「真面目だけどつまらない男みたいな映画」妖怪大戦争 ガーディアンズ 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
真面目だけどつまらない男みたいな映画
2021年映画館鑑賞作品80作品目
9月5日(日)イオンシネマ石巻
『妖怪大戦争』は68年版も05年版もDVDでだいぶ前に観た
今度は久々に大魔神が登場する
CGをフルに活用ししっかりと作り込んでいる
68年版や当時の大魔神のスタッフからすれば羨ましい限りだろう
しかし過去作に比べ全くときめかない
自分が歳を取りすぎたのか
子供向けだから子供が満足すればいいのか
前作より若干短いがそれより長く感じた
脚本が悪いせいか
これをアニメじゃなく実写でやるのが味噌
役者さんが妖怪に扮するのが一番の見もの
予備知識がなければ杉咲花が狐と気づかないのではないか
妖怪獣というドンキーコング64に出てきたアーミィ•ジローのような巨大な怪物が登場し日本がピンチ
妖怪たちは立ち上がり妖怪獣を倒せる望みがある大魔神を復活させるための生贄として小学五年生の渡辺兄をスカウト
しかし弟の方が適任者だと誤解した妖怪たちは兄の方をお払い箱に
弟を救うために兄は狐や天邪鬼とともに大魔神の元に
妖怪大戦争といっても戦争らしきことはやらない
歌を歌って妖怪獣を鎮めるマクロスのような展開で自分は子守唄に聞こえたのか眠気が出てきた
大魔神の暴走もなんやかんやで解決
渡辺兄弟の兄弟愛
兄の名前が兄と書いて「ケイ」で弟の名前が弟と書いて「ダイ」
ふざけたネーミングだ
清水大敬を思い出した
松沼兄弟のあにやんおとやんはニックネームだがソレが本名とはまるで漫画だ
勇者渡辺綱の子孫渡辺兄が名刀鬼切丸を抜いたとき覚醒して戦士の姿に
胸の渦中には兄の文字
額の上にはなぜか「綱」ではなくローマ字で「T SUNA」と記されなんとなくTSUTAYAのロゴっぽい
前作主演の神木くんが先生役で登場
神木くんは今でも可愛いが寺田心はやっぱり全然可愛くないしなんか臭い
子供にムキになるのも大人げないが
数年前のことだがフジテレビ系で放送された神宮のヤクルト対巨人戦の中継で番宣を兼ねたのかよく思い出せないが芦田愛菜と寺田と他2名の子役がゲスト出演した
始球式で芦田愛菜が野球に詳しくないとはいえ天才子役とは思えぬ衝撃的な投球をしたあの試合だ
芦田愛菜ら3人は仕事と割り切ってヤクルトのユニを着ていたが寺田は1人だけ強情を張り巨人のユニを着ていたのでそれ以来彼のことが嫌いになった
北川景子や橋本環奈は許せてもアンチ巨人としては寺田心だけは今でも許せない
あと大島優子は前田敦子勝地涼を反面教師にして林遣都と温かい家庭を築いて末永く幸せにと切に願う