ベイビー・ブローカーのレビュー・感想・評価
全326件中、281~300件目を表示
どう説明すれば、、、
何を描きたかったのか、、、
監督お得意の「家族?」映画です
しかし展開が淡々でこれだけ名優を集めても
キャラもハッキリせず、あえてだろうが
見せ場や転調、伏線回収は皆無
俳優人のバックグラウンドやセリフの
意味や行動までぼかします
自分の喜怒哀楽が欠如したかと思うほどです
期待が大きすぎた
正直期待が大きすぎた。
率直な感想を言うと、もう一回見ないと監督が何を伝えたかったのか、把握できないと言う感想です(わたしの理解力の問題かもしれません、すみません)。
正直、状況として、何(誰)悪くて何(誰)が悪くないのか、そこが掴みきれていないのだと感じています(途中で眠くなってしまったのも含め)。
敬愛する是枝監督ですが、その作品は自分にとってハマるものとハマらないものがあります。
万引き家族は理解できたとは言えずとも、なんかすごいと思えましたが、一方で空気人形、花よりもなほ、奇跡、海街ダイアリー辺りははまりませんでした。
特に海街は原作が好きなだけになんかなあ、と言う感じ。キャスティングはすごかったのに。
さて、別の視点からですが、韓国で撮った作品、韓国のメジャーな俳優たちの作品なので、韓国映画な感じがかなり強く出るかなと思っていたのですが、まごうことなき邦画でした。韓国映画的な見せ場、エンタメ性、毒っ気はほぼなく、結果日本の映画と韓国の映画の違いがよく分かります。
どちらがいいとは言えませんが、パラサイトのような風刺の効いた映画でさえ、エンタメ性やテンポ感がある韓国映画の底力を明確に認識することになったのは予定外のことでした。
観覧車のシーンが良かったです
考えさせられる映画
万引き家族と通ずるところがあると思います
「家族とは」
永遠のテーマなのだなあと思います
私は普段韓国映画やドラマはあまり見ないので、
知らない役者さんばかりでしたが、
(パラサイトの人だけ知ってました)
坂口健太郎風味の人の演技よかったなあ…
観覧車のシーンと、
ソヨン、だっけ?(韓国人の名前覚えるの慣れてなくて。)
「生まれてきてくれてありがとう」
の言葉は刺さったなあ。
「家族とは」
社内的な問題についてどうにもならなくても
自分には関係ない他人事だったとしても、
みんなが考えたり知ることが大切だと思いますので、
また考えながら見たい作品の一つです。
結末のみ評価する‼️❓とりあえず、世の中全ての人を許してあげる‼️❓
韓国では子を捨てる人は多いのでしょうか、悪いですが、子を虐待して殺すニュースが多い日本よりはましなんでしょうか、いや、どちらも悪いですが。
途中まで、ダラダラしてて、なんだろう、そんな感じでした。
でも、結末で、見直したよ監督、万引家族は凡作の結末でしたが、素晴らしい、感動した、なんだか人間は捨てたもんじゃない、希望を感じる、清々しく。
なんだか、海街ダイアリー思い出した。
子役の選択と演出はさすがです。
身構えず、ぼーつと観てください、是非。
優しそうに聞こえても、これは犯罪者のセリフです
ACJAPANの動物愛護CMのキャッチコピーです。
韓国では2009年に赤ちゃんポストがソウル市に設置され、初年度は0人。翌年は4人。2019年までに1800人を超える赤ん坊が預けられている。
2012年に施行された改正養子縁組特例法により、実親の出生届の提出が義務化。
家庭裁判所が許可した家庭にのみ法的な金銭的支援が受けられる仕組みとなった。
韓国では2021年まで堕胎罪があったため、未婚の母は経済的に子どもを育てる環境がない。
政府も暗黙の了解で非合法の養子縁組を見逃してきた背景がある。
2021年まで堕胎は罪に問われていた。2021年に国際家族計画連盟が女性の権利を歓迎し、女性と医師のみ罪に問われてきた堕胎罪が無効化された。
映画を鑑賞後に、韓国の制度について調べたら驚きの連続で言葉を失った。
作中、まるでペットのように扱われる赤ん坊。
平然と普通の家庭の夫婦が赤ん坊の売買に名乗りを挙げ、しかもSNSなどを介して簡単に手渡してしまう。
フィクションの世界の話でしょ。と思っていたら、本当に行われている政府黙認の行為だったことに驚いた。
赤ちゃんポストを設置してから13年経った韓国。
赤ちゃんポストがあるから救われた命もある。
赤ちゃんポストがあるから手放された関係もある。
現状を調べるきっかけになった。
