「凄惨なる怒り!」キャリー(1976) だいふくさんの映画レビュー(感想・評価)
凄惨なる怒り!
キャリーへの壮絶なるいじめは、見ていてとても切ない。そして腹が立ちます!人間ちゅ~もんは、弱いものに対し、なぜこんなにもひどい仕打ちが出来るんでしょう。キャリーは、ちょっとおとなしいだけの少女、純粋なだけの少女だけなのに。
さらに悲しいことに、母親からも虐げられる。「あんた、自分の子だろ!」って怒鳴りたくなってしまうほど。外でも家でも居場所のないキャリー、悲しくなっちゃいますね。
最後はプロムでの壮絶なるいじめ。
その結末は…
もうね凄いとしか言いようがありません。キャリーの表情が一変。怒り大爆発です。赤い照明に映し出される殺戮と血で染められた舞台。普段おとなしい人のうちに秘めたる怒りの凄さを痛いほどに感じさせられました。
でも、悲しいかな。キャリーは、無実な人間まで無差別に殺してしまいます。切ない復讐劇です。
いじめは最悪の結果しかもたらさない。
痛いほど伝わってきた映画です。ホラーのジャンルを超えた良作ではないでしょうか。
絶対に幸せになれないキャリー・・・・・。
悲しいね。
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