天外者(てんがらもん)のレビュー・感想・評価
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未来に繋ぐ「天外門」
五代さんのこと、天外門の映画で初めて知りました。
今日は、私と映画は、恥ずかしいだろうけど高校2年生の息子を連れて映画館へきました。
スクリーンの春馬さん演じる五代さんの言葉が息子に響き、観にきてよかったと言ってくれました。息子も私も五代さんのことをもっともっと知りたくなりました。
国の未来の為に命をかけて奮闘した若者たち
混沌とした幕末から明治にかけ新しい国の未来の為に生きた五代友厚をこの映画を通じて初めて知りました。三浦春馬さんの熱演はすごかったです。そして三浦翔平さん、西川貴教さん、森永悠希さん、森川葵さん、蓮佛美沙子さん他の出演者が全て素晴らしかったです。幕末の歴史の事をもっと深く知りたくなりました。信念を貫く姿に感動しましたし、若い人達にたくさん見て欲しいと思いました。
観て良かった
泣いて‥考えて‥模索する映画
映像が素晴らしかったです。
ネタバレになりますがハルを背負って岩壁に立つシーンでは引きの映像が絶景で心惹かれました。
西川貴教さんも歌手として拝見していましたが‥演技も意外とできるなって、個性的な表情で楽しませてもらいました。
森永悠希さんは彼らしい優しさが溢れた演技でした。
三浦翔平さんは役者として幅を広げたのではないでしょうか。
今までの坂本龍馬は格好良い竜馬でしたが翔平さんの竜馬は豪快で人間味ある坂本龍馬でした。
こちらの方がしっくりするような気がします。
三浦春馬さんは前評判通り全身全霊の五代友厚でした。
監督はじめ共演者さん達が言う様にスクリーンの中で三浦春馬ではなく五代友厚として彼は確かに生きていました。
驚いた事に泣くシーンでは声を出す泣き方、偲ぶ泣き方、表情で語る泣き方等場面により使い分けていました。
この作品は他の作品よりエンターテイメント性は低いかもしれませんね。
観て楽しむというより観て考えて模索する作品です。
未来をせおう若い世代や子供達に是非、観て欲しいと思いました。
ただ残念なのは…2時間という枠にはおさまらなかった。
もっと深く掘り下げ観たい場面が多々あり、できれば大河や長崎編、大阪編とシリーズ化で観たかった。
つまりそれ程ストーリーに引き込まれたという事です。
もし可能であるならばカットされ使われなかった映像も足して観てみたいと思いました。
群像劇としてはかなり高い評価ではないでしょうか。
三浦春馬は唯一無二の俳優
まさに五代さんは、春馬さんでした
三浦春馬の涙は本物!
天外者今日でもう2回目です。1度目は三浦春馬さんに釘付けでほかの俳優さんに全く目がいかず、春馬さんが何度も涙するのですが、そのどれもが違う泣きの芝居、五代友厚にしか見えなかった。今日は、みんなの光っている芝居が素晴らしく三浦春馬さんはどの俳優といても邪魔をせず、そして主演として立派な大役を果たしています。はるの表情や、仕草、セットなど、小物まで考えられていると細かい所まで見ることが出来ました。とても良かったです。春馬さんが考案した藍染の手ぬぐい色んな場面で出てきていました。そして最後のハットを被った春馬さんが私達に微笑んでいるようでしたが、それとは別の場面でも私達と目が合う場面がありました。なんとも言えず涙が溢れました。本当にいい映画だなと滲みと感じ、最後はみんなで拍手で賞賛しました。拍手が全然恥ずかしいとは思わなかった。三浦春馬さんがまだ29歳での主演の撮影だったとはとても思えないいい作品です。是非あらゆる年齢の方に鑑賞して、感じ方変わると思います。ちなみに私は中学生の子どもと一緒に観ました。
まだ早かったかな。。
心を揺さぶられます
三浦春馬さんありがとう。
低評価に
五代と春馬くんが重なって見えた
春馬さん演じた五代友厚は、躍動感と人々の機微に触れる繊細さと優しさがあって、今の日本や芸能界に何か問いた内容でしみじみ見入っていました。
幕末から明治時代にかけてというスケールが大きい題材を2時間で魅せるのは、大変だったと思うけど、伝わってくるところはありました。
コロナ禍ですが、目的やこころざしを持って生きていく事の尊さを見ることができて、涙が出ました。
エンドロールの時に、拍手があって、みんなさんとは少しだけ一体になれて温かい気持ちになりました。
このような映画が観られて本当に良かった。
プロジェクトの関係者の方々、監督、三浦春馬さん、キャストの皆さん映画公開おめでとうございます。
予想以上
脚本が酷過ぎて三浦春馬が気の毒
