「ユーモアと抒情」わたしは元気 wootanさんの映画レビュー(感想・評価)
ユーモアと抒情
大田原愚豚舎の最新作は渡辺兄弟の新境地ともいえる快作。
小学3年生の女の子りこちゃんのある一日を独自のスタイルで鮮やかに描き出す。
他の作品に見られる強烈な毒や皮肉は控えめだったが、60分という上映時間の中に静かなユーモアと抒情を凝縮したような素晴らしい作品だった。
最近は俳優としても『アンダードッグ』『喜劇 愛妻物語』『街の上で』など話題作で頻繁に見かけるようになった渡辺監督が演じる神宮寺亀吉は出て来るだけでも期待してしまうし笑ってしまう。
渡辺兄弟が次にどんな作品を作り出すのか楽しみ。
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