クルエラのレビュー・感想・評価
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超カッコイイ!!ファッション映画!!
「101匹わんちゃん」の悪役クルエラが
どうしてクルエラになったのか?
「101匹わんちゃん」話はザックリと内容を知ってますが
昨今のアニマルライツ(動物の権利)に厳しい時代に
子犬の毛皮を剥いでコートにしようなんて言う
極悪ヴィランにどんな言い訳があるんだろうか?
ちょっとどうかな?と思っていた時に
なんと意外にも「プラダを着た悪魔」が好きだという
岡田斗司夫氏の推薦で行ってきました。
1960年から70年代、権威的で上流階級的な当時のロンドンで
新鮮なファッションとして大ブレイクした、
パンクファッションの旗手として
ファッション業界へ痛烈な殴り込みをかけるクルエラが
当時の音楽と相まって超カッコイイ!!
クルエラの少女時代を演じる子役さんも目力が半端なく、
自分流にアレンジした制服がまた超かわいい!
優雅なファッションショーのシーンから
パンクロックに合わせたド派手なクルエラ登場シーンまで
目に楽しいシーンがてんこ盛りでございます。
ぜひぜひ映画館で!!
で、月に8回ほど映画館に通う中途半端な映画好きとしては
これは「プラダを着た悪魔」にも通じるような
女性のお仕事ムービーであり
昔の栄光にしがみつく現実力者と
下から伸びようとする若い才能との闘いでもあり
また、イギリス社会の階級差別の
せめぎあいでもあるように感じます。
「悪」とまでは言い切れなくても
クルエラのやってることは結構ぎりぎりな行動だったりして
女性が抜きんでるにはちょっとした毒も必要!
みたいなメッセージも感じます。
女性の生き方や実社会での切磋琢磨を描いた
本筋とは全く別もののスピンオフとして
ディズニーのキャラクターを使って単体で作った映画
と言うのならなんか解るのだけど
この映画、ラストで
「101匹わんちゃん」の発端に通じる終わり方をしてるのですよ。
ディズニーはこれ以上どうしたいのだろう??
ファッション業界はここ数年、
いわゆるSDGs(持続可能な社会)の観点から観たら、
無駄な衣料品を大量に作ってはゴミにしているとか
毛皮や皮革の為に動物を無駄に殺している等、
何かと風当たりが強く、まともなメーカーは
SDGsを意識した製品を作ることに神経を使ってます。
クルエラはファッションデザイナー。
ディズニーもそこへ何かの提言をするのかしら?
洋画観た!!って感じ。プラダを着た悪魔を思い出しました。
面白かった。
役者が良かった、動き表情がが良かった。
衣装が良かった、カッコ良かった。似合っていた。
乗り物がカッコ良かった。
建物ががカッコ良かった。
アングル、「決め」の画がカッコ良かった。
細かいことを気にする人にとっては、ツッコミ所がちょくちょある映画と思いましたが、モノのディテールがシッカリしていて、そこから世界観を構築しようとしている様に感じれて、とても好感が持てました。途中からツッコミ所もあまり気にならなくなりました。
「カッケーな~」と思わさせてくれる服が説得力を生み、物語に入り安くしてくれ、そこに存在感のある役者が加わり、よりこの世界に強く引き込んでくれました。
エマ・トンプソン流石でした。
吹き替え版で観たので、字幕で観たかったなと思いました。
クルエラの声が「合ってない訳ではないがハマりきっていないな~」と終始思って観てて、柴咲コウだと後で知り(決して悪かった訳ではないのですが…)、もしプロの声優だったらどうだったんだろう?と思いました。
個人的には甲斐田裕子、朴璐美、行成とあ、園崎未恵、もしくはあまり洋画吹き替えでは見ないですが、種崎敦美とかだったらどうだったんだろう~?と思いました。
クルエラファンも納得の傑作!
