「驚異の完成度のB級映画」サマーフィルムにのって raumerさんの映画レビュー(感想・評価)
驚異の完成度のB級映画
有名な俳優が出演、美しい映像、派手なアクション、そういった点を除いた映画そのものの完成度ではここ数年で観た日本映画では一番です。青春ドラマとして直球と変化球の混ぜ方が巧妙な脚本、スピード感がありながらドタバタではない構成、熱いのにどこか脱力した演出、個性豊かな登場人物の性格付け、それに答える若い俳優、あれより長くても短くてもダメなラストシーン。かといって「カメラを止めるな」のようなアイデア勝負ではなくノーマルな作りの映画なんですよね。「予算が無いからハリウッドのような映画は作れない」と言ってる映画関係者はこの作品を見て反省して欲しいです
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