タイトルの「てんがらもん」とは、鹿児島の方言で「すごい才能の持ち主」を意味する。2019 年中に撮影が終了し、2020 年中に公開予定であったが、新型コロナウイルスの流行に加え、2020 年7月18日に主演の三浦春馬が急逝したため、公開日は未定となっていたものである。史実にフィクションを加えたオリジナル・ストーリーで、原作はない。
三浦春馬の遺作というべき作品であり、当時の風景の俯瞰映像など、見応えのある映像はいくつかあったが、残念ながら脚本が尽く足を引っ張っていた。五代と龍馬と伊藤博文と岩崎弥太郎が同じ鍋をつつくほどの仲間という安直な設定、架空の人物との恋愛を延々と描きながら、何をした人なのかを具体的に全く描かないというのはどういう趣旨だったのか?近代日本を技術的にも経済的にも導いたというだけでも、いくらでも苦労話が書けそうなのに、こっちが見たいと思っている物語を一つも見せてくれないのである。史上最低のクソ大河「うん地人」の無能極まる脚本家の手腕は相変わらずである。こんな奴に頼んだのはプロデューサーなのであろうか?ホントに何てことをしてくれたんだと腹が立って仕方がなかった。
薩英戦争の決着をつけたのが五代の武芸のお陰だったとか、デタラメにも程がある。そんなところにフィクションをぶち込むなら、大阪商工会議所初代会頭に就任する際の演説でもっと説得力あるものにすべきだと思うのだが、「俺についてこい」だけでは話にならない。当時の新技術を貪欲に吸収して事業化して行ったところが最高の見せ場であろうに、言葉で触れられるのみでは映画にする意義さえ問われるべきである。恐らく脚本家にその能力がないのであろう。熱演する三浦春馬が気の毒であった。
三浦春馬以外のキャスティングも非常に疑問を感じた。龍馬役はいかにも今までの映画やドラマのプロトタイプそのままで、イメージだけ先行して実存感が薄い。消臭力の歌手が岩崎弥太郎を演じていたが、最後まで違和感しか感じなかった。何故か大阪府知事と大阪市長が出ていたが、これまた違和感しか感じさせず、全く不要だった。三浦春馬の俳優としての実力とかけがえのなさは、あらゆるシーンで実感されたが、それだけに脚本の出来の悪さと周囲のミスキャストに腹が立った。
音楽はありふれていて、シーンを阻害するような曲もあり、かなり浮いていたと思う。印象に残る曲もなかった。世界観や人物像を伝えるべきであるのに、顔のアップばかり撮っていた監督は、作品の趣旨を全く理解していなかったと思うほかはない。つくづく三浦春馬が気の毒になる映画であった。
(映像5+脚本1+役者4+音楽3+演出2)×4= 60 点。
三浦春馬さんの圧巻の演技!
スクリーンで生き続ける
三浦春馬の遺作だが、中盤までは春馬と親交のある三浦翔平の坂本龍馬らが出てきて、よくある荒削りなご都合主義のエンタメ幕末時代劇。五代の特徴が顕著になってくるのはマゲを落として明治になってから。
史実との整合性が分かりにくい事は棚に上げて、春馬の熱演を堪能。蓮佛美沙子が同級生なのは知っていたから、五代の生前最期の姿と通夜の蓮佛の泣きのシーンに泣かされた。映画鑑賞後に蓮佛が三浦春馬のオファーで出演したことを知ったが、三浦はどういう心境だったのだろう。上映前に『ブレイブ−群青戦記−』の予告も流れ、スクリーンで生き続ける。
三浦春馬さん、躍動感でいっぱいでした!
春馬さんはこれまでの映像作品(テレビ、ドラマ)では、すっと画面に自然に馴染み、的確に役になりきる印象。
舞台では、瞬発力がありエネルギッシユで存在の確かさをしっかり表現。
媒体によって真逆ほどのアプローチができる役者さんだと感じていましたが、今回は、その
融合型(完成形?)に近いもので、表現にも緩急があり観ていて心が震えました。本当に日本だけでは収まらない演技力、表現力を身につけられていたと思います。
有志の方達が企画し立ち上げられた作品ですので、予算的にもかなり厳しく、様々な制約があったと思われます。
その条件下で、過剰な演出や主題歌など削ぎ落とし、役者自身の演技と心意気で、すとんと心に入ってくる、今までにない新鮮な時代劇を観せてもらいました。
役者さん同士やスタッフ関係者がよいものを
作ってやろう!という、各自の役目を切磋琢磨しながら取り組まれた感じが伝わってきます。
そして田中監督がそれぞれの才能を、「引き出す」ことができる実力と人間性、懐の深さをお持ちなのに救われました。
今観るべき映画。是非!
天才三浦春馬
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