シャン・チー テン・リングスの伝説のレビュー・感想・評価
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アベンジャーズ第2章
ブラック・ウィドゥに続いてのマーベルもの
中国に忖度してるのかわからんが、
全体的にアジア人中心の映画に途中から飽きてきた
今後のアベンジャーズにアジア人を加えるという考えなんでしょうね
それは良いとして、これまで観た映画からパクってきたと思われる要素がいくつか散見されたのは残念だった
テン・リングスの使い方によっては、ワンダーウーマンやサノス、ソーを思わせたり、魔物はハリーポッターかファンタビとか思わせ、おいおいそこまでパクるかという印象を感じてしまった
途中でウォン、エンディングでキャプテン・マーベル、ブルース・バナーが出たのはテンション上がったが、次回作は「テン・リングス(腕輪)」の解明に絡んだストーリーになるのでしょうね
アイアンマンの復活はもう無いと思うが、サノスの復活があったら面白い気がする
コミックスではサノスよりも強い奴が出てくるとのことだったが、どちらにしても楽しみにしておきたい
あと、何故彼女も一緒についてくるのだろう?これもスパイダーマン要素かな
トニーレオン尊い。
まず最初に、今作の欠点というべき、「登場人物の気持ちの揺れをそのまま表現しているために、後半の歌舞伎的展開の盛り上がりが薄い」という点を挙げる。
今作の主人公は便宜上シャンチーだけども、実際はトニーレオンのラブストーリー。
強いていうならば2時間で終わる、スターウォーズ&指輪物語である。
1000年以上生きるトニーレオン。
観ていると、まあ彼なら分かる。
と不思議な説得力に溢れている。
全編かっこいい。
アクションもキレがあり、懸念していた登場人物たちの描き方も丁寧だ。
しかし、最初に述べた通り、気持ちをそのまま描いているために、テンリングスを率いる権力の亡者であり最強の敵である父親が、終始、良いお父さんなのだ。
そのため、後半の扉を開けようとする彼の姿も愛故の脆さなだけで、殺すに値する極悪でもない。
結果テンリングスは息子と娘にそれぞれの意味で引き継がれる訳だが、トニーレオンの優しさは最後にまとめて持ってくる事で、映画としての感動もまた違ったものになるんじゃないかと歯がゆい。
ベンキングスレーがアイアンマン3より活躍していたり、FF7のバレットみたいなゴリラが改心して味方になったり色々と熱いシーンもあり、クライマックスのバトルも迫力満点。
お金のかかったグリーンディスティニーだと思えば納得する出来だとは思う。
トニースタークもキャプテンアメリカも居ない世界を担う世界が始まった。
それだけでも嬉しいし、これ劇場でやるなら、シネコンもブラックウィドウの時点で仲直りすりゃ良かったのに。
P.s. 実家を飛び出して僕もそろそろ6年になります。
(武術は出来ない)
観ていて、辛い部分もあったけど、最後は笑わせてくれてほっとした
今回は吹き替えで観てきましたが、とても満足しています。
親子で戦うというのは公開前から分かっていたのですが、過去シーンで仲の良い家族の姿を見ていると、ちょっと辛いというか。
主人公の母親が亡くなったのは最初、病気かと思っていたら、父親の過去のとばっちりでというので、ちょっと辛いなあと思ってしまいました。
力を手放した故に愛する妻を失った男の暴走、それを止める息子と娘、憎み合っているわけではないというのが救いのようにも感じられます。
好きな仕事をして友人と飲んで、遅くまでカラオケして、それが逃げの人生だと言われたら、返す言葉もないです、でも子供の時から過酷な人生なら仕方ないのではと思ってしまうところもあります。
妹にしても一人で成り上がって、兄貴より凄いと感心しました。
そして主人公の友人、彼女も人生迷っていたのか、二週間で成長したのか、とにかく、数日で皆人生が変わりすぎです。
そして気になるのは道化の人、最後まで生き残っていたけど何者なんだ、全てのシリーズを見ていないと分からないのか。
クレジットが終わってもお楽しみがあります。
久しぶりのアクションとギャグ、恋愛要素がないので、スカッとした終わり方で楽しめました。
個人的には合わなかった、というヤツ
いつもはMCUに興味ない友達が「2回目観たい!!」というので鑑賞しました。なんといってもアクションが最高かつキャラのノリとか全体的に親しみやすくて、ナルニアを彷彿とさせるファンタジーCGもキレイで大満足です!
