「是枝監督の優しい目線」ベイビー・ブローカー 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
是枝監督の優しい目線
面白かった。
どう言う映画になって行くのだろうと思って見てたら
いつの間にか擬似家族が出来上がっていて、
是枝監督上手いなと思いました。
前半はそれぞれの素性があまり明かされず、
コメディ要素も強かったけど、
話が進むにつれ、それぞれの過去が明らかになり
それぞれの赤ちゃんを売ると言う事に対しての
気持ちが違う事が分かって、
グッと映画に入る事が出来ました。
それにしてもこの題材は
韓国を舞台にロードムービーを撮るために思いついた
のか、それとも韓国は赤ちゃんポストなどが
社会問題としてあるのかは気になりました。
韓国映画ならバタバタと人が死んでいきそうな題材
なのに是枝監督の目線は優しいなぁと感じました。
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