「重すぎて観ると落ち込む名作」FUNAN フナン コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
重すぎて観ると落ち込む名作
これ、カンボジア版『火垂るの墓』ですわ。
名作だけど、観終わったらドシーーーンと気分が落ち込むこと、この上なし。
あまりに残酷すぎて、実写でやったら上映できないよ、というところをアニメーションの力で柔らかく見せる選択をしたのだと、観ていて思いました。
フランス人監督がなぜポル・ポト時代の悪夢を映画に? と一瞬違和感を覚えましたが、監督の母親がカンボジア出身の移民で、母の世代が受けた被害を取材して作ったとWebに載っていたインタビューで知りました。
カンボジアの歴史、特にクメール・ルージュが生まれた前後の情勢を知っていると、より作品を味わうことができると思いました。
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