやい」みたいなやり取りと、ジョージがソロ作を出そうと思っているとジョンに話す場面。たまらん!
あとはジョンがアランクラインについてジョージに話す場面は、ほぼホラーです。
全編に登場人物のセリフとして、ブリティッシュジョークが溢れていますが、ほぼなんのことやらさっぱりです。でもいいんです。4人が生々しくそこに生きているだけで、7時間なんてあっという間です。
ピータージャクソンはこれ以上ない仕事をしてくれたと思います。でもこれを作品と呼ぶかはわかりません。人には勧めません。
タイムマシーンの様な動画だ
私が小6の時、父は ビートルズなんで不良だ
って言っていた その時は 髪の毛伸ばすやつは不良だと私も思った。でも、音楽室に飾ってあったモーツァルトもベートーヴェンもメンデルスゾーンもみんな長髪だと知って、BEATLESを聞き出した。聞きだしたら、止まらなかった。11歳の時、ヘイ・ジュード聞いてはいたが、フール・オン・ザ・ヒルを聞いてどハマりして、オブラディ・オブラダで覚醒した。だから、どちらかと言うとポール・マッカートニーが好きなのかもしれない。勿論、ジョン・レノンが忙殺された12月9日 日本時間 は一生忘れない位悲しいが。これから、ジョン・レノンの新曲が聞けるって思っていた。
ゲット・バックのお巡りさんヤラセだとずっと思っていましたら、お巡りさんは仕組まれたんですね。確かに、レット・イット・ビーではそれが分からなかった。
2022年9月1日に二回目の鑑賞。
『ジョージが戻らなければ、クラプトンを入れればいいさ』ジョン・レノンが酷いこと言うが、どんなバンドになっていたのだろう?
ビリー・プレストンのキーボードが加わってからI've Got a FeelingもDon't Let Me Downもガラッと変わる。
やっぱり、解散はヨーコさんの存在が影響しているのかなぁ。と言うより、ヨーコさん空気が読めていないと言う印象を持った。
ビリー・プレストンが加わってから、ジョージ・ハリスンが急にやる気を出したように見えるが、真相は?
ポール・マッカートニーとヨーコさんの不仲は良く語られるが、ジョージ・ハリスンとリンゴ・スターがヨーコさんを煙たがっているように見える。
ヨーコさんは日系アメリカ人でリンダ・マッカートニーはユダヤ系ロシア人の移民のアメリカ国籍。それは有名で、やっぱり、イギリス人は差別したでしょうね。
最後のルーフトップコンサートは解散を前提に仕組まれたコンサートだった気がします。ポール・マッカートニーがジョン・レノンの顔を見つめ、『やっぱり、お前、上手いな』って名残惜しそうにしているのが感動した。
ポール・マッカートニーは天才的な作曲者だと思いますが、ジョン・レノンとのセッション(?)がやっぱり、最高です。
僕はこのバンドを一生忘れない。もう、53年も経つのですね。
ルーフトップコンサート楽しみにしてたのに(;_;)
Get Back見るために あまり興味の無かったDisny+契約したのに、これはひどい。
てっきり、よけいなシーンを無くして フル演奏が見られるはずが、途中で 他の画面へ飛ぶは、余計なナレーションで演奏の邪魔をするは、途中で切るは、でオリジナルの 映画LET IT BE より酷い、
当初映画館で公開するつもりだったらしいが こんなんを上映したら、暴動起きるで。
残念。
編集がひどかった
映画レットイットビーから50年 今回の新作を非常に楽しみにしていたが今パート3まで見終わったが映像がきれいなのは当たり前として貴重な映像が多かったのもありがたいが
全編通して編集が酷いのにがっかりした
せっかくいい演奏が始まっても途中でカットしまくり
特に最後のパート3ではビートルズ最後の演奏ルーフトップコンサートが
フルで見られるということで非常に楽しみにしてたが
意味不明な3分割やらの分割場面がやたら多くてマジでイライラした
演奏の途中に特に挟む必要のないインタビューやらをやたら挟むし
せっかくの演奏が台無しになった
この演出は1970年の映画でもやってたが今回は演奏をフルでじっくり
楽しみたかったのに非常に残念だ
もっとひどかったのが最後の最後最終日のスタジオでの撮影で
演奏が始まった途端にレットイットビーや
ロングアンドワイディングロードでまさかのエンドクレジットが入るという謎演出!曲自体もまったくの細切れ編集でまともに聞けないという
なんなんだこの監督のピータージャクソンてのは?これが何年もかけて
作ってきた結果なのか?センスのなさに怒り心頭した
とにかくブルーレイ版が出るようなんでルーフトップと最終日の演奏を
フルでじっくり見れるようにしてもらいたい!
ゲットバックは彼らのことを歌ったものだった
ビートルズのマニア向けの映画。解散時の生々しいドキュメンタリー映画。ポールが、ベースギターを弾きながら、ゲットバックを即興で歌い出すシーンには感動。ボールはその時のバンドの状態を元に戻す(ゲットバック)期待を歌にしたのだと理解した。
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