クルエラのレビュー・感想・評価
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いろんな意味でグレーゾーンを突き進む音楽劇
1960~70年代のロンドンを舞台に、『101匹わんちゃん』のクルエラの前半生を描く。まあディズニーの一連の企画モノのひとつなのだが、監督が『アイ、トーニャ』のクレイグ・ガレスピーということもあって、音楽に音楽をつなぐことでクルエラの生き様を浮かび上がらせる語り口が実にエキサイティング。『グッドフェローズ』調という人もいるが、ガレスピーが手掛けると、本来なら共感しづらい人物へのシンパシーが通底にあって、作品の温かみにつながっている。
そしてエマ・ストーン演じるクルエラが、とにかく痛快なのがいい。不幸な生い立ちの少女は、もちろん悪の道に足を踏み入れて行く。それを「こんな理由があったからしょうがないんです」と言い訳するような面は確かにあるのだが、クルエラ自身が善を目指しているわけでもないので、そこはほどよくピカレスクロマンであり、倫理観より自分の欲に忠実な姿には爽快さが漂う。
正直、散漫になったり、もっと掘り下げてほしかったりする箇所はある。そもそも問題になって当然の「犬の皮を剥いでコートにする」という設定をどう扱ったかについては、ヌルいという意見もあるとは思う。しかし、本作のクルエラはそんなことは承知の上で悪を演じていると名言しているわけで、もはや『101匹』とは別の新クルエラの誕生を祝いたいです。
パーフェクト
全体的にオシャレすぎて、たまに見たくなる。
だってあのリバティだもんな、憧れる。
エマストーンの悲しみから憎しみに変わる表情、音楽たちやクルエラの演出・衣装、毎度見るたびに感激する。
続編やるかな?101と被るかな?
大好きな映画の一つです。
クルエラ様!!
間違いなくココ最近観た映画の中で1番好きです!
何よりど素人から観ても、見入ってしまうクルエラのデザインしたドレスたち。
終盤のダルメシアンのドレス?コート?が可愛すぎました。
このクルエラから、原作のクルエラまで何があったんだろう?と疑問も生まれましたが。
本質的に悪の心を持っていたにせよ、生い立ちでここまで考え方、行動が変わってしまうのかなと、考えさせられました。もし、母が生きていて、真っ当な人生を歩んでいたら、どんな娘に育っていたんだろうと想像も出来て楽しかったです。
絶対真似できませんが、クルエラの髪型ってかっこいいですよね。エマ・ストーンが演じているとより一層のかっこいいです。
ダークヒーロー
最近多いダークヒーロー系の映画。結局皆同じ人間であり、育ってきた環境やある一つの出来事で悪者にもなるし善人にもなれる。クルエラもお母さんが殺されたことを知ってしまったことで、悪者に進んでいった。
クルエラがもし何も知らずにいればどんな人生を歩んでいただろう。。
これは凄いですわ
エマ・ストーンの演技がとにかく光りに光っていた今作。
序盤を見ていると、単なる悲しい生い立ち展開で、ジョーカーのように暗い感じなのかと思っていたが、エステラの優しいけど大胆な性格に徐々に惹き込まれていき、コメディタッチで泥棒家業を進行させていくので、軽い気持ちで楽しく見られた。
ただ、エステラの心優しくひたむきに夢を追う性格が一転、エマ・トンプソン演じるファッションデザイナー社長が自分の母親の仇だと知るや否や、復讐者へと変貌していく様が、見ていてゾクゾクした。
勿論悲しい事で、元の性格も好きなのだが、何とも魅力的なヴィランに出来上がっていくのが見て取れて、まるで「スパイダーマン3」のトビーマグワイアの様な、純粋な悪とは別の悪者道を突き進んでいて、興奮を抑えきれなかった。
彼女のファッションデザイナーとしてのセンスは抜群で、それにプラスして泥棒としての抜け目なさが相まって、観客に見せる「ショー」と化していて、「グランドイリュージョン」のような痛快さすら感じられた。
そして彼女は、仇が自分の実の母親だと知り、手酷く仕返しをされ、再びどん底に落ちるのだが、それを味わった事で、母を失い、一人孤独に泣いていた彼女を救ってくれた、本当の「家族」の大切さを知る事が出来るという展開も見事だった。
