劇場公開日 2021年5月7日

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「よっこいしょーいち」大綱引の恋 rokuroさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5よっこいしょーいち

2021年5月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

鹿児島県薩摩川内市に420年続く川内大綱引きの、一番太鼓(このイベントの花形)を目指してストーリーは進行していく

鳶職人の有馬武志(三浦貴大)と、韓国から研修医として日本に来ているジヒョン(知英)の恋物語
武志の父(西田聖志郎)、母(石野真子)、妹敦子(比嘉愛未)との家族ドラマ
一番太鼓をめぐっての、吉留隆治(金児賢史)の友情あり
他にも要素あるんですが、最初から最後まで飽きさせない居心地のいい空間でした
特に印象に残っているのは中園喜明(升毅)、安心感がありクライマックスのシーンの大綱引きのアナウンスと音楽がすごく作品を盛り上げてくれました
それと知英の魅力もせつない気持ちにさせてくれました

大綱引きのスケールの大きさもさることながら、敦子の恋と心情、文子の秘密、武志の幼馴染の典子(松本若菜)との関係などいろんな要素をうまく見せてくれました

佐々部清監督の遺作ですが、公開翌日の一回目上映にもかかわらず、観客は二人だけでした
コロナ禍で公開延期の多い中、是非観ていただきたい作品でした
泣ける映画です
コロナが終息して、また大綱引きのようなイベントが通常に開催され、日本と韓国が仲良くなれる日がくるのを願わずにはいられない気持ちになりました

ちなみに映画.comの作品紹介のところのスタッフ紹介役名、有馬敦子のところ有馬数子になってますよ
余計なお世話かもしれません。すみません。

rokuro
かんさんのコメント
2021年5月10日

敦子、私も気になっていました。すっきりしました。

かん