「頭空っぽにして見る映画。映像は最高!物語は最低!全然「チカラ」封印してねーじゃん!深く辻褄を考えてはいけない。」シャン・チー テン・リングスの伝説 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)
頭空っぽにして見る映画。映像は最高!物語は最低!全然「チカラ」封印してねーじゃん!深く辻褄を考えてはいけない。
基本的に、展開が早すぎで、その場その場の映像を体感して、楽しむ映画。カップルにもおひとりさまにもオススメ。
カンフーアクション+スペクタクル。ちょっとファンタジー。
カーアクションから、高所アクション、なぜか、最後は巨大な竜とキングギドラみたいなものの激闘。
多分、今風のネットゲームとかのアクションの連合体。まあ、展開を追わなければ、それなりに楽しめるかなりの力作。当たりと言える。ただ話のスジを考えると混乱してしまう。
そもそも「悪の父親に反駁して、チカラを封印」って触れ込みだから、スーパーマンのクラーク・ケントみたいに、普段は相当なヘタレ、よく言うと「非暴力のお人好し」で、暴力にも簡単に屈してしまう人物像を望んでいたのだ。私は。耐え難きを耐え忍んで、やむをやむを得ず、我慢の限界でチカラの封印を解いて、怒り爆発💢・・・みたいなのを期待してた。
ところが、いきなり開始早々、バス内での尋常じゃないカンフーパワー炸裂!いきなり最凶の敵現れてるし。バスはすっ飛んで、分解しちまうし、「何やねんコレ!」ってツッコミの一つも入れたくなる。そもそも死んだ母親のポジショニングが秘教の村絡み意味不明。
でもこの作品瞬間瞬間の映像だけならなかなか良い。別にカンフーの所作は必要ないような気もするのですがねぇ。パワフルa &ダイナミック。+少しファンタジー。コレから見る方は「考えてはダメ」の大原則をお忘れなく!
ところで「ガンジー」「シンドラーのリスト」のベン・キングスレーみたいなクレジットがエンドロールであったのだけども何なのだろう?それとこの映画、エンドロールの途中と最後に映像出るから、トイレが呼んでいる人以外はイーグルスの歌が終わっても最後まで見届けた方が良い。
サンフランシスコだか、マカオへの展開の速さまではキャパ範囲内であるが、タロウだかターローだか秘境の村への物語の展開がチョットよくわからない。ついでに永遠の命の父親。どこまで既に死んだ妻に固執してんねん。父と息子の葛藤もよくわからないし、母親の面影探すんなら、何も息子と娘襲う必要ないだろ。っていうか、最後の父親の妄想の元である、岩の奥の母親の声って意味不明。何でキングギドラみたいのポンポン出てくるのだ?と、細かい筋を追ってしまうとキリがない迷作。そもそもテン・リングスのパワー有れば、テロリストみたいな位置付けに甘んじてないで、国を治めて領土拡張しろよ、1000年も生きていったい何歳の子供やねん・・・とボヤいたら、キリがない。
純愛といえば確かにおっしゃるとおりでございます。ただ山肌叩いて、突いて、キングギドラみたいの沢山出さなくても・・とは思います。独り言です。すいませんです。
トニー・レオンは千年生きてたけど、純愛を通してますからね~(裏では知らんけど)、女性ファンを魅了するかと思います。
ベン・キングズレーもその点では役者を貫いていたし・・・死んだふりも上手い!
今晩は
”何でキングギドラみたいのポンポン出てくるのだ?”
クスクス笑ってしまいました。だって、私が観ている時に脳内で激しく突っ込んだ箇所ですから。それまで、カンフー調で来ていたと思ったら、いきなりのバッコンバッコン、ギャースギャースの怪獣映画になっていったので。(このコメントネタバレですが、直ぐに消えますよね。)では、又。