からの、復讐として単なる「殺人」という選択肢を取らなかったのも、彼女の中のエステラが動いたように感じた。
それとなんと言ってもエマ・トンプソン演じるバロネスの、完璧なまでのヴィランっぷりが良かったなぁ。
誰がどう見ても嫌いになれるまでの悪っぷりがあったからこそ、クルエラは差程悪者に見えず、勧善懲悪が成り立っていたから痛快だった。
クルエラはとにかくカッコよく、それに可憐でエレガント、衣装一つ一つが、素人目から見ても美し過ぎて、衣装の展示会があれば見に行きたい程だ。
「101匹わんちゃん」の単なる意地悪オシャレおばさんを、ここまで実写化でアップグレード出来るのは、まさに見事としか言いようがない。
エマ・ストーンが美しいのは勿論、徐々に変わっていくが、元の人格までは変わらない複雑なエステラの姿を見事に演じきっていたのも、かなり素晴らしかった。
今年見た映画でもしかしたら1番インパクトがあって面白かったかも。
ディズニーの実写化はハズレ無しだなぁ。
何度も見返したい。
クルエラ大攻進
ディズニーヴィランと言うと、魔法の力を持った者が真っ先に思い浮かぶ。
が、魔法の力を持たない、つまり生身の人間のヴィランも。
中でも圧倒的&抜群のインパクト残すのが、『101匹わんちゃん』のクルエラ・ド・ヴィル。
有名な衣装デザイナーだが、毛皮マニア。ダルメシアンの子犬の毛皮で特性コートを作ろうと企む、私利私欲の為なら手段を選ばない非情な悪女。
実写映画化した『101』でもグレン・クローズが怪演し、強烈であった。
…となると、ハイ、作られました、誕生秘話を描いた実写プリクエル。
ホント、今のハリウッドの流行りよね~。
これでつまらない期待外れだったらアレだけど、ちゃんと色んな要素含んだ面白いエンタメ快作になっているから見事なのである。
半黒半白の髪の女の子、エステラ。
ファッションに興味を持ち、早くも才能を見せ始めていたが、学校で度々トラブルを起こす問題児…いや、危険児。母親とロンドンへ引っ越す事に。
途中、とある屋敷に立ち寄る。ここで悲劇が…。
屋敷で開かれていた華麗なファッションと豪華なパーティーにすっかり心を奪われたエステラ。
こっそり忍び込んだ彼女を、男爵夫人の凶暴なダルメシアンが追い掛けてきて、その勢い余ってぶつかり、男爵夫人と話していた母が崖から落ちてしまう…。
私のせいでママが死んだ…。
悲しみのまま、放心状態でロンドンへ。
食べるものも住む家も無い独りぼっちの所を、ジャスパーとホーレスと出会い…。
…と、ここまで序盤の序盤。
その後の展開を語るのに欠かせないんだけど(母から譲られたネックレス、男爵夫人の犬笛)、ちとタルかった。
何故なら、まだクルエラじゃないから。
もうちょっと続く。
10年が経ち、盗みなどの軽犯罪しながらも、家族のように支え合ってきた3人。
後にジャスパー曰く、「一番幸せだった」。
とある事がきっかけで夢見ていたファッション業界へ。カリスマ的デザイナー、バロネスの目に留まり、その下で働く事に。
が、この出会いがエステラの運命を大きく変える事に…。
バロネスがしているネックレスは母から譲られた筈のネックレス。バロネスが飼っているダルメシアン、思い出した犬笛、記憶…。
自分の過ちで母親が崖から落ちたのではなく、男爵夫人=バロネスが崖から母を突き落としたのだ。
ネックレスを取り戻し、バロネスに復讐。
優しきエステラがいよいよ…!
作品もここから面白くなってくる!
舞台は1970年代の英ロンドン。
劇中を彩るロック音楽の数々は、音楽に疎い自分だって聞いた事ある。
さながら、“奇抜ながらも斬新なファッション・ショー”。作品の目玉の一つ。
これら時代背景のムーブメントが世界観を盛り上げる。
スーパーパワハラ上司、バロネス。
多分と言うか、周りは皆、ビビり怖れ嫌っている。
昔からの自分の夢をここで開く為に、元々の才や培った才を出すエステラ。
何か本当に“○○を着た悪魔”。
…しか~し! 本作はキュート・ヒロインのサクセス・ストーリーじゃない。
言うなれば、やられたらやり返す!
ネックレスを取り戻すミッション立てたり、カーチェイス繰り広げたり、リベンジは過激に!
でも最たるは、長らく“エステラ”として生きていたが、バロネスのあるパーティーに自分の本性で飛び入り出席。
そう。あたしは、クルエラ!
