「明日は我が身かも」由宇子の天秤 かぴばららさんの映画レビュー(感想・評価)
明日は我が身かも
映画館は熟年男性陣が7、8割で多かったように思う。なんでかな?
ある報道の真実を追う側の自分と、リアルに不都合な真実に巻き込まれる自分と。
まさに自分の本質が試される非常に見応えのある話の展開。152分堪能しました。
この天秤で何を諦め、何を手に入れるのか。何を失い、何を背負わなければいけないのか。すごく、深く重い天秤。由宇子の正義感や潔癖さ、ジャーナリスト魂と、情と、それらがせめぎ合い葛藤している由宇子の内面。
私なら逃げ出したくなる。でも由宇子は逃げない。そこが強くて情もある。でも弱さでもあるのか?
演じている瀧内さんのリアルな立ち位置に自分を重ねました。
人生何が起こるかわかりません。何を諦め、何を手に入れるのか。自分の天秤はどうなのか。考えさせられました。
コメントする