シカゴ7裁判のレビュー・感想・評価
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60年代のアメリカの若者、とりわけベトナム反戦を唱えた若者たちは熱...
60年代のアメリカの若者、とりわけベトナム反戦を唱えた若者たちは熱かった。当時こんな不公平な裁判が行われていたことは知りませんでした。ラストシーンは思わず自分も右手を上げたくなりました。
人物関係を把握してから観に行った方が良い
せめて登場人物だけでも予備知識入れて観るべきだった、、
前半、片手間に見ていたこともあり名前と顔とキャラが一致せずに四苦八苦。片手間に観れる映画じゃなかった。もう一回史実をおさらいしてから、再鑑賞しようヽ(;▽;)
「ソーシャルネットワーク」とか「スティーブンジョブズ」の人だったのか。そりゃむずいはずだわ。
それでも会話やリズムのテンポが良いからか、最後まで飽きることなく見れた。
みんなも言ってるけど、判事ほんとに鬼。
最後は予想してなかったので泣いてしまった。主義とか思想とか、暴力とか煽動とかいろんな議論はあるけど、結局は彼らの行動の大きな根源はこれなのだ、ということ。
当時は徴兵制で意味があるのかないのかも分からない戦争で、たくさんの若い人たちが死んだ。行く必要がなかったかもしれない戦争で。今の若者たちの感覚とたぶん全然違うのだろうな。
星のみで。
緊急事態宣言発令前に観た作品に今さら星だけつけてみます。
ネトフリ作品ですが今劇場でやってるところをみつけて滑り込みで鑑賞しました。翌日から映画館は休業になりました。。
これは唸るほど面白かった記憶。
キャスティングの豪華さにNetflixの潤沢な資金を感じた記憶。
ラストはまんまとあの演出にハマって涙ぐんだ記憶。
ポンコツ記憶力なので以上です。
さて大阪も映画館が平日のみ営業再開となりました。
これからはなるはやでレビューを残しておきまーす(多分、です)!
世界が見てる
シカゴで開かれた民主党大会の日、会場近くで行われたベトナム戦争への反戦デモで警察との衝突が発生。デモの首謀者とされた7人(8人?)の被告人を巡る裁判の話。
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裁判とはいえ、最初から有罪だと決めている裁判なので、判事のやってることが理不尽のオンパレードで小学生のいじめレベル。弁護人側に有利な証人が証言する時は陪審員をわざと退席させたり、黒人の人には代理人をつけさせない、都合が悪くなると誰も異議ありと言ってないのに急に異議を認めますと言う(さすがにこれは笑った)。
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どこまで事実なのかはわからないけど、こういう人ってなんでそんなこと平気でできるのかね。やっぱ権力持つとそうなるのかね。全然出世とか権力とか興味ないけど、自分がどうなるのか知りたいから1回持ってみたいという気はするよねこういうの見てると。
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この裁判に気を取られて結局何のために被告人たちはデモをしていたのか忘れかけてたけど、最後のエディ・レッドメインの発言で思い出す。このデモって去年のblacklivesmatter運動と似てるとこあるんだよね。
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洋画を見てるとベトナム戦争周り、イラク戦争周りは本当に政府しか得をしてないことがよく分かる。いいよなぁ、戦争が起こっても絶対死なない立場の人は好き勝手できて。
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あとは、ボラット以外で初めてサシャ・バロン・コーエンを見たけど今作もユーモアと皮肉たっぷりで最高だった。日本にもこういう芸人いればいいのに
"政治"裁判と戦った男たちの物語
ネットフリックスで制作された映画ですが、私はネトフリに入会していないためなかなか鑑賞できずにいました。最近近所の映画館で上映が始まったので遅ればせながら鑑賞してきました。過去に実際にあった裁判を基にした映画と知っている程度の事前知識での鑑賞です。
結論、これは面白い!!