オリジナルのアニメでファースト・インパクト。
グレン・クローズによる『101』でセカンド・インパクト。
あまり悪女のイメージやそれ所か演じた事の無いエマ・ストーン。
が、心配は無用だった。さすが同世代きっての演技派。この名ヴィランを見事、自分のモノにした。
優しきエステラとダークなクルエラの演じ分け。
本作のヴィランはエマ・トンプソン演じるバロネスで、こちらもさすがの存在感を見せるのだが、個人的にエマvsエマは、エマ・クルエラの方が断然だった。
絶好調エマ・ストーンにまた一つ、新たな魅力の作品と役が誕生。
この時はまだ“家族”のようであったジャスパーとホーレス。2人のキャラもいい。アニメや『101』ではクルエラにビビってた気がしてたけど、これからの苦労をお察しします…。
彼らの賢くてキュートなわんちゃんも頼れる家族。
バロネスの側近、マーク・ストロング。ナイスな役所!
バロネスからネックレスを取り戻し、ダルメシアンも盗んだクルエラ。
ファッション面でも、不調のバロネスに対し、クルエラの先鋭的なファッションは注目の的。
が、暴走する者は必ず躓く。
己の復讐心に燃え、心配するジャスパーとホーレスをこき使い、蔑ろに。“家族”の間に不和が…。
遂に抜かり無いバロネスに尻尾を掴まれる。絶体絶命…。
思わぬ事が起きて、窮地を脱出。
が、その直後知らされた、驚愕の真実…。さすがのクルエラでも動揺を隠せない…。
でも、それを受け止めるしかない。
産まれ持ったファッション・センス、他人とは違う自分…これらを武器に“産みの母”と戦う。
優しさは、“育ての母”に感謝して。
いつまでも嘆いてはいられない。
だって、あたしはクルエラ!
やられたらやり返す!
さあ、再びリベンジの開始だ!
リベンジも痛快。
ある人物への追悼文もクルエラらしい。
ジャスパーとホーレスのみならず、ダルメシアン、アニータ、あの歌、そしてクルエラ・ド・ヴィル(クルエラ・デ・ヴィル)の名称…アニメへ彷彿させるようなリンクネタにニヤリ。
続編製作も決まったとか。
そりゃそうでしょう。
まだまだ誕生秘話。
ここから私たちが知るクルエラにどうなっていくのか。
クルエラ大攻進は始まったばかり!
犬が酷い目に遭うかを知りたい人へのレビュー
犬は酷い目に遭いません。
安心して見てください。
映画自体は素晴らしいファッションと素晴らしい音楽、煌びやかな装飾。
画面は素晴らしいけど、内容はそこまで。
あの悪役にもこんな過去があったのなら、、、みたいな映画が好きじゃないので、内容的にはふーーーん。って感じでした。
悪役は悪だから良い。
でも映像は本当にお洒落。
あと動物がひどい目に遭わないのが本当に良い。
そういえばクレジットで飼い主のいない犬に温かい家を?迷子の犬だったかな?1匹でも多くの犬が幸せになるように?だったかも。
とにかくなんかそんな感じの犬が幸せになれ的なことが流れてた気がする。
気のせいかな?映画館で見たけど大分前だから忘れてしまった。
エマストーンがカッコいい
エマストーンが終始綺麗でカッコいい。
ヴィランとは誰なのかとか、そういうのを考えると色々複雑だったね。
何があって101匹わんちゃんに繋がるのかだけ気になるよねー。
クルエラが家族の絆を大事にしてくれて良かった。
執事がイケメン。
犬可愛い。
お座り最高。
途中のめちゃくちゃ安いCGだけめちゃくちゃ気になった。
きちんとした勧善懲悪。
ディズニーって感じ。
82/100
Born brilliant, born bad, little bit mad. 別ユニバースかな?
