「聖職者たる資格」聖なる犯罪者 Jun Tanakaさんの映画レビュー(感想・評価)
聖職者たる資格
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前科を隠し、偽聖職者になるダニエル。そんな彼が、刑務所仲間に見つかり、脅される羽目になる。もちろんその脅迫に乗らなければ、また刑務所に逆戻りだ。
果たしてどうするのか、嫌な予感がした。聖職者という仮面を脱いで、その脅迫者を排除してしまうのだろうか。善悪に揺れる振り子のように、緊張感いっぱいの展開だ。
しかし、彼は意外にも、聖職者たる自分の意思を貫いた。その脅しに乗らず、周辺の反対を押し切って埋葬を強行する。聖職者とは資格の問題ではなく、信条だと思う。その瞬間、ダニエルは、資格はないが、十分聖職者だった。
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