で、ここからが個人的に「なんかなあ…」と思った点。
・今までのMCUより対象年齢がかなり下がった感、何故か物足りなさがある。
・例えばキャプテン・アメリカだと、もやし時代の彼が手榴弾(偽物)を仲間から庇ってヒーローとしての本質を見せた!のような感情的に揺さぶるシーンがシャンチーには描写がなかった。
・けっきょくシャンチーってどういうヒーローなんですか?「仇をやり遂げて妹を放置して親を殺そうと誓った人間」という印象が強くて、ヒーロー的な要素を思い出せない。色々と軽い。
・デスディーラーのような忠義の厚いヴィランのあまりに安っぽい死で総冷め。魔物がつよいよ!感を与えたかったんだろうけどもっとマシな展開あったでしょうよ……せめてシャンチーや部下を庇うとかさ…
・封印においてウェンウーのみが危険因子なのに、あの戦のプロな村人達がシャンチーだけに追わせるという展開がまずありえない。
・誰かの死の描写がコメディ調になるのはヒーロー映画として微妙ですよ。(同僚だから長年の付き合いがあるはずのレーザーフィストがデスディーラーの死に対するあのおちゃらけた反応、冷める…)
ここまで書くつもりなかったのですが色々と不満点がでてきますね、でも凄く満たされた気分で映画館出れたので楽しかったのは間違いないのですが!あんまり深く考えないほうが楽しめるのかも…
残念ながらハマれず
行かないつもりだったけど想像以上に評判良く、トニー・レオン目当てで鑑賞するも、ハマれず。
色々な要素がそれぞれそこそこに面白いんだけど…ちょっと待って。
そもそも両親から受け継いだ秘技と卓越した体技をもつヒーローの誕生の物語のはず。その特性をもっと活かしたストーリーにすべきではなかったか。クライマックスがどこかで見たようなオカルトとCGの怪物のファンタジーでは…。ウトウトしてたんで見落としたかもですが、彼の判断や行動でストーリーが大きく動いたとこありましたっけ?
いいとこも少しはありました。ポストクレジットの2シーンだけはエターナルズや今後の展開に繋がりそうな興味をひくものになっておりました。特に妹の下りは懐かしさも覚える裏切り的展開、オークワフィナがだんだん可愛く見えて来るのは筋が生きてたとこですかね。
というのが結論。
伝説の村では 竜に乗って怪物と戦ったりと おとぎ話的な感じになって...
伝説の村では
竜に乗って怪物と戦ったりと
おとぎ話的な感じになってましたが
全体的にはスリリングなアクションと
ふっと笑えるシーンの
バランスも良くて楽しめた
主人公とケイティ(オークワフィナ)は
恋愛感情なしの大親友なんだと思ってたら
最後はなんだかいい雰囲気
この先の2人も気になる
そして
妹が何か企んでそうで怖い
次回作は兄と妹の戦い?
