オン・ザ・ロックのレビュー・感想・評価
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レイトショー+ミニシアター=ビル・マーレイ
夫の浮気を疑った妻
相談した相手は自分の実の父親でした
その父親は自他ともに認めるプレイボーイで...。
こんな感じの映画
最後まで観て感じたのは
オチがね...。
どんでん返しなりなんなり展開欲しかったなぁ
明らかに前半は浮気ありきなリードしてたので
後半の旦那の実はちゃんと愛してますよー を
見せられても
観てる側はおまえらミスリードさせようとしてたろ?
って感じてしまい
この展開では納得いかない
前半みる限りでは浮気してるもん←
それに対しての答えとか解決してないのに
後半なんか早とちりーってやられても
なんかしっくりこない
ビル・マーレイが娘と一緒にいたいだけ
て理由ではなんか弱くちがうかなー
あと口笛とか...。
なんか伏線とかではないのね
とまぁ文句言ってるーって感じですが
この映画はビル・マーレイが全てであって
そんな展開とか伏線なんかいらないって作品なんでしょうね
夜な夜なミニシアターレイトショーでみるなら
こういう作品はいいですね。
雰囲気とかすきです。
あんまりふかく考えないでみれて
よき映画でした
大人喜劇
娘へのとっぴな愛情表現…天真爛漫でいつまでも成長出来て無い父親ビル・マーレーがいい味出している!
作家としての執筆が捗らず夫の浮気疑惑…主人公ローラの様に自分に自信も希望も無くしてる人達がこの時世に少なからず居るだろう…
が、可愛い子供達に都会での裕福な生活…
観ている側からしたら何とも羨ましくもある
プレゼントのサプライズ的な夫の演出がニクい!ローラ、愛されてるじゃん!
やってくれちゃったぁ〜な父親のお陰で夫の愛情を再確認出来た訳だし…まずは、めでたし!めでたし!
シンプルな作風であるが劇中流れる洒落たジャズや軽妙な会話…都会的で品のあるファッションに心も潤いました!
男女の愛と親子愛の違い
私、夫の浮気が完全に黒だと思って観てました。良かったね、何もなくて。
◉四足歩行の時はお尻がセックスシンボルだった。それが二足歩行になりおっぱいがセックスシンボルに。
◉男はすべての女を支配し妊娠したい
◉女の浮気は運命で男の浮気は秘書とSEX(女の浮気は気持ちが入り、男の浮気は気持ちが入らない)
上記のフレーズ聞き飽きたわい!
古今東西、不倫は文化で結婚とは他の異性にいかないようにする相手を縛り付ける契約である。
そもそも愛とは相手の感情や相手の行動を縛るものではないのだ。
浮気したお父さんが自分の娘の夫の浮気疑惑に奮闘する姿がシュールでした。
一つ、確かなものは、親から子への愛は揺るがないけど、男女の愛とは揺るぎやすく、いとも簡単に壊れてしまう可能性があるということ。
オンザロックの意味を未だに考えている。
真っ赤な車は…
ポルシェじゃなくて、古いアルファロメオってところが渋くてカッコいい。バックファイヤーしまくりで、信号無視してでも速度を落としたくないし、エンジンも切りたくない。お巡りさんに停められても、持ち前の話術で違反も許され、警官に車を押してもらう…お父さんがそんな人だったら嫌だけど羨ましいだろうなぁ。
過去にわだかまりがあって、家族と疎遠になっている父。娘は旦那さんの行動に疑問を感じて、浮気を疑う。それを父と探っていくのだが…結構ハチャメチャで面白い。尾行するのにあんな派手な車はあり得ないし、子供置いてメキシコ行くなんてね。
要所要所て素敵なレストランやバーが出てきます。マティーニに涙を落としたバーはカーライルでしょうか?行ってみたいです。
いつまでも観てられる感じの父と娘2人のやりとりが心地良かった
90本目
ソフィアコッポラ監督の最新作。
ニューヨークで丁寧な暮らしを送っているローラは、新規事業で忙しい夫ディーンと美人アシスタントの関係に疑いを持ち始め、微妙な関係の父フィリックスとディーンの行動を追っていく。
ノリノリでスパイごっこを始める父に振り回されながらも疑いは確信に、変わることなく一線を超えてしまい…?
