「友情、恋愛、SF、時代劇の絶妙ブレンド」サマーフィルムにのって bionさんの映画レビュー(感想・評価)
友情、恋愛、SF、時代劇の絶妙ブレンド
ラストがヤバいくらいに決まってる。余韻を残してスパッとエンディング曲が流れる。この感じがたまんないんだよね。気分が最高潮のまま、あれこれ思いを巡らすのは至福の時間。
時代劇オタクのハダシは、体は小さくボーイッシュ。ハダシは、自作の時代劇シナリオの主人公にぴったりの青年、凛太郎に偶然出会ったことで、周りを時代劇映画作りに巻き込んでいく。
ハダシの友人二人が個性的で、リケジョのビート板、長身で女剣士のブルーハワイ。この3人組、『映像研には手を出すな』に似ていなくもないが、キャラが立っていて飽きさせない。ビート板は、理系知識を活かしてタイムパラドックスを分析するし、ブルーハワイは、見た目を裏切る乙女チックな一面を見せて笑わせてくれる。
ハダシのライバルが製作している青春キラキラ映画との鉢合わせをうまく織り交ぜながら、ラストまで疾走感あふれる展開。友情、恋愛、SF、そして時代劇への愛が絶妙にブレンドされていて、夏にぴったりの青春映画に仕上がっている。刀を使わない殺陣で感動するとはね。
bionさん、多分、この映画はあとから評価されるんじゃないかと思ってます。TV放映されたら人気急上昇とかの・・・
昔のATG映画みたいな雰囲気もありましたよね~(そんなに知らんけど)
早くもキネ旬ベストテンが気になってしまいます!
おはようございます。
私もこの映画、良かったです。
で、レビューを書こうと主役のハダシを演じた女優さんを調べたら、なんとアイドルの方だった!
そんな事も知らないで観たのか!と言われると”穴があったら覗いてみたいじゃなかった、入りたい”ですが、時代劇愛溢れる可愛い、ですが座頭市の低い構えと目の使い方が、絶妙でした。
そして、仰る通りあのラストは良かったなあ・・。
こう言う映画と出会えると、遠路はるばる(車を1.5H走らせました)映画館に行って良かったなあ、と思いますね。では、又。