「前半は満点映画」シャン・チー テン・リングスの伝説 熱帯雨林さんの映画レビュー(感想・評価)
前半は満点映画
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新しいマーベルヒーローの登場。中国系ヒーローの活躍、特にサンフランシスコ、マカオの場面では楽しさを満喫。このまま、行くのか、マーベルにしては珍しい筋だけど行ってくれと願っていたら、村に入ってからが、やっぱりマーベル。そうだよねぇ、怪物みたいな敵が出てこないとマーベルコミックじゃないものなぁ。でも、前半の、人間相手のカンフー映画の方のが好み。村に入ってからは前半とは別の映画みたいだった。いかにもCG、SFXですみたいな狛犬もどきや龍、ドラゴンは要らない。それと、ドラゴンの喉元への恋人役からのトドメの矢命中はやりすぎ。弓矢の練習場面はカットできたはずなのにと思ってたら、まさかの村人を差し置いての、あんな不自然な恋人の活躍は誰へのサービスなんだろう。金持ちのスポンサーでもバックに居るかしらん。ヒーローの足を引っ張ってキャーキャー逃げ回る恋人役でも良かったのにねぇ。
うーん、繰り返しになるけれど、あの門から人間型悪の手先、サノスみたいなのが出てきていればなぁ。マーベルファンから叩かれそうだけど、ファンタジー要素カットであんなCG相手に戦ってなければ、久々の星五つ付けていたかもしれない。前半部分は満点だったのに惜しい。ところで、クレジットロール最後の妹の場面が不明。ありゃ何のために付け足されているのか?次作はまた妹が敵役になる?まさかねぇ。
後半部分では今ひとつ没入できず、妹はハイヒール・リンゴ、恋人は林真理子に似ているなぁ、他に日本人に置き換えはできるかと考えて半笑いでの鑑賞、それはそれで楽しめたので星は一つ分くらいおまけ。トニー・レオンは博多華丸?
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