劇場公開日 2021年1月15日

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「成りすましには要注意❗️」聖なる犯罪者 アキよりさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5成りすましには要注意❗️

2024年5月24日
iPhoneアプリから投稿

主人公の眼に釘付け👀にされました。

少年院で過ごすダニエルは、聖職者に憧れているのか?神父様に自分は聖職者になれるかと聞いていますが、ハッキリ無理だと言われます。
仮釈放になったダニエルは、製材所に行く事になるが立ち寄った村で自分は司祭だと嘘を付き、村人達と交流を深めて行き‥

個人的には、ダニエルは少年院での神父がみんなを感情を吐かせるため叫び、教育していく様子は洗脳している様に映りました。ダニエルは、自分が見てきた真似事をして町の住人が変わって行く様子を見てただの
自己満足に映ってしまいました。

些細な嘘から始まってしまう出来事が、大きくなってしまうと、人は全員では無いかも知れませが恐怖心が湧いて来たり、後悔の気持ちが沸くはずだが、ダニエルは途中逃げ出そうとする場面もありますが、留まります。

ダニエルは、釈放された途端に酒に女と欲望丸出しで、この主人公まともに見え無かったなー!

たしかに、悪事も働いていません。
町の住人も救われた人もいる。が‥

やっぱりラストはそうなるねんなーと思ってしまいた。

聖職者を否定していませんが、自分の話を聞いてみんなが,感動したり、泣いたり、懺悔したりと自分が神の代理人であるかの様になれる仕事であるのは確かだと思っています。

そこに憧れを持つ事は否めないです!

アキより
R41さんのコメント
2024年6月4日

おはようございます。
確かにダニエルは良からぬ人物です。
その背景にあるのは「孤独」かなと思いました。
しかし嘘から始まった神父劇場は、人々からの信頼を受け、それを裏切れないという思いにさせます。
無視していいことさえも、声を掛けます。
同時に7人が犠牲になった事故によって、人々の心が歪んでいるのを感じます。
彼は調和を求め、わずかではありますが町人が参加します。
その変化こそ、神父の大きな功績です。
罪人は永遠に罪人扱いする社会。赦しがないのなら、神もないのでは?という問いかけを、この作品から感じました。

R41