といったストーリー。
ローラの育児に追われる毎日やママ友との何気ない話し、目まぐるしく過ぎていく時間に翻弄され自分の時間が持てない様が緻密に描かれていて、そこに現れる自分の時間しか持っていないようなフリーダムな父との対比が良かった。
そんなビル・マーレイ扮する父フィリックスがとにかく良い。本当に良い。
プレイボーイで全ての女性に優しいがちょっとダメな金持ち道楽親父っていう割とありがちなキャラ設定でも、ビル・マーレイが演じるとめちゃくちゃ深みが出るんだなぁ。
あんな親父に将来なりたいとは思わないけど、なれたらきっと楽しい人生を送れそうだ。
ストーリー自体や結末なんかも別に目新しい物があるわけではないし、浮気もしてないんだろうことは早い段階でわかるんだけど、そんなことはどうでも良くて、いつまでも観てられる感じの父と娘2人のやりとりが心地良かったです。
「お前にはお前の冒険があるか」っていう最後のやりとり、めっちゃ良かったな。
あとはこの作品、本筋以外の何気ないシーンにも良いシーンが多い。
遅くなった誕生日のお祝いを夫と2人でする場面で、ケーキが出てきたと思ったら隣の席だったシーン。
良く見ると男性2人で誕生日を祝っているのが、多様性への配慮を自然に取り入れていて良かった。
美人アシスタントのフィオナも最終的に女性2人で過ごしていたのはそういうことだったのかな?考え過ぎかしら。
フィオナ役のジェシカヘンウィックは本当に美しいので、あんな人が夫の側に居たらそりゃあ心配になるよね。
あと個人的にかなり良かったのが、時間がないのに一方的に男の話を捲し立ててくるママ友。
このママ友、Giftedで先生役をやっていたジェニースレイトが演じているんだけどかなり良かった。
妻子持ちの男はさっさと諦めてクリスエヴァンスと幸せになってほしい。
(破局したけど)
あとは全ての画面がとにかくオシャレ!
これはやっぱりソフィアコッポラ監督のなせる技かな。
ウディアレンぽいと評しているコメントをいくつか見たけど、僕はそうは思わなかった。
どこか達観した風な登場人物達の会話劇をジャズで彩っているとウディアレンてわけでは無いと思う。
そんな感じでした。
理想的な家族でも心に余裕が無いと簡単に壊れかねないという教訓もありつつ、気楽に見られる良い映画でしたね。
部屋でお酒を飲みながら2回3回と観たい映画かな。
ボディ・オイルはセーフ? ボディ・ローションはアウト?
1.ビル・マーレイのかる~いエロオヤジを堪能。いるんですよ。日本でもいっぱい。スパシーバ いいね👍
2.クインシー・ジョーンズの娘さん。なんか、東尾理子&東尾修の奥さんの苦労とダブってしまった。なんか自主キャンプとか深夜の番組がやたらと多いのよ。
3.結婚したらセクスはできなくなるぞ。性交はするが。えっ? 性交の訳の原語はintercourse ですか? 日本語訳の人の表示が、最後なかったけど。もっと生物学的な表現あるの?
4.ビル・マーレイ、歌うまい😋 これで点数稼いだな。
5.主婦の苦労で泣いてちゃ駄目よ。作家の妻がこの顛末を小説にして売れました。までもってきたら、喜劇 愛妻物語を越えたかも。
6.べらべらおしゃべりの奥さんが面白かった。ある意味、泣けた。
7.メキシコのホテルの場面は、ほふく前進とかしなさいよ。親子のあるある探検隊なんだから。
8.もうちょっと、エッチシーン欲しかったな。
9.最後は過剰包装ね。わかってたよ💞
10.愛情と男のかまってちゃんは紙一重なんだね。
11.オン・ザ・ロックってなんなんだろう。ウイスキーに氷しか入れないから、家族水要らずってこと? 違うよね。年配の人は知ってるかもしれないけど、黒木憲の歌にあるんだわ。なかなかいいよ。
12.最近のA24の映画って、なかなかハマらない。
洒落た時間の過ごし方
ビル・マーレイ演じるフェリックスとラシダ・ジョーンズ演じるしローラの親子の絆を描いた作品。
ストーリーは終始ありきたりな日常が描かれながらストーリーは進むのだがこの日常の描き方が細かく丁寧に描かれていて面白い。
ストーリーとしてはローラが夫のディーンの不倫を疑いフェリックスとディーンの行動を追っていく話。
フェリックスは金持ちプレイボーイであるがどこか寂しそうな姿が描かれており、早い段階でディーンの不倫を突き止める事が1番の目的ではなくローラと時間を過ごしたい気持ちが強い事を感じる事はできる。
ディーンの不倫もまた本当はしていない事も早い段階で察することはできる。決め手となる証拠が中々現れる事なくディーンも焦った様子もない。
誕生日プレゼントを後日渡すと約束した直後のカルティエに出入りしてた話でオチは読めてしまう。
ただこの作品はディーンの不倫の真相を期待するのではなく、ローラとフェリックスの親子関係をのほほんと見ていると更に楽しめる気がする。
金持ちプレイボーイという特性を活かしたフェリックスなりの娘への愛情表現がカッコよく見える。
遊び人のくせに気持ちをストレートに伝えるのではなく洒落た時間の使い方で見ていて憧れる。
冒頭でも書いた通りフェリックスはローラと過ごす時間を欲していたのだろう。同時にローラもフェリックスとスパイごっこをする事で夫への無駄な疑いも晴れ、さらに愛情深い関係を構築できた。
こういう頭を空にしてのほほんと見られる作品もやはり楽しいものである。フェリックスのような洒落たオヤジになりたいものだ。
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