事前に名作アニメ「101匹のワンちゃん」を観て挑んだ本作。でもこれってアニメ版のクルエラほぼ関係ないですよね?クルエラが人気のヴィランって事自体も❔なのですが、ジャスパーとホーレスとの関係性を見ても、アニータが人種が変わってる所を見ても、アニメとは別の世界の物語と考えた方がしっくりきます。
まぁ、何はともあれクルエラ演じるエマ・ストーンが良い❗エマ・ストーンってチャーミングな顔立ちなのであまりヴィランは似合わないかと思ってましたが、クルエラはハマってましたね。色んなシーンでのドレス姿が逐一スタイリッシュ‼️最初のパーティーシーンでコートが燃えて中から真っ赤なドレス姿で現れるクルエラの演出は素晴らしいの一言です。カッコよ。
でも、本作のクルエラってあまりヴィランっぽくないんですよね。結局このお話も復讐劇でしたし、ダルメシアンの皮をはいで毛皮にしようなんて絶対やらなさそう。何だかんだでディズニーの主役っぽくソフトな悪人なのですが、エマ・ストーンの新たな代表作になるのは間違いないですよね✨
パンクファッションを着た悪魔
バロネスの元での成功物語の場面はわくわくしました。プラダを着た悪魔の脚本家さんが、この辺りを担当したんでしょうか。そこから、ミステリが解き明かされていく流れもテンポよく話も分かりやすく(観客に予想させながら、というのが上手いです)、よくまとまっていました。
どのように押さえつけようとしても押さえつけられない才能の塊。その激情がアートに向けば天才的デザイナーになるし、悪に向かえば復讐の悪魔になる。ヒーローとヴィランはこうして出来る、という事かと感じました。
惜しむらくは本作がクルエラだということ。エステラとジャスパーはいい感じになっても本格的な恋には落ちないだろうし、クルエラが死ぬことも無い。制約が無ければどれほど面白い話になったかな、とも思う。
とても良い映画
なんとも素敵な140分だった!笑
とにかく出演者全ての衣装が素敵過ぎる!💖✨
ディズニーはよく知らないとか、クルエラなんてどんなキャラクターなのかよく知らなくても大丈夫!普通に楽しめる作品です。笑
あと、モッズやロンドン・パンク、60年代70年代の音楽好きも必見です!
物語は少々くどくなりがちな時間帯もありますが、エマ・ストーンとエマ・トンプソンの演技合戦に時間が経つのを忘れさせてくれます。
上映館が少ないのが残念ですが、ディズニー・チャンネルでなく、ぜひ劇場で楽しみたい作品ですね!オススメ!笑
*ドレスにひとつひとつ縫い付けたゴールドの飾りが、実は繭だったなんて…その後の展開はちょっと鳥肌でした…この作品1番の見所ですね!
*クルエラが"ジョーカー"ほどにその狂気が振り切れないのは、やっぱりディズニーだからでしょうね…そこは、少し物足りないと言えば物足りないかも…笑
出来れば字幕で観たかったです。
パンクロック・エンターテイメントという宣伝文句に釣られて観てきました。
パンクロック・エンターテイメントかどうかは別として、なかなか良く出来た作品で楽しめましたよ。
個人的には吹き替え版あまり好きではなく、断然字幕派…特に声優さんではなく俳優さんが吹き替えされたりしているのは敬遠しがちなのですが、近くの映画館では吹き替え版しか上映されていなかったので仕方なく吹き替え版を鑑賞。
クルエラの声を担当されたのは柴咲コウさんだったのですが、最後の歌を除けば(あれだけは元のままで良かったんじゃないでしょうか⁈)それ程違和感なく観られました。
まぁそれでも、やっぱりエマ・ストーンさんの声をお聞きしたいので、メディア化したら再鑑賞するつもりですが…。
犬好き動物好きの皆様、安心して下さい。
『101』に出てきた子犬を毛皮にしようとしていたクルエラとは別物でした。
犬を可愛がってましたし、寧ろしっかり懐かれていましたね。
まぁ、そうしないとさすがに好感を持たれませんよね。
途中から先日鑑賞した『101』とは違うような気がするとは思っていたのですが、バロネスの弁護士であったロジャーに贈られたダルメシアンはポンゴで、元同級生で新聞記者のアニータに贈られたダルメシアンはパーディタ…そこまで来て漸く『101』とは設定の違うお話なのだと確信したんですけどね。
そんなわけで、微妙に設定は違うものの、そこはさすがにディズニーらしく、エステラが如何にしてクルエラになったか巧く描かれていました。
お話も勿論面白かったのですが、やはり何と言ってもビジュアルが凄かったですね。
パンクな雰囲気を纏ったクルエラの衣装も派手で恰好良かったのですが、エステラの衣装もまた違った雰囲気で素敵でしたね。
エステラ、めちゃくちゃ可愛かったです(๑>◡<๑)
衣装に関してはクルエラやエステラ、バロネスだけでなく、かなりの力の入り具合で、脇役に至るまで素晴らしいものでした。
そんな感じなので是非とも大画面で観て欲しい作品です。
あの終わり方だと興業的に成功すれば続編も作られそうな感じなので、きっと今頃はクルエラが仔犬のダルメシアンを集めた理由を考えている頃かもしれませんね。
胸熱!最高!!
