劇場公開日 2021年6月4日

「【”壁ドンもあごクイ”も無いけれど、爽やかな青春恋愛映画。それは、きっと登場人物たちが皆善人で、恋や友情を育む姿を丁寧に描いているからだと思った作品。】」胸が鳴るのは君のせい NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”壁ドンもあごクイ”も無いけれど、爽やかな青春恋愛映画。それは、きっと登場人物たちが皆善人で、恋や友情を育む姿を丁寧に描いているからだと思った作品。】

2021年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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■今作を面白く感じた理由

・余り自分の気持ちを出さない有馬君(浮所飛貴)も、何でも一生懸命に取り組むつかささん(白石聖)も、そしてイケメンだがチャラい長谷部君(板垣瑞生:大きくなったなあ・・、イケメンになったなあ・・)も、皆、心根が優しく、どこかで相手を気遣う姿が、きちんと描かれている点。

・長谷部君の従妹で、有馬君の元カノの存在も、アクセントとして効果的だった。
ー 元カノさんは、悪役になる類型的なパターンかなあ・・、と思ったら違った点も、良い。ー

・キャンプでカレー作ったり、夏祭りや海に皆で行ったり、文化祭も織り込まれた高校生活の楽しき行事も、織り込まれて、物語が進行する点。
ー 大袈裟な出来事は無いのだが、何だか“素の高校生活”に近い感じが作品から漂ってくるよ・・。ー

・キャラとしては、有馬君とつかささんがメインなのだが、個人的には”モテ男故に真の恋”を知らない長谷部君の姿が、良かったなあ・・。
ー つかささんに初めての恋をして、けれど振られてしまっても、有馬君とつかささんの恋を叶えてあげようとする姿。彼には、漢気があります。ー

<少女漫画実写化映画は、暫く敬して近づかずにいたが、今作はある文章を読んだ影響で鑑賞。
つかささんが、序盤有馬君に告白するも、”友達だと思っている・・”と言われるも、変わらぬ態度で接してくる有馬君への想いを貫く姿も、良かった作品。>

◆規律にうるさい先生は、TVで良く見る”おぢさん”だったよ・・。

NOBU