「土屋太鳳の声がシオンに合ってた」アイの歌声を聴かせて ツネミさんの映画レビュー(感想・評価)
土屋太鳳の声がシオンに合ってた
・昭和な家にAI家電が装備されている感じがとても良かった。自分の身の回りがそうじゃないせいなのか、AI家電っていうのは現在の日常なのか、未来のものなのかわからなくなった。
・絵が凄く魅力的だった。
・未来で夢のあるような世界だったけど、みんな親が同じ会社に勤めてる感じに少し閉塞感を感じた。
・諸所で微妙に引っかかったところがあった。
・冒頭で主人公が母親のスケジュールを確認してるのが秘密なのかお互いに共有してる事なの か、秘密ならどうやってパスワードを?とかが気になった。その中でAIロボットの顔が出ていてそれをきっかけに転校生をAIロボットと認識してたけども、秘密のプロジェクトでは?という気がして気になった。スケジュールを共有してたら母親もそれを説明してたはずだしなぁとか、特に説明してなかったようだしっていうのが気になった。
・シオンに搭載したAIはどうやってインストール?したのかが気になった。後半でトウマが改造したAIがネットワークに脱走して戻ってきたっていう感じの話だったけど、母親が選んだであろうAIは一体どこへ?とか。シオンが自分から上書きしたのか、空いてる状態に先に入ったのか、先に入ったとしてスタッフはこれ、何か違いません?ってなんでならなかったのか、とか。
・学校内で不具合が起こったロボットにスマホのカメラモードにして停止を押したら止まるっぽかったけど、シオンを写したら試験中だったかの吹き出しが出てたのとシオンも止められる感じを誰でもできる状況で何であの5人以外にバレないのかなぁと思った。
・柔道の相手をしているロボットで練習にならなそうだなぁと思った。彼は友達いないのかなぁと思った。
・最終的にシオンの身体はどうなったのかなぁと思った。どこでも行ったり来たりできそうだったけど、一旦そこに安住すると動けないとかなのかなぁと疑問だった。会長もAIロボットの件について隠さないでどんどんやっていけ的な考えだったので多分、残ってそうだったし何なら戻したら良かったのでは?とか。事件が公にできないからとかだったのかな。
・シオンを助けに行って何でバイクが部屋に?っていうのと何で長髪のカツラがあの部屋に?って思った。
・シオンの能力の限界がどこまであるんだろうと思った。
・シオンの耐久性も柔道で投げられてたっぽいけどどれくらいあるんだろう思った。
・送迎してた主任のおじさんが日中にいないはずのとこにシオンがいたって報告してたけど、発見からだいぶ開きがあったのと、何で直接声をかけなかったのかが凄く疑問だった。その理由の説明があったらそのシーンが欲しかった。
・シオンがサトミと同じクラスに編入させていたけど、何で母親が一番知らない状況でそれでいて母親は何でその辺の事を全然娘に聞いたり探ったりしないのかなぁとかが不思議だった。
…と引っかかりが諸所にあったけど、歌のシーンやテンポや絵の奇麗さであんまり気にならないまま観られた。観終えた後からやっぱり気になったけど。
・AIが巡り巡って自分のしあわせを願ってたっていう感じが何だか泣けた。演出も良かった。
・「ひらいて」を観たせいか、みんな相思相愛でうまくいってて少し嘘くさく感じられた。
・お母さんのぐれっぷりが切なかった。
・土屋太鳳の声がシオンに凄く合ってて良かった。
・シオンはなぜ可愛い女子高生だったのかなぁと思った。