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バッドエンド版ゲーム
脱出ゲームの流行り
ジョークでは済まされない悪趣味なオチ!
2020年(アメリカ)
気色悪い映画として記憶されるかも。
YouTuberのコール(キーガン・アレン)は彼のファンでロシア人の金持ちに招待されて、
ロシアで「究極のリアル脱出ゲーム」に参加することになる。
イーライ・ロスの「ホステル」に設定は似てる。
外国旅行(ロシア)に招待されて、旅行者が監禁・拷問・殺される・・・
恐怖を描いている。
「ホステル」と違うのは主人公がYouTuberで、動画配信して、されて(犯人側?もね)
いる点だが、考えてみると「ホステル」と違うようで、違わない。
「ホステル」だって観客には同時配信だったんだから・・・。
この映画は、「悪い冗談」で笑って済ませれば良かったんだけど、主人公のコールが
現実だと思い始める。
事実、モスクワ郊外の元監獄はリアル不気味だし、脱出不能に思えてくる。
仲間が次々と拷問、殺されて(?)
正気を失ったコールは遂に・・・
オチの気色悪さでは相当なもの。
フォロワーのツィートが、リアル残酷だ。
配信ねえ〜
一昔前の「ゲーム」と言う作品を思い出した。
アレとアレとアレの寄せ集め
ここからが本当の地獄だ・・・!
と、某王子のセリフがピッタリの映画。
アメリカの大人気ブロガーが、立ち上げ10周年記念にロシア富豪の作った脱出ゲームに挑戦する物語。
序盤からやや怪しげな雰囲気。
登場人物のちょっとした仕草や行動に、何やら違和感があるような・・・!?
記念企画とは言え、明らかにやり過ぎな脱出ゲーム。初っ端から見ててゲェ吐きそうになる展開。
主人公が先に進む為仲間を救う為にパズルを解いていく展開はハラハラするし一緒に考えて楽しめるものもあったりでグッド。
敵からこそこそと隠れ逃げる場面も非常にスリリングでこちらも緊張しっぱなし!
まぁそうくるだろうなというラストだけど、単館系として普通に放映して良いレベルの面白さだったと思う。おすすめです!
・・・帰り際、下り階段のドアを開けようとしたら鍵がかかっており、閉じ込められたかと一瞬焦った私は余程映画に影響されやすいらしい。。
単に夜遅いので階段が閉められていただけだった。
何事もやり過ぎはよくないです
「のむコレ」で鑑賞。
えーっと、勘が良い方は起承転結の承あたりで結末がわかります。
なぜならば種明かしのセリフがあるからですね。(気が付かないような感じで)
まぁ、それは100歩譲って聞かなかったこととしても、残念ながら僕はハラハラ感なかった。
ホラー???うーむあまり怖くないし不気味でもないし。
すごく昔のお化け屋敷に入ったくらいのレベル。
怖がらせ方のパターンが一つで、色が違うだけレベルだから飽きちゃったんですねー。
で、最後はあれでいいんですが、もっともっと救いようがない、どうしようもない落とし方でも良かったんじゃ?なーんて思っちゃいました。
日頃Youtuberに良いイメージを持っていない方はスッキリするかも?
えー、何事もやり過ぎはよくないという教訓が本作で語られていたので、私も言い過ぎにならないよう、ここでおわります。
ある意味で痛快な作品
ドッキリ番組があまり好きではない。かつては芸能人相手に過激なイタズラを仕掛ける「スタードッキリ㊙報告」というフジテレビの番組があって、現在ではTBSの「モニタリング」という素人を驚かせようとする番組がある。いずれの番組も見ていて不快である。
どうして不快に思うのか。それはイタズラを仕掛ける側の心理がいじめっ子の心理とほぼ同じだからである。相手が反撃して来ないことを見越して、または反撃してきても簡単に撃退出来ると自負してイタズラを仕掛ける。ネタばらしにキョトンとした顔をするのを腹を抱えて笑う。
ドッキリ番組がイタズラを仕掛ける相手が素人の場合は、どんな反応をするか予想がつかない。場合によっては手酷い暴力を振るうかもしれない。ヤクザや半グレの連中であれば、落とし前と称して多額の現金を要求してくるかもしれない。テレビ番組がそんなリスクを冒す筈もなく、いたずらを仕掛けるのは番組が期待する反応をしてくれる相手に限定しているのだろう。そこに製作者の傲慢さがあり、ドッキリ番組が好きではない理由もそこにある。
本作品にも最後にキョトンとした顔をする登場人物がいる。呆然とすると言ってもいい。呆然としたのは誰か。世界的にSNS全盛の現在、思想も信条もなくて、ただ面白ければいい、いいね!やフォロワーが沢山つけばいいという動機で沢山の人が沢山の動画をアップしている。それで儲けている人間もやはり沢山いて、テレビマンのように徐々に仕掛けがエスカレートしていく。大掛かりなドッキリやイタズラ。その先に待っているものは何か。それが本作品のプロットの中心部分である。
ネタバレ厳禁なのでわかりにくレビューになったが、殆どの観客は鑑賞途中で結末が見えてくると思う。そしてその通りの結末となる。どんな結末かは観てのお楽しみである。ある意味で痛快な作品と言っていいと思う。
独り占め
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