マーベルっぽい様な違う様なでもやっぱりマーベル
主人公が中国系アメリカ人で、出演している人が大抵中国系の人だったりで一見すると中国映画かと思う人も多いはず。
そりゃあ主人公が東洋系のキャラクターだからね。
周りのキャラもそっちで固めるよね。
とは言えこんなドマイナーなキャラを良くも主役にして映画にしようと思ったものだよ。
基になったのが70年代のアメリカでのカンフーブームにあやかったコミックでほぼ忘れ去られたに近いキャラだったのだけど、近年復活したそうです。
この人も一応アベンジャーズに所属してるけど、レギュラーと言うよりサブポジなんです。
ネタバレを書くなら今回友達で登場した娘はたぶん2代目ホークアイポジと成る様な気もする。
この人の名前がコミックを知っている人ならピーンとくると思われるので。
もう一つコミックからのネタで言えば今回の悪の組織は何となく忍者集団ハンドっぽい組織ですね。
赤ちゃんの時はかわいいのに
予告があまり面白そうでなかったんで躊躇してたけど観に行って良かった。冒険大活劇。面白かったー。
アクション満載、中でも序盤ののちに結ばれる父と母、中盤の伯母と甥の、優雅に舞うような殺陣の対決に痺れた。
大きなスクリーンで観たかったので日本語版で鑑賞したら残念。トニーレオンの声が酷かった。どうせなら中国語のパートも吹き替えにすればよかったのに。あまりにも声のイメージが違った。
あんなにかわいい赤ちゃん、少年時代までは精悍な顔立ちだったのに。トニーレオンと親子には見えないおっさん顔。お母さんには似ていない。
主役張る顔ではない。主人公は顔の良し悪しじゃなく華があってほしい。
トニーレオン、ミシェルヨーは流石映画スターとしての華があります。
サンフランシスコのチャイナタウンは何があってもおかしくないね。
全然期待してなかったけど、続きが楽しみ。
ちゃんとしたマーベル⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
いやいや、これはちゃんとしたマーベルです。これを見逃すとシリーズに追いつけなくなります。先入観抜きにマーベルワールドにどっぷり浸かりましょう。新しい発見と今後の展開に胸が膨らむでしょう。シャンチーの続編も多いに楽しみだけど、キャプテンマーベル、ハルク、アボミネーション、『ドクター・ストレンジ』のウォンなどと、エンドゲーム後、どの様に関わっていくのか考えるととても愉快な気持ちになります。そして、新生アベンジャーズ
にも?まさに、“Welcome to the circus”ですね。
シャンチーの妹シャーリンは悪の道に進むのかも気になりますね。過去作アイアンマンで、悪のテンリングスがどのように描かれていたかもう一度見てみましょう。
イーグルス 『ホテル・カリフォルニア』(リリース1977年)が最高。この年代のマーベルファンが多いのでしょうか?大変嬉しいですね😃。
お父さん良い人だったんだと思うが、、
全般特に問題も無く面白いとは思うのですが、唯一???となったのが、主人公と父親の関係。
あまり深掘りして描けていないせいもありますが、主人公や妹がそこまで父親を憎む理由が弱いかなと思いました。よくよく考えれば、父親の行動の所為で恨みを買ってしまい、その結果母親が殺されるので恨むのも分かるのですが、とは言え直接手を下したのは暴漢な訳だし、、、それプラス鑑賞中は展開が早い所為もあり、父親がそこまでの悪人に見えなかった。途中「俺が父さんを殺す」みたいなセリフありましたが、正直言って殺さなきゃダメなのか?と思ってしまった。まぁ、結果殺してないんですが、、、。
父親が悪の親玉みたいな予告の煽り方もちょっと違うかなと思いましたね。
でも総じて面白い映画ではあるし、これからシャン・チーがMCUでどんな役回りになっていくのか、テンリングスってそもそも何なのとか興味は尽きないので、ファンは見ておかなきゃって感じですね。
アジア版ブラックパンサー
テンポがかなり早くサクサク物語は進んでいった。
お決まりの村社会のストーリー軸で進む母親サイドの物語、
触れ込み通り「テンリングス」を組織している父親サイドの物語、
キルビルを彷彿とさせる妹サイドの物語、
そしてPRESENT DAY、主人公ショーン。
それぞれの家庭の事情をうまくミックスして流石のマーベル・ディズニークオリティでした。
少々レビューがよくないものもあったかなという先入観があったのですが、
当たり前に楽しめました。
ター・ロー村の空想の生き物たちはさすが中国由来だけあって、
麒麟や龍など面白い。
そして最初誰かわからなかったが、マンダリンも割と中心的に出てきて(テンリングスなんだからそりゃそうだ)
ウォンもabominationもみんなチラチラ出てきて、マーベルユニバースの調和は取れています。お見事。
なんで水中から龍が出てきたのか理由は分からないが、覚醒シーンだったので、
あまり詳しくは触れないでおこう。かっこよかった。
テンリングスの戦い方もかっこいいと思う。
思い返すと、ブラックウィドウを観ていないので、マーベル映画は、新作としては
ファーフロームホーム以来かもしれない。*途中コロナ期でリピート上映のGOG1を見た
やっぱり面白いよ、マーベル。
「狙わなきゃ当たらない」
「自分の特技があるのに活かそうとしていない」
何気ないシーンだけど、私はこのセリフが今の自分とリンクして、
非常に刺さった。映画はこうでなきゃ、と思う。
何か残念
【吹き替え版の感想です】
何もかもがつまらない訳では無いけれど
良く言えばマーベルのヒーロー物らしいなと
けど
個人的には、あのCGバリバリのアクションって“普通の人じゃ無い”前提があるから楽しめるのよね
超能力者とか放射能の影響とかハイテクスーツ着てるとかetc
でも、本作の主人公は(最後にちょっと不可思議な輪を使うけど)あくまで一般人
一応暗殺術を仕込まれた設定はあるけどただの人間である事には変わりなし
なのにコレかぁと
逆にカンフー映画として考えてもCG多過ぎて邪魔
生身アクションを引き立てる程度ならまだしもCGで戦われちゃうと萎えちゃう
何度「ジャッキー・チェンなら普通にやってるな」と思ったことか
それと
主人公とその彼女にも疑問
結局ヒーロー物って主人公のキャラクター次第だと思うんだけど残念なくらい魅力ない
全くカリスマを感じ無い
脚本(登場人物のキャラ付け)が悪いのかな?