ストーリーとしては赤ん坊の売買を通して、それに関する人間模様が描かれる。
曇りなき眼で、赤ん坊の売買を正当化するサンヒョン。
自分も養護施設育ちで母親からの連絡を待ち続けているドンス。
養護施設育ちでは、将来的な職業の種類にも制限が掛かることを身をもって体感しているドンスだからこそ、ブローカーの片棒を担いでいる。
ソヨンが2人をブローカーだと知り、我が子の里親探しに利用する訳だが、最初から啖呵は切るし文句は言うし横柄な態度をとっている。
それに対して、もう取引もやめだ。1人でもう一度赤ん坊を赤ちゃんポストにでも入れろよ。と言わない2人。
警察も赤ん坊の売買ではなくて、母親が再び赤ん坊を赤ちゃんポストに入れると言う選択肢を与えなかったな。
あと、尾行する車の距離感が近すぎて笑った。
距離感がバグってるよ。
映画が始まって数分間は母親と赤ん坊だけの閉じた世界で起きた話だったのに、映画の終盤になると他人を巻き込んだ開けた世界になっていくから結末はどうであれ、救われた気分になる。
映画の終盤に感動泣け泣けポイントがあるが、私はその言葉で感動することはできなかった。
あれは末期の言葉だと思っている。
自分ができることを精一杯やった最後に、相手に贈ることが相応しい言葉だと思っている。
なので、まだ生きていて欲しいし、関係を諦めてほしくないと思ってしまって泣けなかった。
他人と繋がりを持つことでしか、人間は生きられない。
自分が属するコミュニティのルールに従って生きるしかない。
問題意識を持たなければ、生き易い環境は整備されていかない。
映画を通して、観る側に疑問を投げかける社会派の映画だったと思う。
是非、映画館でご覧ください。
細かくきっちり観察しないとこの作品の良さは理解できないのかもしれない。
是枝さんはドキュメンタリー出身だからでしょうか。演技もお話もデフォルメしないから時の流れが俯瞰的すぎてインパクトに欠けるんだよね。
韓国映画なんだけど極めて邦画テイストの作品だと思う。そしてこの作風はいかにもヨーロッパ受けするんだろうなと思う。何回も繰り返し鑑賞したら味が出てくるのかもしれない。
個人的感想は
愛したいのに愛せない
愛されたいのに愛されない
そういう人達が肩寄せあっている姿には少しぐっときました。
出生率世界最低0.84の韓国
日本よりも早く国自体が萎んでいくんだろう、そんな落日も予感させる未来に抗うようなテーマはタイムリーですね。
好奇心
是枝裕和監督の初の韓国映画。主演は国民的俳優・ソン・ガンホ。カンヌ国際映画祭出品作品であり、上映終了後はスタンディングオベーションを長い間受けたという本作。
是枝監督の作品は、「万引き家族」「三度目の殺人」企画作品としては「泣く子はいねぇが」の3作品のみ鑑賞済み。当たり外れはあるけれども、どの作品も登場人物の心の強い揺さぶりがグッとくる。力強くもどこか悲しげな物語、そして社会風刺がお見事な監督ですので、本作もなかなか期待していました。しかも、ソン・ガンホですから。
そんな期待を裏切らない是枝監督、流石です。万引き家族よりも好きでした。
完全に韓国映画の雰囲気だし、完全に是枝監督の作品。両者の良いところが上手く噛み合っている。なんなら是枝監督は日本よりも韓国の方が合っているんじゃないかと思うほど、良さ全開の素晴らしい作品でした。ソン・ガンホということもあり、パラサイトのようなミステリーをイメージしていましたが、全然そういう作品ではなく、ホント「万引き家族」に近しい作品でした。ひとつの出会いで繋がる偽りの家族。家族とは何か、生きるとは何か。いや〜、染みたな...。
これもまた〈やはり〉なのですが、ソン・ガンホの演技力がもう凄まじい。この人が凄まじすぎるせいか、警察の2人の演技が超絶下手くそに見えてしまった。話し方でグイグイと引き込まれるし、焦りや苦しみがスクリーンを飛び越えて直に感じる。暖かく、どこか冷たい、そんな主人公を想像以上に熱演していました。自然とかそんなレベルじゃない。えげつない。俳優になってくれてありがとうと言いたくなるほど、とつてもない。この心に余裕がない様子が心えぐられるんですわ...。