いや~
久々に観てよかった!と思える映画でした。
個人的に、クルエラはディズニーヴィランズの中でも最高峰だと思っています。
101匹わんちゃんのクルエラは、成功者でお金持ちで何の不自由もないのにただ毛皮のコートにするためだけにダルメシアンを執拗に追いかける完全なキチ○イ。
他のヴィランズと違って、積年の恨みも深い理由も嫉妬もありません。
ただただ、白黒のダルメシアン柄のコートが欲しいだけで、狂ったようにすべてを捨てて犯罪に走る。
それがクルエラです。
そんな至高のヴィランのクルエラが実写になると聞き、期待半分不安半分とった具合でした。
またあの「ジョーカー」のように、完全に頭のオカシイぶっとんだ悪のジョーカーに、お涙頂戴の過去と理由付けをしてしまうのではないかという危惧がありました。
ところが本作、純粋に一人の変わった女の子の成長物語として面白い。
そしてストーリーのロジックも良くできていて、あそこがここにつながって、ここがあそこにつながる!というカタルシスを感じられる場面がちりばめられている。
特にうまいのは、「マレフィセント」は「眠りの森の美女」のパラレルストーリーとして描かれていたのが、本作ではクルエラ本人以外は101匹わんちゃんの前日譚として、101匹わんちゃんでお馴染みのメンバーが前日譚として多数登場し、なかなか納得のいく理由付けがされている点。
で、肝心のクルエラは、というと、「101匹わんちゃん」や「101匹わんちゃんⅡ」、「101」「102」のクルエラとはかなり違うキャラクターになっていますが、愛と悪と才能に満ち溢れた非常に魅力のあるキャラクターとして描かれています。
そして代わりに我々が知っているクルエラの性格そのままのキャラクターを別に置くことによって、観客はそのクルエラ的存在に畏怖を感じながら若きクルエラを応援したくなるという構図となっており、主人公のクルエラはクルエラではないんだけど、まんまクルエラを感じるキャラクターもいるため、コレジャナイ感にうまく蓋をすることができます。
さらに、映像美とファッション、音楽も素晴らしく、映像を見ているだけでも目を楽しませてくれます。そしてスリル、サスペンス要素にコメディ要素もあり、様々な面で非常に練りに練られた作品であることが分かります。
本作は、子供から大人まで、そして女性も男性も楽しめる、そしてクルエラファンも101匹わんちゃん好きも納得の傑作と言えるのではないでしょうか。
最高!!
素敵な衣装にワクワクする
爽快な復讐劇
尖ってるね〜
ファッションに対する異常で過激なこだわり、そして師弟のようでライバルの様な不思議な関係のエステラとバロネスは、『プラダを着た悪魔』を連想させた。
クルエラが仕掛けるバロネスへの妨害は、ショーやマジックを見ているかの様でとてもエキサイティング。
クルエラが悪を貫く=周りと合わせる事から解き放たれ、自分らしく生きる
という型式や、
バロネス(古典的で保守的な上流階級のファッション)×
クルエラ(反抗的で過激なパンクロックスタイル)
という相反する型式は、
ストーリーや設定が、歴史的なイギリスファッションや音楽の系統に上手く織り交ぜて展開されていて、強く引き込まれるものがあった。
また新たなダークヒーローが生まれましたね。続編もできたら期待だけど、なんならハーレイクインとタッグ組んでも楽しそう笑
クルエラ
音楽とファッションが期待以上!
いやいや全てが期待以上でした!
ヴィランが主役なので女性版「ジョーカー」との声も多いですがあんな悲壮感は全く無くオシャレでポップなので超楽しい♫ むしろ「プラダを着た悪魔」です!!
70年代のロンドンか舞台だからファッションも音楽もカッコ良いのよホント。特に音楽は選曲センスが抜群。パンクにディスコ、ポップス…1曲ごとにいちいち悲鳴を上げたくなるほどに私のツボでした。
ララランドのエマ・ストーンと大御所エマ・トンプソンの対決は衣裳でも演技でも存分に楽しませてくれます。
マーク・ストロングはスタンリー・トゥッチと似てると思ってるのは私だけ?プリティシリーズのヘクター・エリゾンドの立ち位置を継承してますね。
最後はちゃんと「101」に繋がっていてストーリー展開も良かったと思うなぁ。
ディズニー映画だけど完全に大人向き。
いろいろな事情で大手シネコンでかからないのが勿体無いですよねぇ。
歴史的快作を壊した、ヴィランの言い訳
『オーシャンズ11』にしたかったのか、『ジョーカー』にしたかったのか。そこで迷子になったのが、この映画の明らかな落とし穴である。
冒頭から映画の軸となるファッションと音楽を柱に、攻めたカメラワークと洒落た演出、軽快なテンポ。キャラクターの個性も相まって「ここ十数年の映画の中でも、最上級に格好良い作品のひとつ」と思わせるに充分なスタイリッシュさ。