豪傑でもなし愛嬌もないし生真面目とかでも無いし
何かと中途半端な印象
アクションじゃなくてドラマだったら素直に見れそうな人達なんだけど
ストーリーもなんか薄いしラスボスもあっさり倒すし
何も考えずに4Dとかで見るには良いかも?
ヒップホップに合わせたカンフーも受け入れる努力!アメリカ映画になるしかなかったんだ!とも言いきれない!Byぺこぱ
古き良きカンフー映画が大好きだけど、もう自分の好きな香港のカンフー映画は作れなくなってしまったのかなと、最近思い始め、いよいよ諦めの境地だ。カンフーに限らず香港映画は瀕死の状態だと思う。
ジャッキー・チェンのプロジェクトVは中国がアメリカにマウントを取るところがぷんぷん臭う映画だった。
シャン・チーは中国にマウントを取ることはしていないけど、カンフー映画をウケるコンテンツとして取り込んだアメリカ視点のカンフー映画だ。
ちょっと口悪く言えば香港のカンプー映画がアメリカにレイプされたみたいな。
けれど、何をやらせてもトニー・レオンはやりきる人だ。
ウォン・カーウァイにあれだけしごかれてるんだからこんなものは屁でもない。
元気なお姿が観られて何よりだ。
このお元気で何よりという感想はプロジェクトVで久しぶりにジャッキー・チェンを観た時と全く同じだ。
シャン・チーは15分に1回は突っ込みたくなり笑ってた。
いやいやお母さんには似てないやろ。お父さんにも似てないやろ。誰の子や!くりーむしちゅー上田の子か?
楽しい笑いではなく失笑という感じで。
これがアメリカなんだなあと。
もう車を踏んずけて無駄に壊しまくるのはやめて欲しい。
足場での戦いはコレ前にTheファブル2でみたぞ!
岡田准一が足場で同じようなことしてたぞ。もっとおもろかったぞと。
父子対決はゴジラVSメカゴジラだ。どっちが勝とうがどうでも良い。
敵同士が急に休戦して協力し合う姿を見て、そうか。敵は新型コロナウィルスか!
とさえ思った。国同士が戦ってる場合では無いのだ。
この映画から学んだのはそこかな。
でもさ、めっちゃ龍見れたよね。
龍とそばかすの姫では野獣しか見れず龍見たかったよ!
龍出てきたよ!ちょっとテンションがあがった。
それと、エンドロールの後に続きがあるから席を立つなとのテロップが出ていたのに帰る人もいるもんなんだな。
1回目の水のエンドロールは綺麗だったな。一気に現代のアメリカに戻ってくるような曲で。
2回目のエンドロールの後にもちゃんと妹が出てきたし、次回作への布石が。
なんだかんだツッコミつっ次回作も観てしまう気がする。
案外、ヒップホップに合わせて蹴りを入れたりするのは面白かったからな。
席を経つ頃には、なんか思ってるカンフー映画じゃないんだけど、もうカンフー映画が生き残れるならこれでもいいやと受け入れて行けそうな自分も見えてきた。
個人的には駐車場係のハスキーな声のお姉ちゃんとシェイクスピア俳優はなかなか良かったしね。
面白かったけどマーベルっぽくない
マーベル初の主演のアジアンヒーロー✨
ワイヤーアクションとCGがうまく融合されてて映像はすごくよかった!
