劇場公開日 2021年11月12日

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「どうして豪華キャストが集まったのかな」愛のまなざしを Scottさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0どうして豪華キャストが集まったのかな

2021年11月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

オープニングがダサいのね。スクリーンの文字を読んでくんだけど『私はいつも感じていたのだ』の後に『愛のまなざしを』ってタイトルがくるの。
「これがオープニングでいける!」っと思った人が監督だと思うと、先行きに不安がよぎるの。スクリーンの右下隅に映倫マークも入ってて全くカッコよくなってないしね。

その後のシーンが「まだかな、もう一時間も待ってるんだけど」「うちは一人の診察に時間がかかるので、予約のない方はお待ちいただいております」って、仲村トオルの精神科が流行ってる描写をやるんだよね。これ端役がやるから、なんか盛り上がんないのね。なんでこのシーン入れたんだろ。と、不安は膨らむね。

脚本は色々とヒドイ気がするの。連ドラのダイジェスト版を見てる感じなんだよね。「はい、恋に落ちました」「はい、過去にはこんな事情がありました」って説明を見てる感じ。

息子が同級生の女の子と仲良くなってくシーケンスがあるんだけど、あれ、何だったんだろう。放り投げて終わりになってるし。

音楽というか効果音の入れ方も良くなかった。ダイジェスト版の雰囲気そのままの取ってつけた感があったな。ある意味あってるとも言えるか。

ラストまでいったときは「やっと終わった。お昼食べて帰ろ」って思ったよ。

色々とヒドイんだけど、それでも仲村トオル、杉野希妃、斎藤工が演じたら観てられるんだよね。なんとかシーンにしちゃう。下手な役者さんでやってたら、席立つことを考えたろうな。

なんでこんなに豪華キャストが集まったんだろうってずっと不思議だった。杉野希妃がプロデューサーだから、集められたのかな。

ヒドイ話を役者の力でなんとかしちゃうっていうのは、やらない方が良いと思ったね。だから、この脚本に、こんな豪華キャスト集めちゃ駄目だよ。

Scott