反戦デモを扇動した罪で裁判にかけられた男たち。裁判の裏には国家レベルの陰謀が渦巻いている。裁判が明らかに男たちを有罪にしようと動いており、絶対的不利な裁判にどのように立ち向かっていくのか。
元々こういう裁判モノの映画やドラマが好きという好みもありますが、私は本当に楽しんで鑑賞することができました。
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1968年、シカゴで開催された民主党全国大会の会場近くでベトナム戦争に対する反対デモを行うため、多くの活動家たちが集っていた。平和的にデモを行う予定であったが、警察との衝突によってデモは過激化し、多くの負傷者を出した。このデモを扇動したとして、8人の男たちが裁判にかけられることになった。男たちを有罪とするために裏では国家ぐるみの工作が行われる中、男たちは信念を持って立ち向かうのであった。
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驚くことに、これ実話なんですね。鑑賞後に実際の裁判について調べてみましたが、劇中で行われていることはほぼ事実ですし、劇中では描かれていませんが陪審員の買収まで行われていたそうです。恐ろしい話です。
「実話を基にした裁判映画」と言われて思い出すのは、韓国映画の『8番目の男』でしょうか。韓国で初めて行われた陪審員裁判のエピソードを基にして作成された裁判映画で、陪審員裁判のあり方について問題提起をするような社会派の側面を持ちながらも、コメディタッチに裁判を描いた気楽に笑って観られる傑作映画です。ところどころに裁判映画の金字塔『12人の怒れる男』のオマージュを感じさせる場面もあって、『12人の怒れる男』をオールタイムベストに挙げている私にぐさりと刺さる映画でした。
『8番目の男』は事実を基にしたフィクションですが、本作『シカゴ7裁判』は完全にノンフィクション映画です。ノンフィクション映画は「現実に沿ってストーリーを進めなければならない」という制約がありますので、脚色の問題でイマイチ盛り上がり不足な作品も多いんです。本作がどのような脚色がされているかというのが鑑賞前から心配しているところでした。
しかしこの心配は完全に杞憂でしたね。そもそもの事実が物語的に面白いということもあるんでしょうが、裁判のやり取りや台詞回しやキャラクター性が非常にクオリティが高く、映画としての盛り上がりどころもしっかり用意されている素晴らしい脚本・脚色でした。
検察のみならず、本来中立の立場であるはずの判事までもが7人の男たちを有罪にするべく動いている。こんな裁判が実際に行われていたとは。アメリカの法曹界を揺るがす一大事件をぜひご覧になってください。オススメです!!
スカッと爽快ガッツポーズ
本当の話しなんだよねー。最低の裁判官、最後に辞めさせられ、いいきみだ。
前司法長官カッコ良かった。
つくづくアメリカだなぁと思うけど、日本にだって間違った判決は多いと思う。
最後4500人全部読み上げたのかなぁ
すげーやな老害だった!
実際にあった系の胸糞たるや!
昔によく分からなかった長い裁判を延々とやる映画
大人になってから見るとこんな面白いなんて
不思議ですね!
弾圧される側も必ずしも
正しい事ばかりではないという現実!
正義とは何かを考えさせられる映画でした!
サシャ・バロン・コーエンが素晴らしい
概要だけを確認して軽い気持ちで鑑賞。
素晴らしい映画でした。
特に、サシャ・バロン・コーエンが素晴らしかったです。
見た目や言動はチャラついているようにも見えますが、人を和ませる柔らかい雰囲気を持ち、かつ自己の信念を主張できる繊細な人物像を丁寧に演じていたと思います。後半の裁判シーンがとても印象的でした。
社会派映画で実話でもありますが、テンポがよく見入ってしまいました。
前情報がなくても、楽しめますが、事前学習をした方が歴史的瞬間を肌で感じれるのではと思います。
映画の好みはあると思いますが、ここ最近のアメリカ映画では秀作ではないでしょうか。
裁かれる判事
冒頭、ベトナム戦争の徴兵候補をくじで誕生日別に決めていた映像で呆気にとられた。学校で教科書を朗読する生徒を選ぶんじゃないんだから。
裁判シーンを先行した上で、当日何があったか小出しに見せていく手法はうまいと思った。半世紀以上前の事件なので、他国の我々はもちろん、当のアメリカ人でさえ子細に把握している人はどのくらいいるのだろうか。彼らがどんな事実経過に基づいて起訴されているのか、それ自体が物語を牽引する(しかしこの映画の内容を苦々しく思っているアメリカ人は今も相当数いそうだ)。