アイアンマン3やドクターストレンジとうまく絡んでてエターナルに繋がって行くのかなー?とワクワクしました。
けど、個人的にマーベル映画というよりディズニー映画感が強い気が。ラーヤと竜の王国やムーランの世界観だなーと。
敵は誰?何?
サブタイトルの最強ゆえに戦いを禁じた...とあるが最強とは思えない。
以降の作品でヒーローアイテムのテンリングスの謎が解明されて行くようなエンドロールで終わるが、説明がほとんど無いマストアイテムが玩具に観えた。
出演者のほとんどが中国人なのは物語上仕方がないが、主人公をはじめ取り巻きが不細工ばかりで萎えた。
特にシャンチー役は近所のおっさんにしかどうやっても観えず、ヒーローとしての認識を頭が拒んだ。
ヒロイン ≒ 椿鬼奴
妹 ≒ 片桐はいり
も頭がそう認識してしまい終始萎えた。
後半のファンタジー&妖怪の登場で加速的に萎えた。
往年の名作ファルコかと錯覚するドラゴンが後半戦の主役となるほど目立つも、シャンチーとの意思疎通一切無しで共闘とかワケワカメ。
っていうか、悪役が父ちゃんから妖怪?悪魔?にいつの間にやらすり替わって一体何と戦い、何が目的なのかストーリーがぶっ飛んだw
間違いなく駄作ですね。
気楽に楽しめる娯楽映画
ちょっとした怪我のシーン、出血シーンはあるけれど、残酷な人体破壊、グロいシーンもラブシーンもなし。
スーパーヒーローの常軌を逸したCGのスタントシーンもあればワイヤーアクションの武術映画の雰囲気も楽しめる。
ストーリーはものすごく簡単。親子の対決のみ。
でもアクションシーンはめまぐるしさが控えめでクライマックスシーンを除けばとてもみやすい。
トニーレオンもミシェル・ヨーもなんだかとても懐かしい感じ。
欠点は主人公もその妹も美男でも美女でもないところなのかな。
特に妹は片桐はいりさんにしか見えない。一度片桐さんだ、と思ってしまったら最後まではいりさんにしか見えない。片桐はいりさんおそるべし。
アクションは過去一
カンフー系の映画とMARVELの融合は、少し不安要素があったが、冒頭の5分くらいで払拭された。
父親役のトニーレオンは、レッドクリフの時から知っていたので、演技力はさすがだと思う。
序盤の現実世界で繰り広げられる戦いから、後半はブラックパンサーのようなファンタジー感満載の世界観に前傾姿勢で見ているのを忘れたくらいだ。
ポストクレジットで過去のMARVEL作品のキャラが出てきた時は叫びそうになり、2021年の中の映画では、トップレベルで楽しめたと思う。
結局、実験されていたのは誰?
