「新感覚時代劇部活青春恋愛SF映画」サマーフィルムにのって よっちゃんイカさんの映画レビュー(感想・評価)
新感覚時代劇部活青春恋愛SF映画
クリックして本文を読む
タイトルに入っている要素がこの作品には全て入っている。
というと驚く人が多いだろう。
こんなに要素を入れたら作品として破綻するのが普通である。
しかしこの映画はこれらの要素を全部入れて素晴らしい映画を作り上げてしまった。
これだけでも驚嘆に値する。
未来に映画が存在しないというのは現在映画が抱える問題を如実に描かれていてすごかった。
最後の凛太郎の「映画作ります!」という叫びはたとえ見る人が少なくなっても映画を作り続けるという制作者の覚悟が伝わってくるようで素晴らしかった。
そして、最初は他の映画部員が作るキラキラ恋愛映画に対抗して時代劇を撮り始めた主人公達が最後に映画部と和解する展開も素晴らしかった。
どんな映画であろうと作品であることに変わりは無くそこに作り手の想いが込められていない事は無いという主張が伝わってきて最後の後味の良さにひとつ繋がっていると思う。
その他にも時々クスッと笑わせてくるシーンがあったりしてとても見やすかった。
コメントする