ストーリーの組み立てもヴィジュアル面も良かった。
白人が多過ぎず有色人種も多数起用していて安心できた。アジア人も出てきたし、アニータが黒人だったことも服飾店の彼がLGBTだったことも含めて今の世界が変わりつつあるのかもしれないと感じさせてくれた気がする。
元々キングの秘書だった彼が、キングの子どもを見捨てる訳がない。
子供のエステラがヘルホールに来たときに取り押さえたときにどことなく愛を感じたし、最後まで裏切らなかった。
ジャスパーとの恋の予感もあったし、実母の演技も上等だった。
主演のエマも良かったが、もう少し根っからの悪そうな女性を起用してくれたら120%だった。
ファッションセンスと音楽が突き抜けてる 白黒のキリッとしたコントラ...
ファッションセンスと音楽が突き抜けてる
白黒のキリッとしたコントラストのヘアカラー
炎で焼け落ちた中から真っ赤なドレスを始めとしたドレス衣装の数々、見ていてまったく飽きがこなかった。
ゴミ収集車 x ドレスの掛け合わせとかマジ最高なんだ。
Wエマがプラダを着た悪魔を髣髴させる、けど結構ポップでちょいちょいお茶目。
女王陛下のお気に入りのアビゲイルエマストンの衣装もよかったが、
今回のクルエラのちょっとモダン風な中世系?のドレス×近代的なパンクを組み合わせた衣装も斬新でスタイリッシュ。
エマストーンの演技もさすがだが、対するエマトンプソンのバロネスの濃いオーラ発色ぶり、存在感も凄かった。
他人は障害物でしかない~の台詞がクールで心に何かが突き刺さり、強い意志を感じた。
マークストロングは今回も良いポジション、良いキャラでした。
ディズニーなんだけど、っぽいところとそうでないところの間で良い感じにまとまってる。
Disneyということで敬遠しなくて良かった🥰
ディズニー映画ということで、敬遠してたし、そもそも、101匹わんちゃんもタイトルしか知らないし、クルエラも知らなかったから、どうかなと思ったけど、
全然知らなくても問題なく楽しめました。
まず、子供から大人になるあたりのスピード感あるものの、その後に影響するものが、抜けなく出てくるので、わかりやすい
才能を見いだされてからは、サクセスストーリーかと思いきや、雇い主の秘密がわかり、反逆者クルエラとして、ド派手に登場してくる
この辺りのファッション、カッコいいなぁと思いながら、悪役なのに悪役っぽくない
それ以上の嫌なやつが出るからなんだろうなと思うのと、周りの友達に助けられてるから、悪い人に見えないなと。
2時間超だけど、テンポいいし、最近の映画で、音楽がこんなにガンガンあるの見てなかったから、ノリノリで、個人的には好きだった
公開1ヶ月経っても女性客で賑わう映画
東京も緊急事態宣言も開けようとしている6月日曜日、久々にシネマシティに出向いた。
お連れの方が珍しく観たいというので、僕は暇つぶしに鑑賞。
予備知識ゼロ、何も知らずに席に着いた。
オープニングの赤いディズニーのロゴに少し心が躍った。
観る前から想像していた通り、ベースはプラダを着た悪魔で、おしゃれなファッションを纏った女性の下剋上のお話。
まぁ、ありがちではある。
しかしながら、今の映画なため、総じてオシャレによくまとまっている。
冒頭の幼少期のシーンもどことなくクイーンズギャンビットの様相で進みながら、上映時間の尺の中で数々の騒動を引き起こす。
まぁ、オチも大体想像通りで、水戸黄門を観ている安心感がある。
ただね、個人的な感想だけど、もう少し振れ幅を大きくした方が良い気がした。
終盤のファッションショー殴り込みも中途半端に終わるし、最後の突き落としシーンが来場者にバレるシーンもあれもはしょった方が、もっと驚きも大きかったのではないだろうか。
脚本というより、演出の問題。
ぞろぞろと集まっているのもわかるから誰も驚かない。
むしろ、驚くのはバロネスのみ。
ただし、劇中の選曲はとてもよく、むしろ男向けな気もした。
女性はどう思ったのだろうか?