人物関係にはずっと明かされないままでかなりの違和感を覚えつつ、前半のなんの動きもない物静かな雰囲気に苦痛を感じてしまいましたが、偽りの夫婦に出会ってから話が急激に面白くなっていき、そこからというもの一切の眠気を感じさせずラストまで駆け抜けていきました。万引き家族もそうだったんだけど、この監督はシリアスとコメディを掛け合わせるのが非常に上手いし、ラストに至るまで畳み掛けるようにテンポを早めて緊張感を持たせるため、すごく見応えのあるものになっている。緩急がすごいんです。劇場が笑いに包まれるほど笑えるシーンはあるし、押しつぶされそうになるほどキツいシーンもある。
関係の描きは疎かでありながらも、各々のキャラクター性は強く描かれており、どの人物にも感情移入が出来て好きになれる。血の繋がりが全てではない。人生は計画よりも無計画。人間ドラマとしてかなりの傑作だと思うし、今までの人間ドラマ映画が伝えたかったことがひとつにまとまった作品であると思う。と同時に、子育てがしずらく、あまりにも一人で請ける負担が大きい今の世の中に改めて問題を提議する社会風刺作品でもある。
脳裏に色濃く刻まれる作品。
少しベタ褒めし過ぎたかもしれませんが、カンヌ国際映画祭に出品されたのも大いに理解出来るものでありました。文句なしの大傑作!とまでは言えませんが、面白さも奥深さも保証されたよく出来た映画であることは間違いないです。見る映画を迷ったら是非。
ペドゥナ
の無駄使い?ソン・ガンホとか良い演者ばかりなのに消化不良。ヤクザの行が何だか蛇足で全体にモヤモヤが残りました。編集をきちんとやれば良くなると思うので、なにか横からの力が働いたのかも知れませんね。
ガンホ ガンホ ガンホ、 ガンホ!
オレ、韓国映画全然大丈夫かも
と思った。
ら、
最後に是枝監督作?
そのくらい、迂闊でした。
ストーリーもノーチェック。
ガンホお目当て。
ガンホいいなぁ。
フランキーと交換したい。
教会の赤ちゃんポストのシーン。なんでサンヒョンとドンスは中に入れるのよ?と最初は混乱しました。
偽物不妊症夫婦。
排卵誘発剤を乏精子症のはずの夫が飲んだら副作用がひどくてと言うくだり。可笑しくて、可笑しくて。でも、もしかしたら、効くかもよ。男性ホルモンがドバっと出て、精子が一時的に大量生産されて、溢れるぐらい溜まっちゃうかも。鮭の産卵みたいに。
捨て子の話しにしてはコメディタッチで、あったかかった。ガンホを筆頭にキャストがよかった。韓国映画にもこんな都合のいいファンタジーなストーリーあるんだと思ったら、是枝監督作品だった。
万引き家族より好きだなぁ。
もちろん、半地下の家族より。
ガンホ兄貴に捧ぐ
日本の著名な監督が海外で作品を撮ると?なパターンが多いが、そこは是枝監督、じぶんのカラーをしっかりと出してる、凄い。韓国でもこのキャスティングは困難なはず、で、勿論、兄貴の存在感が凄いよぉ。これからは、海外からのオファーが殺到間違いなし、抑制した演技のペ・ドゥナも100点!そろそろ、この疑似家族なイメージから脱却した作品も観たいところ、期待してます。
期待し過ぎてしまった感が大きかった。
作品自体はとても良いストーリーです、役者も皆さん抜群の演技力で素晴らしいです!
なんですが、、、、。
無駄な時間が多い気がしました、後半はかなり集中力切れました。これが是枝ワールドなんでしょうか、やっぱり日本映画だなって感じてしまいました。
小綺麗な編集、ぼんやりとした結末、少し残念でした。
多くの韓国映画を観ましたが、韓国の作品は展開良く喜怒哀楽もはっきりしてるものが多いので今回はうーんと思いましたが、そうだそうだ俳優は韓国人だか監督は日本人だったと1人頭の整理をする、、、。
ベイビーブローカー、このタイトルに負けてます。
どの国にも当てはまる普遍的な映画
是枝監督の最新作は、韓国を舞台に家族のあり方を問い、社会的な問題を提起する作品だった。主演はソン・ガンホさんで、第75回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した。
赤ちゃんポストに預けられた(捨てられた?)赤ん坊を横流しする男2人と、訳ありの若い母親が、幼い息子を売るために韓国中を車で走る。そんな彼らを、2人の女刑事が尾行する。
物語は単純そうに見えて、実は背景に様々なものをはらんでいる。この語られないモヤモヤが深みを与えているのはいつもの是枝作品と同様だ。
前作『真実』でも思ったが、国は違っても映画に寄せる関係者の思いは変わらない。監督、スタッフ、役者と、映画に関わるすべての人々の熱い思いが感じられる素晴らしい作品だった。
前向きな気持ちになった
韓国版『万引き家族』って趣き。