“タランティーノばりの音楽遣い×ウェス・アンダーソンばりの画作り”、は言い過ぎかもしれないが、イギリスのカウンターカルチャー隆盛とクルエラの台頭を重ねる構成も素晴らし過ぎ。とにかくどの場面もキマっていて、無茶苦茶格好良い。
「こりゃ大当たり間違いないわー」と、こちとらアガりまくりである。
が、
雲行きが怪しくなったのは、人間ドラマの配分が高まってきたあたりからか。
なぜクルエラが悪の道に堕ちることを、出自の不幸や外的要因で正当化しなくてはいけないのか。
純粋な悪(もしくはアナーキズム)を描けないのが、ディズニーだからなのか、子供をターゲットに含めているからかは知らないが、この「言い訳」が映画を壊していく。
そもそも復讐心の起因が突発的で、そこまでのストーリーとの因果関係がなさすぎるのである。急な進路変更を成立させるべく、脚本は突如ご都合主義に走り、威風堂々としていたバロネスさえも、小物感ぷんぷん。クルエラは単なる似非ジョーカーですし。あーあーあー。キャラクターの整合性のなさを、「サイコ」という一言で片付けるのは乱暴すぎ。後付けで思いついちゃったのは誰ですか?良いアイデアですけど、やっちゃ駄目です。
すると途端にさっきまで格好良かったファッションや音楽までも、中身を伴わない軽薄な演出に見えてくる。ダサい、興醒め、メッキ感。
軽快かつスタイリッシュに突っ走ってくれたら良かったのに……。「たーのしー!かっこいー!」だけじゃダメなのかね。格好良さも人間ドラマも、共倒れしてしまいました。
とはいえ
冒頭から前半部の、ファッション×音楽を軸とした“格好良さ”は特筆に値する。本当に見事。
そして何よりバロネス役のエマ・トンプソンの素晴らしいこと!彼女の立ち振る舞い、表情、指先まで神経の行き渡った芝居を見るだけでも、お釣りが手からこぼれ落ちるほどの価値がある。まさにfabulous!なのよ。
本当にとってつけた「ジョーカー感」だけが悔やまれる。白塗り×お口真っ赤でキャラかぶってるし。
その辺りって、本当に監督がやりたかったことなんですかね?
バランスのいい作品
久しぶりに洋画の楽しさ満喫
キュウリパックは逆に良くないらしい
そして同じ道を行くのだ…
アニータとロジャーが違うんよ!!!!!!
これがまじでほんとに惜しい…!!
違うというのは、元アニメから比べて違う、とかいう意味では無くてですね、、ホーレスとジャスパーの方が違うだろって話になっちゃいますからね。
あの、最後に原作のアニメの方へ繋げるシナリオにするんであれば、アニータはもっと
「いざという時に被害者ヅラして守ってもらえる、ちょっと可愛くて世間知らずな悪気のない女子〜〜!!!!」
みたいな感じにしてほしかった!!!
あの最後のとこ無ければ特にそうは思わなかったのにな〜。うーん、絶妙なところで空ぶっちゃったねぇ…。
あのですね、、
この映画単体で観たストーリーまじで完璧だと思うんですよね。
でも、マレフィセント実写の時に、「ヴィラン、実はいい奴だってよ」ですっごい冷めたので、ヴィランはヴィランであって欲しいんです。つまり、あの原作でやりたい放題してるクルエラをどう描いていくかってところが課題なわけで…。
で、じゃあクルエラの前日譚作るにあたって何であんな犬の毛皮にこだわるか、ってところを最終的に繋げなくちゃいけない、ってなった時に、あれじゃあ説明つかんやろって思うんですよね。
クルエラは「私があげた犬だから当然子犬は私のもの」にしないといけないし、アニータは「クルエラが毛皮にすることはわかってる、止めてあげないと」ってしないとかな、と。
と言っても映画自体のストーリーはほんとに良くて、というか巧妙で、サイコ実母を出すことでクルエラの解像度が一気に上がったとこはナイス過ぎるナイスな設定。
まぁ、あのラストから原作アニメに繋げて、結局クルエラはサイコ実母と同じような道を辿ってしまうし、ホーレスとジャスパーには約束したのにキツく当たってしまったよね、って原作読んだ人が思って完結、にすればある意味それでまとまってるかも…と思ったのでよくできた映画だったかな…。
ってことなので、個人的には続編とか野暮な真似はしないでほしいですかね。
あとこれまた絶妙に背景セットやCGと人物が合ってなかったところも気になっちゃって。
崖の城みたいなとこで無理してやんなくても良かったんじゃないかなぁ…。原作の雑多なロンドン、の感じをもう少し出しても良かったかな…。
黒と白、に赤のドレス!!最高!!!赤しか勝たん!!!!!
創造性大爆発、退廃的に煌びやか!
ディズニーとしては、復讐がテーマという異例の作品だと思う。重いテー...
ディズニー映画の中でめちゃくちゃ面白い
全217件中、61~80件目を表示














