「マーベルは中国マーケット獲得」シャン・チー テン・リングスの伝説 運だぜ!アートさんの映画レビュー(感想・評価)
マーベルは中国マーケット獲得
朝1番の会で鑑賞してきました。300人は入る劇場に100人ぐらいはいたと思います。雨の日、しかもコロナ禍の中では大入の方だと思います。マーベルがコロナに対して圧倒的な力を見せつけてくれることを期待していました。
しかしながら映画の全体的な出来はいまひとつだったような気がします。キャストがほとんどアジア系です。多様性を重んじる社会が到来していますので歓迎すべき出来事です。しかしながら違和感が拭えませんでした。マーベル作品の多くはほとんど白人系のヒーローが多かったせいか、アジア系のヒーローの登場に頭が混乱したのかもしれません。彼らの使う身体的な武器はカンフーです。当たり前かもしれませんが、ここが違和感の元凶になったのかもしれません。香港映画のアクションを、そのまま横滑りさせて、『ネバーエンディング・ストーリー』『ロードオブザリング』を合わせたような作品になっています。物語の構成もかつて仲の良かった父と子が、仲違いして、再会して、戦って、再び絆を取り戻すと言う単純なものです。もちろんそこには母の死の真相とか妹との関係などもありますが、大まかに言えば家族再生の物語となっています。ただ私の好きなオークワ・フィナさんが出ていました彼女は良い。彼女にはとても親近感を覚えます。
そしてマーベル、ディズニーは完全に中国マーケットを狙いに行っていると確信しました。
日本にはもはや興味ないでしょう。
『運だぜ!アート』のluckygenderでした
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