向こうで社会問題となっている「赤ちゃんポスト」と非合法な養子縁組ブローカーという題材を通して、一人一人の人間を描いていました。
日本の貧困問題と家族とは何かという問いかけがあった『万引き家族』は、悲しみと再生が混ざった作品でしたが、本作ではそれぞれに今苦しんでいる背景があり、「必死にみんな生きているんだな」と肯定的な姿勢が観て取れ、前向きになれる気がしたロードムービーでした。
特にソン・ガンホとぺ・ドゥナの役どころの深さと、それぞれの演技力のすさまじさ。
カンヌで最優秀男優賞を取ったのも納得。
もう一度くらい観たいなこれ。
韓国映画というより、いつものしっとり是枝映画の色合いが強いため、相性としての向き不向きは大きいかもしれません
「是枝作品」を観にきた観客の要求に応えている。そもそも映画が人を選ぶというより、この作品を見る人は既に選抜された精鋭。
是枝監督は
映画ど素人のワシが見てもテーマ進行と映像の質感が一定している
「万引き家族」「そして父になる」
ミディアムテンポの「普通の人」の波乱。
でも、スタートは「ブローカーとしての悪行を観せて置いて」後半で「実は・・根っからの悪人では無いのだ❗️」というカタルシス的な描写は欲しかった。それが無く、「イイ人」からスタートは❓❓❓
でも、営業部門職員の力か?封切り同時作品が全く競合しない絶妙。
「ザ・ロストシティ」・・なんか冒険、大冒険キテレツで、ジジイにはキツい。脇役でブラピが出ているが観たくない。ブラッド・ピットは主役でないと光らない。「ブレット・トレイン」はムビチケ買ったよ!手拭い付録が良い・・・
「鋼の錬金術師」・・コレも前編見てないし、設定が微妙に「年配、ジジイには理解しがたい」
「東京オリンピックサイドB (正式タイトルは違うがこれでも良い)」・・んなもんNHK特集とかテレビで見れば良い。
「劇場版IDOL舞S・・・」・・ワシはこんな典型的な、「その筋の方」向けの美少女アニメムリ、「五等分の花嫁」に同じ
無理ムリ。
封切りが、ジジイのワシには厳しい作品ばかりで・・本作が燦然と輝くのであった。というかコレしか見る作品なかった❗️
この作品が観客を選ぶというより、既にこの作品観てる時点で「選ばれし精鋭」だ。
「配信の倍速では良さが全くわからない・・映画館のスクリーンで観るべき作品」
つまり、スクリーンのデカさは関係なくて・・「強制的な缶詰め感」が本作を理解する上で重要。
登場人物の心情、背景を読み取る大人の作品。高校生あたりでは厳しい。
韓国人俳優たちが「泥臭く」演じている。綺麗事は描かれない。
泣いてる人いた。「赤ちゃんポスト」のキリストさまだかの施設の職員自身が不遇な生い立ち。借金に追われるクリーニング兼服の補修業の男は離婚していて母方に引き取られた娘がいる。やたら明るいサッカー好きの孤児院の子供。赤ん坊🤱と母親
赤ん坊を捨てるもの、お金を払っても血がつながっていなくても子供が欲しい夫婦。複雑である。
なんだか「人身売買」という構成要件にこだわる女性刑事二人が、無粋かつ憐れ。
ツーか「働き方改革なんだからぶっ続けの尾行捜査は非現実的かつ無意味、いつ風呂入って、下着洗うんだよ💢」
厳密に言えば「母親がまともな養父母に引き渡してお金を受け取る」のは人身売買じゃないと思う。
あと殺人事件との結びつき と 最後の幼児の行方 がチト不鮮明。
という個人的な粗探しはありますが、ロードムービーかつ車中の五人が「ほんわか感」が良い
かつ厳しいシリアス感も感じ入れる秀作。ただ、韓国の地理が有料パンフ観るまでよくわからない。
本来なら星4・5くらいでもイイが、ちょっとスローすぎる部分で個人的に▼0・5
皆基本「是枝歴アリの人」が多いだろから、その意味では「是枝ブシ」炸裂、観客の期待に応えている。
興行時期の妙もあってレイトショーにもかかわらず、前3列除いて6割以上くらいの入りと大健闘。
「性急に結果を求める人」には向かない「じっくり観る作品」
それとパンチ力👊、スリル、スピード感は無いので。念のため。
ホンギョンピョン三作目
今年のホンギョンピョン撮影作品は三作目。ただ悪はオラオラなジャンル映画なので、やっぱり日本で撮られた流浪の月と比較したくなる。カメラのみでいうなら、流浪の方がはまっているように思う。というか、是枝裕和はあんまり、名カメラマンと組んでもケミストリーが起きないような気がする。新幹線のトンネルが面白いけれど、それでも映像の美しさでは流浪の月の方が勝っている。
全326件中、281~300件目を表示