実はMCUファンなのではという話。
フェーズ3終了から空白期間が長く(ドラマは除く)、しかも直前は実質スピンオフ的な立ち位置の「ブラックウィドウ」(こちらは面白かったけどね。)ということもあり、エンドゲーム~FFH後の禁断症状も収まり、昨今は大分冷静さを取り戻してきたところ。
今作は上記経緯かつ新キャラ(=まだ思い入れがないキャラ)のオリジンということで冷めた目で見ることができました。
つまり、MCU作品という色眼鏡を半ば外した状態で観た感想を一言でいうと「駄作」、残念。
初見時は、直近の「ブラックウィドウ」やら「DCザ・スースク」など良作、傑作の流れで比較したのがまずかったのかとか思った。
で、結局3回見たけど、回を重ねるごとに加速度的に面白さが目減りしていったので、確信を持って(+血の涙を流しながら)駄作だと言い切れる。間違いなく、後年忘れ去られる映画。公開時の一時のみ消費され消えていくタイプのやつではないでしょうか。
理由を挙げるとキリがないのですが、この映画は「カンフーなどの中国風の格闘技」「魔法ファンタジー」「移民」「若者の葛藤」「最強のテロ集団」「父子の葛藤」「魔物」「中国っぽい音楽(とHotel California)」などの、それっぽい要素だけを次々に提示するだけ。
延々と点と点だけを打ち続け、線で結んでくれない感じです。(仮に結んだとしても、薬物中毒者がえがくようなグニャグニャの線になることでしょう。)
伏線も葛藤も謎もほとんどが未回収のまま有耶無耶にして、突如として現れた「異世界の怪獣」を退治することで物語を閉じるという荒業。(ここはスースクと同じですね、ただし作品の出来は雲泥の差があります。)
力技でラスト捲っていく名作なんて古今東西に山ほどありますし、それを持って駄作とは申し上げません。
でもこの映画は前半バスのシーンで早くもピークを迎え、マカオぐらいまでは良い感じのシーンもあるのですが、以降は息切れにより大失速して、ラストは完全に死に体です。
なので、荒業が繰り広げられるといっても「死後硬直」みたいな現象なので全然こちら側は持ってかれません。
観ている間中、
「父率いるテンリングスが極悪テロ集団であることを説明するのに『昼間の野原での合戦』の場面をメインにチョイスしたのはなぜですか?父と母の出会いの戦闘シーンはワイヤアクション+スローモーション駆使という使い古されたアクションでしか描きようがなかったのですか?母が死んだ件についてセリフで言ったり、回想で見せたりと別々にこする意味があるのですか?ネックレスが奪われるシーンをサンフランシスコとマカオで2回も観客に見せる必要があるのですか?ケイティがついてくる理由はなんですか?回想で主人公の子役が何人もでてきてそれぞれの顔がバラバラですがアジア系の顔の見分けがつかないのですか?魔界ファンタジー要素を入れることに抵抗はなかったのですか?気功と亀仙流をごっちゃにしてませんか?過去の主人公が受けた暗殺任務の件について嘘を言わせたり、真相をセリフ処理にしたのはなぜですか?ケイティが弓で貢献するまでの描写は直前の的当て練習だけで十分だと思いますか?そもそも回想シーンはあんなに必要でしたか?あの死んだふりは緊迫した場面をぶった切ってまで入れるようなギャグでしたか?父との葛藤の着地があれで満足ですか?テンリングスの性能についてルール説明なく魔物を倒しても観客が『何でもありだな』と呆れてしまうと思いませんでしたか?ていうか1作目で一般市民を助ける描写が皆無ですが、ヒーロー映画についてどうお考えですか?」
みたいな無数の雑念が終始つきまとって離れてくれないのです。
まとめると、一部のレビュアーが言うような「カンフー×MCU」だから悪いとは思いません。もともとMCUは色んなジャンルとヒーロー映画を掛け合わせ続けてきたので、今までのシリーズの流れからしてもアジア系カンフー使いヒーローをラインナップするのは至極当然でしょう。
では何がダメかって、「映画として面白くない」に尽きます。
ここがMCUにはあるまじき、かと。
アイアンマンで始まった当初は「ロバート・ダウニーJr.がヒーローって…」という冷笑ムードだったのに、フェーズ3までに最強のフランチャイズに成長したのは、間違いなく単体映画として面白いものを積み重ねていったからだと思います。
良いですか?アメコミヒーロー映画として、では無く、映画として面白いものを作ってきてたんですよ。(当然、すべからく面白かったとは言いませんが。)
やっと新世代ヒーローの番が回ってきたんだから、まずは単発作品として純粋に面白いものを作ってくださいよ。こんなクオリティで積み重ねてもアベンジャーズの劣化版にしかならないよって感じです。
ここで怒りのボルテージが上がってくると、過去作にも遡及的に矛先が向きます。
エンドゲームの東京の描写とか、ソーでの浅野の扱いとか、ストレンジのワンが白人とか、エンドゲームの東京の描写とか、エンドゲームの東京の描写とか。
今回のシャンチーも合わせてはっきりしたのが、MCU=ケビンファイギはアジア人が嫌い。もしくは差別している。はい。
というわけで、「ネットは大騒ぎだろうな~、酷評の嵐だろうな~」なんてワクワクしながら見てみると、これが意外にも絶賛一辺倒で非常に驚いた。
ここに危機感というか、MCUが作りあげた巨大ななにかを感じたし、シャンチー本編よりこっちのほうがある意味面白い。
エンドゲームまでで行き切った結果、多数のファンはさながら薬物中毒者と化している。
少なくない人が、OPロゴだけでエクスタシー感じてるんじゃないしょうか?
