「韓国ドラマなのに、何故かお茶付けの味がする」ベイビー・ブローカー penさんの映画レビュー(感想・評価)
韓国ドラマなのに、何故かお茶付けの味がする
是枝監督が自身の監督した「万引き家族」を、韓国に舞台を移して描きなおしたような作品でした。
韓国映画「パラサイト・半地下の家族」のソンガンホが相変わらずの存在感ある好演で、物語に命を吹き込んでいる印象を持ちましたが、「半地下」と同じ凶状をもちながらも、それが復讐心の爆発というベクトルを持たずに、静かに擬似家族を守る方向に機能しているように思えて。
それが作品全体の温もりと穏やかさに繋がっていて
やはり日本人の監督作品だよなと思いました。
韓国ドラマはダイナミックで今や世界のエンタメをリードしているようにも思いますが、永谷園のお茶漬け好きの私にはこちらの方が好みだったりします。
良い作品でした。
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