映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチのレビュー・感想・評価
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ベタなストーリーだが面白かった
幼い頃から男子たちとサッカーを続けてきた女子中学生の恩田希が主人公。彼女はテクニックに優れ、誰よりも努力し、小学生の時は背も高く抜きん出た存在だったが、中学になると男子との身体能力の差により、当たり負けでの怪我を心配され、監督から公式戦に出してもらえなくなった。中学2年生になって、新人戦の対戦相手は幼なじみでかつて子分だったナメックがいる江上西中学校で、試合前にナメックから、男子に女子が敵うわけがない、と言われていた。その言葉に闘志を燃やした希は、さらに努力を続け、最終的には弟のユニフォームを奪い・・・という話。 ありがちなベタなストーリーだが、希の負けん気、努力に感激して涙が出そうになった。 かつて希を親分と呼び慕ってたナメックが偉そうにしてたのは、希を好きだからこその見栄張りだったのだろう。 実際、中学生の男子の試合に女子中学生が出てる事があるのかは知らないが、エンドロールで女子サッカー選手の写真が出てきても女子ばかりのように見えたので、女子サッカーを応援する作品なのはわかった。 多少の恋も絡み面白かった。
アニメ版見ていないですが、普通に良かった内容。
今年62本目(合計128本目)。 ※まだ書いていないのが大量にあるので実質的には70本目くらい。ぼちぼち書いていきます。 さて、今日(11日)2本目はこちら(有給が余っているので午後休んで見に行きました)。 原作はコミック版、アニメ版ともあるようで、私は見ていないのですが、見ていなくても最初の導入が親切なので、特に混乱するとかわかりにくいという点はないかと思います。 主に男性向けスポーツとされるサッカー(もっとも、日本ではなでしこジャパンもある)で、女性(厳密には、映画内では中学生が主人公)が頑張ってスタメン入りを目指していく、という内容です。この手の映画は、スポーツは違うしアニメではないけど、3月の「野球少女」(韓国映画)を思い出しました。 どうしても公式戦に出たいという彼女と、成長期にあたる中学時代での男女の体格差ゆえに彼女の本当の身を案じて公式戦に出さない監督との闘い…と言えば話は良いですが、どちらの言い分も一応理解できる構造になっているので、ここは結構考えさせるアニメかな…と思いました。極論、「男性(男児)はサッカーなど、女児は生け花などやってればよい」って言えば話は早いですが、30年前ならまだしも、今の世の中では(この作品はアニメですが)そんなことは通用しないからです。 一方、「野球少女」でも描かれていたように、「本人にいくら出たいという意識があっても実力を伴わないものは認められない」という事情のほか、上述したとおり「成長期に配慮した監督の判断」という、なかなかこう、どちらが正しい正しくないの構造を描いており、単純なサッカー映画ではないな、という点で高評価にしました。 ※ サッカー映画といえば、2月だったか、マラドーナ氏を題材にした映画があったかと思いますが、それ以来かな、というところです。 アニメとはいえ、「男児はこれ、女児はそれ」という固定観念が今後、なくなっていって、「挑戦したいものにどんどん挑戦していける世の中」になればよいなということ、また、それ「だけ」を描いているのではない(監督の葛藤や、主人公の子供の時の記憶と現在への結びつきなど(ネタバレのため表現をぼかしています))点と、「ストーリー自体は明確でわかりやすく、混乱する要素は少ない」(ごく初歩的なサッカーのルールを知っていれば有利ですが、それほどでもない。せいぜい、間接/直接FKとかというレベル)点で、特に評価にあたってマイナスポイントにする点はないので、フルスコアにしました。 アニメ版自体は、アマゾンプライムやnetflixなどで見られるのでしょうか…、せっかく興味も出てきたので、近いうちに探してみようと思います(最悪でも、原作版コミック(小説?)はある模様なので、手詰まりにはならない)。
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