多分、ミッド/ポストクレジットをこそ観に行っているという倒錯的な楽しみ方をしているファンも一定かなりいるのでは?
「話はよくわからなかったけど、シャンチーの今後に期待大です!エンドクレジットでまさかの展開が!!もふもふ可愛かった~☆5つ」みたいな感想が少なくない現状ってどうなんでしょう。
いつのまにか、映画ファンとMCUファンの間には微妙かつ決定的な溝ができてしまっているのかなと感じました。
これって、耽溺できれば居心地は良いけど、乗れない人には異常に冷たい、ファン以外の外部の人は完全お断わりスタイルって感じ。
私自身、MCU好きを自称していたし、これからも全てウォッチし続けるけど、映画ファン側でありつづけたいなあ。
スターウォーズEP7~9がファンの要望に忖度しまくった結果、不幸な結末を迎えたのは記憶に新しいけど、MCUは大丈夫かしら。
そういえば、ディズニートップが先日、「シャンチーは興味深い実験だ(ロードショーと配信の件だけど)」って言ってたし、ファン心理を逆手にとって実験してんのかな、とか邪推。
「お話しがテキトーでも、MCUイントロ出して~こけおどしのアクション見せて~他作品からの『意外なキャラ』をジョイントさせて~ミッド/ポスクレのおまけで『まさかの登場』をさせときゃ喜ぶんだからよー(笑)」
「え、『謎』?『伏線』?そんなの、ずーっとあとで必要になった処理すりゃいいんだよ。単体の作品で成り立たせる必要なんてねーよ。ファンの奴らもさ、喜ぶんだよ。『考察』とかするのが好きなんだから。燃料投下し続けてやるんだよ(笑)」
みたいな内部の会話を想像しちゃいます。
というわけで、映画の出来よりもファンの姿勢が気になり、そちらのほうが遥かに興味深かかったというお話です。
あと、今までMCU観たことない人へ。
悪いことは言わないので素直に「アイアンマン」から始めるのがおすすめですよ。
マーベル版カンフー映画!
アクション、CG全てが最高!
カンフーのワイヤーアクションもしっかりしつつマーベルのCGを使ったド迫力のアクション!
ドクターストレンジ2に出演確定?
マーベル映画はエンドクレジット後のシーンが贅沢過ぎる。
どの角度から見ても主人公に魅力を感じない><;
auマンデー『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
*チョッと辛口〜チョいネタバレあり*
マーベル作品は、予告から毎回楽しみなんですが・・・
いやぁ〜主人公とヒロイン⁉︎のキャスティングに何でʕʘ‿ʘʔ
原作は、若き日のジェットリー風やのに・・・
お父さんトニーレオンやし、母さんも叔母さんも別嬪さんやのにね。
ストーリー的には、懐かしのカンフー映画風で分かりやすいのですが・・・・
終盤のネバーエンディングストーリーかよって映像描写に唖然@@!
シャン・チーとケイティが出て来ると漫才コンビみたいで・・・・
途中から五郎丸・横澤夏子・片桐はいりandベンガルさんが脳裏に浮かんでしまって、物語に入り込めずでしたww
偽マンダリンとウォンの登場で、アベンジャーズを匂わせてますが・・・・
どの角度から見てもシャン・チーに魅力が無さ過ぎなので・・・・
ドラマシリーズのファルコン&ウィンターソルジャーの方が、それからのアベンジャーズって感じで、断然面白かったです。
オマケシーンに登場の2人の見た目を見るとエンドゲームから1年くらい後の話かな!?
Disney+のシリーズ見てても、ドクターストレンジが、全ての鍵を握ってる感じですね!
@インスタアカウント → eigatama41 にも同じ投稿してますので、映画系のインスタされてる方は是非!宜しくお願いいます。
全109件中、41~60件目を表示