「もっと早く気付く気がする」映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
もっと早く気付く気がする
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「サッカーはフィジカルだけじゃない」っていう主人公の主張はその通りなんだよね。
主人公はフィジカルが弱くて、「フィジカルだけじゃない」って気付いてるんだったら、フィジカルの弱さが前面に出ないプレースタイルを選択すると思うの。スペースに立って、寄せられる前にパス叩くみたいな。
しかし主人公はドリブル突破をひたすらやるのね。ここが良く解らない。それフィジカルの要素が入りやすいだろうって。
最後の最後に「ゴリゴリのサッカーなんて、つまらないよ!」とサッカーを始めたときに感じたことを思い出して、パス中心のプレースタイルに変わるんだけど、最初から気付くよね。
作中では「女だからフィジカルが弱い」っていう話が語られてんのね。小学校高学年までは女子の成長が早いからフィジカル優位なんだけど、中学に入ってそれが逆転してくっていう。
「女だから」を強調してるけど、男だから女だから以前にフィジカル弱かったらどう戦うかを考えないとだよね。そこをやってもなお「女だからフィジカルが」が出てきて、ようやく納得できる。
ナメックの試合での活躍すごいよね。センターバックなのにサイドのボールも拾うし(サイドバックなにやってんだ)。前線でシュートも打つし。すごいけど、このチーム、ナメックに頼りすぎだね。
主人公は最初からパス中心のプレースタイルを選択するだろうってとこは納得できないのはあったけど、その他の心情は面白かったな。すれ違いが起こるけど、最後に試合でやり合って納得する大団円も良かった。面白いよ。
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