劇場公開日 2021年9月17日

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「明日は我が身かも」由宇子の天秤 かぴばららさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0明日は我が身かも

2021年10月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

映画館は熟年男性陣が7、8割で多かったように思う。なんでかな?

ある報道の真実を追う側の自分と、リアルに不都合な真実に巻き込まれる自分と。
まさに自分の本質が試される非常に見応えのある話の展開。152分堪能しました。
この天秤で何を諦め、何を手に入れるのか。何を失い、何を背負わなければいけないのか。すごく、深く重い天秤。由宇子の正義感や潔癖さ、ジャーナリスト魂と、情と、それらがせめぎ合い葛藤している由宇子の内面。
私なら逃げ出したくなる。でも由宇子は逃げない。そこが強くて情もある。でも弱さでもあるのか?
演じている瀧内さんのリアルな立ち位置に自分を重ねました。
人生何が起こるかわかりません。何を諦め、何を手に入れるのか。自分の天秤はどうなのか。考えさせられました。

マルマル