「もっともっと振り切ってもよかったのでは?」激怒 バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
もっともっと振り切ってもよかったのでは?
「もっともっと欲しかった!」が第一印象でした。
もっともっと「正義」という名の不条理や暴力を出してほしかった。
もっともっと「暴走」して欲しかった。
もっともっと「怒り」が欲しかった。
なんとなーく出し惜しみしているような気がしたので、クライマックスの沸点MAXの「あのセリフ」のカタルシスが少なかったんです。残念ながら。「キタキター!これこれー!」を待っていたんですけどねぇ。結構スルーーーーーって終わってしまったんですよね。
なんとなーく思っていることですが、めちゃくちゃシンプルにソリッドに仕上げた方が良かったんじゃないかなぁ?って思います。アメリカのエピソードが150%納得できないんですよね。いるかなぁ?って。牙の抜かれ具合がイマイチだから後へのつながりもイマイチなんだよなぁ。
とってもわかりやすい怒り爆発系物語ですが、血液が沸々となるような盛り上がりなかったんですよね。綺麗にまとめすぎたような気がします。
本作、チョイ出演の役者さんたちの豪華なこと!すごいです。エンドロールで役者さんたちの名前出てきますが、「え?どこにいた?」の連続でした。集中して見ていたはずなのに気づけませんでした。それだけ、演者さんたちのスキルが高いってことですよね。見つける楽しみもあるかもしれません。
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