劇場公開日 2020年12月18日

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「丁寧な映画」この世界に残されて 三毛猫泣太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0丁寧な映画

2023年1月30日
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ハンガリーの歴史を知ってるわけじゃないので、薄ぼんやりとナチスが去ってソ連が来た、結局国民はいつも大変という認識だけで見たけど、人々の心情を丁寧に描いた映画なので困ることなく見れました。最初のころのクララの不機嫌な態度が不快で最後まで見れないかもと思ったけど、アルドに抱きついたところからどんどんかわいくなっていくのね。アルドの見ようによっては不気味な笑顔でちょっとロリータ的な展開があるのかしらと不安だったけど、アルド側からはそれがなくてホントに良かった。クララ役の女の子、すべてに不満のある思春期の少女から幸せな大人の女性まで見事な演技でした。

三毛猫泣太郎