「新鮮!!青春100%!!」サマーフィルムにのって 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
新鮮!!青春100%!!
スマホに短い自撮り棒を付けて撮影した映像をパソコンで編集して
映画になる・・・それを同時進行で見る。
このこと自体がともかく新鮮でした。
それも時代劇オタクの映画同好会の女子。
「大菩薩峠」とか「市川雷蔵」とか、勝新太郎の「座頭市」
聞いたことはある・・・写真やポスターを見たことがある程度の知識しか
持たない私。
17歳かの女子高生が知ってることすら驚きです。
巌流島の決闘(宮本武蔵vs佐々木小次郎)みたいのが、そこらの
栃木県の足利市のビーチで普通に撮影されている。
普通の山林が背景に刷り込むと、それだけで時代劇ロケ地なんだね。
ちょっと感動する。
それが結構違和感ないわけですよ。
ちょっとした崖を右手に浜辺でチャンバラ。
主人公の凛太郎(金子大地)と決闘相手の殺陣も5〜6人でする群像活劇も
それなりに様になっている。
時代劇オタクの監督ハダシ(伊藤万理華)は超ボーイッシュで
変わり者キャラ。
元乃木坂46の伊藤万理華だと言うが、アイドルの根性と頑張りには
全く舌を巻く。
同級生の3人、
ハダシ、
ビート板(河合優美=実質的にはこれがデビュー作品か?)
ブルーハワイ、
とネーミングも絶妙。
凛太郎が実は未来からタイムトラベルして来た未来人。
この辺りも「時をかける少女」と伊藤万理華が重なるのだ。
ハダシは未来から来た訳ではないが、
河合優美と伊藤万理華を足して2で割ると原田知世になる・・・みたいな、
本当に、スマホで簡単に映画が撮れることに驚いたが、
この映画こそ、青春・・・青春真っ只中のリアル・ティーンエイジャー。
見る私たちも出演した彼らも撮影したスタッフもにも忘れられない
ムーブメントになった。
映画好きなら映画は本気になれば撮れるのだ。
「JUNK HEAD」の例だってあるのだ。
「若者よ映画はその気になればいつだって撮れる」
「GO AHEAD」
やる気だ!!そんな気がする。
フォローとコメントありがとうございました。
>この辺りも「時をかける少女」と伊藤万理華が重なるのだ。
この指摘、あっと思いました。そこに思いが至らなかった自分を引っ叩きたくなりました笑。
今後ともよろしくお願いします。