素材と良い役者が集まったのに、料理人の腕が足りず、なんとなく美味しい料理をとりあえず食べれた。
二、三日は味を覚えているけど、そのうち忘れてしまう。
そんな映画。
嫌いじゃないんだけどなぁ…
もっと良くなる要素、沢山あると思うのですよ。
P.s. 帰りに山手線の停電そうどうで中央線止まりました。ガッデム。
最高
最初から最後まで疾走感があり、わくわくしっぱなしでした。
「周りが望む悪役を演じている」クルエラに痺れます。
悪役には更に悪い悪役をぶつける展開は最高ですね…!ファッションもどれも綺麗で音楽もおしゃれで大変楽しめました。
クルエラになったエステラが最後まで悪になりきらなかったのは、優しい育ての母のおかげなのだとわかるシーン「だけど、わたしはお母さんが好き」とクルエラが噴水にむけて呟いたシーンは胸を打たれました。
本当に素敵な映画です。おすすめ。
クルエラ
ヴィランズのキャラクターの中で最も残酷で冷酷なイメージの強い悪役『クルエラ』。
そんな反社会的で極悪非道なことをするクルエラを受け入れらない自分がいたが、ストーリーが進んでいくうちにクルエラの人となりを知り特別な感情を抱くまでになった。
映画を最後まで観終わった頃には不思議とクルエラファンになっていた。
「なぜクルエラは反社会的な行動をとるようになったのか?」「きっかけはなんだったのか?」その全貌がこの映画を観れば分かります。
一番自分の中で印象に残ったクルエラの言葉がある。「悲しみには5段階がある。
そしてもう1つ付け加えるとすればそれは…"復讐"」
自分には復讐心を抱く人の気持ちが理解出来ず、生涯無縁のことであってはならない感情の一つだと思い込んでいた。
でもそれは今まで自分の人生の中で失うものが少なかったからであって、「もし自分の大切な人が人の悪意による行為で傷つけられ、失うことになってしまったら…自分も同じように復讐心が芽生えてしまうかもしれない」とクルエラの立場になって考えて思った。
どんなに心の優しい人でも復讐心は抱くもの。話が一旦逸れるが、鬼滅の主人公炭治郎もそのうちの一人である。
人は失うものが大きければ大きいほど、強いダメージを受け心が崩壊寸前の状態になる。
そこからその感情をどこに向けるのかが分かれ道で…
その悲しみを復讐心に変え生きる活力にして這い上がる人間と絶望に耐えられず諦めて死を選択してしまう人間がこの世には少なからず存在する。そのことを深く考えさせられた作品だった。クルエラは天才肌でもあるが努力家で野心のある人間だったことにより、絶望にも耐え置かれた環境で生きる術を身に付け、強いエネルギーを持って這い上がることが出来たのだと分析する。
この作品の面白いと感じたところは、復讐心を持つ前の姿の『エルエラ』ともう1つの彼女の仮面である『クルエラ』という人物を適材適所に合わせて姿を変え、一人で二役演じてる場面。
簡単にいうと誰しもが持つ建前と本心の二面性。自分の心の中に存在する二人の人物を上手く切り替えながら演じてる部分に着目して欲しい。
全体的に負の感情の多いストーリーだが、笑えるシーンもいくつかあり、心動かされる映画だった。エマ・ワトソンのクルエラファッションにも目が離せない。体のラインの出る綺麗なシルエットのドレスをどれも美しく素敵に着こなしている。それとストーリー中に流れる曲にも着目して欲しい。特にクルエラショーの時に流れる曲。
人間味のあるクルエラのヒューマンドラマ映画。観て良かったと思える作品です。きっとこの映画を観ればあなたもクルエラファンになるかもしれません。感情移入して涙してしまうシーンもあるのでハンカチを用意して観に行って下さい。
最高のヴィランズ映画
スピード感がある上にストーリー自体も難しくないから、映画初心者の人でも見やすい映画!
ジョーカーのような堕ち方って言われてるらしいけどジョーカーより全然残酷じゃないし、復讐の仕方もお洒落で賢いやり方だから全然ジョーカーとは別物
ダルメシアンのコートが本物の犬皮じゃなかったのは101匹わんちゃんのクルエラのようではないなと思ったけど、シーズン2でより残忍になる様子が描かれるのかなとは思う
あと他のレビューサイトで、パンクと謳っていたのに全然パンクじゃなかったって酷評してる人いたけど、それは多分日本のプロモーションの問題であって本作自体はパンクを売りにしているわけではないと思う。パンク調のショーは開催されてたけど、他のシーンはむしろディズニー映画らしい上品さを感じたかなー
キャストもファッションも最高なのでぜひ見てください!
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