「ジャイナ、ジャイナとうるチャイナ。で、(ヴァ)ジャイナって何じゃいな?ウソ、大げさ、紛らわしいと思ったらジャイナまで・・・」シャン・チー テン・リングスの伝説 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャイナ、ジャイナとうるチャイナ。で、(ヴァ)ジャイナって何じゃいな?ウソ、大げさ、紛らわしいと思ったらジャイナまで・・・
部屋のポスターとか気になりだしたらキリがない。作品名が読めたのは『カンフーハッスル』だけでしたが、そのチャウ・シンチー監督作品でも登場する変なオッサン、ユン・ワーがター・ロー村の村長だ。若干ベンガル似。しかし、このユン・ワーという俳優は只者じゃなくて、サモハン、ジャッキー・チェン、ユン・ピョウたちと同じく中国戯劇学院出身で七小福のメンバーにも選ばれてるし、ブルース・リーのスタントも数多くこなしているスタント王なのです。俳優としては悪役が多いけど・・・
さて、人種も多様化し、フェーズ4に入ったMCU。今作ではアジア系が主役を張ったり、トニー・レオンやミシェル・ヨーといった大御所まで登場させている。キャラクターはどうあれ、アジアに門戸を開いたことが新しい。ただ、「カンナム・スタイル」なんて台詞も飛び出したり、やはり中国、韓国、日本なんてみんな同じ顔という偏見も自嘲気味に描いていたように思う。尚、舞台がサンフランシスコというのもブルース・リーに対するリスペクトなのかもしれません(妄想)。
千年も生きているというウェンウー。不思議な腕輪によってアジアの覇権を握っていたが、魔術とカンフーの村ター・ローで一人の娘と恋に落ち、シャン・チーとシャーリンが生まれる。トニー・レオンのイメージって、個人的には恋愛モノに向いてると思っていたので、イン・リー(ファラ・チャン)との出会いからの戦い(『グリーン・デスティニー』とか『LOVERS』風)は妙にエロく感じてしまった。そして息子と娘は父の元を離れるが、やがてウェンウーの罠によって呼び戻される・・・といったストーリー。
アイアンマンシリーズにも「テン・リングス」が登場するが、その中でも『3』において登場したベン・キングズレー演ずるマンダリンが再び登場し笑わせてくれた。テロ組織との関連性についてもスッキリとまではいかないがわかってくる。
そしてクライマックスは圧巻の竜対竜。父ウェンウーが亡き母の声を頼りに洞窟の封印を解こうとしたため、怖ろしい事態となりました。父と息子の確執を経て、10個の腕輪はこうやってシャン・チーに受け継がれたわけですね。そんでもって「カメハメ波」。
MCU繋がりでいえば、シャーリンの地下格闘場で『インクレディブル・ハルク』に登場したヴィラン・アボミネーションと『ドクター・ストレンジ』等のウォンが戦ってるし、もちろんエンドロール後にもお楽しみ映像がある。
指パッチンがどうのこうのといったポスターもあったし、『インフィニティ・ウォー』以前の話かもしれないけど、エンドロール後のキャロルの髪がショートヘアじゃなかったり、エリックが右腕を痛めていたようだし、時系列的にはちょっと謎が残ります。
アジア代表女性といえばチャン・ツィイーだと思ってたのに、MCUには参加しないのかな?まぁ、シャン・チーと名前が似てるから紛らわしいか・・・
コメントどうもありがとうございます😊😭。純愛といえば、全くおっしやるとおりですねぇ。・・確かに。ただ山肌、突いて叩いて、キングギドラみたいの出さなくても?とも思います。ベン・キングスレーは不覚にもどこに出てるのか気づきませんでした。何しろ「ガンジー」と「シンドラー・・・」のイメージが強烈ですので。独り言です。長々とすいませんです。