昨今でもベトナム戦争当時のアメリカの汚点を告発する映画がぽつぽつ作られている。片やデモに対する苛烈な弾圧や検挙は、今まさに香港やミャンマーで起こっている現実である。彼の国で何年後、何十年後かに映画のテーマとして採り上げられる日が来るのだろうか。
忘れてはいけない自国の歴史。行動する若者たちと権力者の法廷での戦い。
ケネディ、キング牧師暗殺後の1968年の民主党大会へベトナム戦争反対デモ行進を共謀した罪で起訴された若者7人を扱った実話を基にした映画。
当時の社会情勢と権力者VS若者たち。社会の不正を訴え行動し理論武装する大学生、ピッピー、黒人の若者たちと良識ある大人など背景は様々。暴動となった切っ掛け、アジテーション、偶然の引き金、一人一人の現実と法廷でのやり取り。
法廷で理詰めで追い詰める検事に対し、感情をストレートに表現する若者たちの熱い思い、たまに交えるユーモアも心憎い。そしてそれにどう弁論するか。「言葉」をどう交わすのか。そして裁判官、 検事の誘導的な手法。事実に基づくとはいえ多少の創作はあるというが、とてもスリリングかつ「人」としてどう立ち向かっていくのか。考えさせられる映画であった。脚本兼監督の手腕のなせる業である。観客を飽きさせず、引き込み、かつ忘れてはいけない自国の歴史とその後を映画として完成させ、公開したのは凄いことだ。今のアメリカ社会に問いかける意義はとても深いと感じた。
アメリカ大統領選を控えた時期にこのような映画が製作されたことに、ネットフリックスのパワー、そしてアメリカ人の気概を感じた。
とても面白い
圧倒的権力が無理くりで市井の人を苦しめ、それに力いっぱい対抗している様子が美しい。前の司法長官が証人席に立つところは鳥肌が立つ。「控訴しろ」と一言いいおいて去るところもかっこいい。7人って5人じゃないのかとずっと気になった。
法廷映画の名作誕生
2021年5月11日
映画 #シカゴ7裁判 (2020年)鑑賞
@Netflix
1968年の民主党大会時にベトナム戦争反対の暴動を企てた容疑で起訴された7人の裁判の行方を描く
コロナの影響で劇場公開を断念したパラマウントがNetflixに権利を売却
ネトフリが名作を連発するわけだね
興行収入もわずか10万ドル
史実法定モノ、ある程度すっきり
政治裁判。デモで暴動を起こしたとイチャモン付けられ国に裁判を起こされた人たち。
ながら視聴(すみません)
史実の法定モノなので、なかなか描くのが難しい(小難しくなりそう)と思うが、本作はリズミカルに、そして演出もおしゃれ。ストーリーも飽きさせることなく、引き込まれる。
一方で、この話はあのような終わり方をしているわけで、今描くことの意義というか、この50年くらいで何も変わっていないことの再認識にしかならないんよな。それが大事なのかもしれんが。
本作が製作された意義について深く考えさせられる軽快ながら奥の深い裁判劇
ベトナム戦争に反対する機運が高まっていた1968年のシカゴ。8月28日に開かれた民主党全国大会の会場近くに、多くの市民や活動家が全国から集結した。抗議デモは次第に激化し警察隊と衝突した。デモの首謀者とされたのはトム・ヘイデン、アビー・ホフマンら7人。彼らは暴動を扇動した共謀罪で起訴されるが、彼らがシカゴに集まったのには様々な動機があり暴動を目的としたものではなかった。クンスラー弁護士を立てて裁判に臨んだ彼らはシカゴ7と呼ばれ全米の注目を集めるが、政府の威信がかかった裁判にはさまざまな策略が施されていた。
淡々と進行する裁判と暴動に至るまでの7人の行動を並行して描くオーソドックスな構成を鮮やかに彩るのは実力派演技陣の競演。とりわけ複雑なキャラクターであるアビー・ホフマンを演じるサシャ・バロン・コーエンが強烈な異彩を放っていて、政府側に立つ検事でありながら不当な告訴であることに疑問を持ち続けるシュルツを演じるジョセフ・ゴードン=レヴィットが滲ませる葛藤との対比が印象的。聖書からの引用や名言と下品な下ネタトークが飛び交う中で次第に浮かび上がってくるのは昨年末に向けて本作が製作された意義。深い余韻を残す結末に半世紀前から同じことを繰り返す愚かさに立ち向かうために欠かせないものが何かを深く考えさせられます。
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