劇場公開日 2020年10月2日

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「軽やかさと脚本の妙に脱帽。」オン・ザ・ロック バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0軽やかさと脚本の妙に脱帽。

2020年10月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

これが手腕ってものなんだろうか?

二児を持つ多忙な父と創作者の母親の家族。
夫婦間のちょっとした波風に、母親の父が絡んで
ストーリーが展開します。
めちゃくちゃザックリ書くとこんな話。

シンプル。

まるで、なんのイベントもなさそうな、
なんの期待も出来なそうな、、基本的ライン。

けど、この監督にかかると
「あるある感」満載かつ、軽やかに描かれる日常、
説明セリフに頼らずに語られる
人物像や人間関係、背景、それらがしっかり
しているから、このある意味バーディ物と
言ってもよい?であろう
不思議な展開が、なぜか、、、、ありうるかも?
って思っちゃうから不思議。

で、ビル・マーレイが見事!見事すぎる。
父親役が本作のキーだと思います。
この人生謳歌感、無敵。いや、マジ憧れてしまった
僕も問題有りだな(笑)
けど、見事に演じてるからこそ成り立つ映画だったかな。

ちなみに、かなり笑えますこの映画。
まさかコメディだと思いませんでした。

題名、on the rocks
なんでこの題名なんだろ?としばし考えましたが。
なるほどー!と勝手に自分で納得してます。

破綻して、岩の上、ウイスキーのオンザロック など
意味がいくつかありますが
すべて加味してんじゃないかな?
特に氷がジンワリ溶け出し、ゆっくり味が変わりつつ
楽しむお酒・・・の意味合いが、強いんじゃ?なんて思ってます。

そーいや劇中、お酒の場面良かったなぁ。

バリカタ