「映画の映画にハズレなし」サマーフィルムにのって HiraHiraHirappaさんの映画レビュー(感想・評価)
映画の映画にハズレなし
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私は、「はずれ」のない映画ジャンルというものがあるように思う。
絶対とは言わないものの、「映画の映画」「ボクシングもの」「ロードムービー」の三つは堅い。 この映画は、映画部の高校生の青春活劇だ。
正直、河合優実さんが出ているというだけで見始めた映画だが、最初の方は、青臭い青春ムービーかと思いきや。。。
主人公は、時代劇が大好きな女子高生監督。軟弱な恋愛映画にヘドが出る。高校生にして文化祭で本格的時代劇の上映を目指す。
部と学校の方針に逆らって、ゲリラ的映画作成と上映をたくらむ監督の言葉が秀逸であった。曰く「映画って、スクリーンを通して今と過去をつないでくれるんだと思う」まったく首肯する素晴らしいセリフだ。
そこに時代劇のイメージにピッタリの男子高校生が現れる。拝み倒して出演を迫る!しかし、実は彼は未来から来た高校生で、この女子高生映画監督が、未来で大巨匠になっている映画監督の最初の作品である、この文化祭で上映される映画をどうしても見たくて、未来からやって来たのであった!
最初は青春コメディーの映画かと思って見ていたのだが、次々に展開が移り変わっていき、見ている我々は、この映画の最後はどこへ行くのか?などと、全く想像を超えていく展開が次々と起こる。 果たして文化祭での上映は成功するのか!?
最後の最後の展開は、まったく想像もしなかった展開でたたみかける。
う~んっ、青臭い映画には違いないものの、すがすがしい若さあふれる映画でした。 やはり映画の映画にハズレなし。
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