「I 💗 London!」クルエラ talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
I 💗 London!
子どもの時に家族で映画館で見た「101匹わんちゃん大行進」の中の悪い女の人のイメージはこの映画のバロネスです。お洒落で怖い顔でスタイル良くてドレスはクラシカル、そして固めた高めのヘアスタイル。バロネス役のエマ・トンプソンは本当にかっこいい‼️貫禄とオーラが半端ないです。ハイ・ファッション系の話ということでは「プラダを着た悪魔」よりずっと迫力がありました!
クルエラはエマ・ストーンの当たり役で、完全な悪でないところが彼女らしいと思う。声も髪の色も髪型もメイクも衣装も切れ味良く、顔はドイツのパンクロックシンガーのニナ・ハーゲン!エステラによるショーウィンドゥのディスプレ手直しには感動した。メッセージとアバンギャルド感があるからかロンドンのモードはパリやミラノとは異なる。明確な階級社会でワーキング・クラスが力と自信を持っているから?少なくとも70年代がそういう時代?
映像とくっついたり離れたりしながら疾走する音楽は本当にかっこよかった!「キサス・キサス」(Perhaps)は一気に私を香港映画「花様年華」(In the Mood for Love: トニー・レオン!&マギー・チャン!)に連れていってくれたし、Come Togetherはありがとう‼️
ブティック店主のアーティー、アイメイクもファッションも私の趣味。トラックでドッカーンとガラスをバリバリ割って建物に突入するのもパラシュート着地もベルモンドみたい。好きなものが全部詰め込まれていた映画でした。続編できますね!オープニングのディズニーお城と花火がモノクロだったのも細部まで凝りまくるセンスで良かった。
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2回目鑑賞で細部確認。エステラの憧れを表すようにリバティの天井から垂直方向の映像、店の床カーペットも壁も「掃除しろ」ばかりエステラに言う男のネクタイもリバティ柄。マーク・ストロングを最初からじーっと見ることもできた。男爵への忠誠心溢れるキーパーソン。アニータの服がいかにも70年代のデザインと柄で良かった!それからダルメシアンのうち一匹が「太ったな」と言われて確かにお腹が大きかった。それで生まれた子犬がピアノを弾く彼とアニータにプレゼントされたんだ!前回はクルエラのインパクトに圧倒されたが、今回はエステラの悲しみに寄り添って泣けた。(2021.7.2.)
ディズニーが苦手なtalismanさんにこういう情報もなんですが、クルエラは早くも8月24日からディズニープラスで見放題配信されるみたいですよ😅
続編も楽しみですが、お家でゆっくりじっくり観るのも良いですよね⁉️
talismanさんへ
近年のディズニーの企業としての命題は「誰からもクレームがつかないモノを作る」。アメリカには各種人権団体や愛護協会がタカリのネタを血眼になって探してたりしますから。結果、無毒で偽善的なハナに付く物語りばっかになる訳で。まさに表現の不自由w
この映画は、良い意味で開き直り感はありました!もう少し毒は欲しいけどw
talismanさんもディズニーが好きじゃないんですか?理由が知りたいですw
私はビジネス至上主義が徹底してる点に嫌悪感しか覚えないんで....
コメントありがとうございます。
私の中では、マーク・ストロングは一昔前のエド・ハリスのような存在です。
作品によって、主役を助けたり敵対したり色々ですが、安定感をもたらすアンカー的な役がよく似合うのです。
talismanさん、こんばんは。
もし続編が作られるのなら、クルエラとバロネスが入れ替わってダルメシアン泥棒を始める!
たしかに真のヴィランはバロネスですねぇ・・・
タイガーさん!!
元朝日新聞配達員の方で超有名な一般人ですよ!
当時はこの方の勤め先のホームぺがタイガーさんで飾られいましたし、新宿を題材にした映画にちょい役で登場したり、2年前には新宿タイガーというドキュメンタリー映画になってるお方です。