「監督の演出手法と韓国映画の技術とか勢いが融合した上質な国際交流」ベイビー・ブローカー 北枕寝二さんの映画レビュー(感想・評価)
監督の演出手法と韓国映画の技術とか勢いが融合した上質な国際交流
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久々のTOHO 鑑賞ポイントが6回分たまり今回はロハ
ゴージャス感とポップコーンの香りが嬉しい
スタートの雨のシーンは半地下の家族の雰囲気
ラストの方の主人公の様子も半地下の家族の不穏な匂い
中盤のロードムービーでは幸せな気分に浸れる
万引き家族とも重なる疑似家族のエピソード
サッカー好きの子どもの存在が大きい 洗車場とか
あと赤ん坊がいるだけで幸せなのだ
子どものパワーはとてつもない
ソン・ガンホ カンヌで賞を獲っただけあり素晴らしい
日本だと役所広司かな 面白いし
サンちゃんと訳されていたのが絶妙だった
相棒カッコいい
韓国版ゴールデンスランバーの主役か?
若い母親はラストに近づくにつれ魅力的になった
話の中にいろいろな要素があっていくつか疑問を感じ
それなりに説明もあったように思うが
1回では呑み込めなかった
・なぜポストに入れなかった
・ブローカーが介在できるしくみ
(法的にどう処理される?)
・知り合いの息子を殺めた? その必然性は
・4000万ウォンどこから
・若い母親は女刑事とどんな取引をした
⇒ネタバレレビューなどを読んで理解を深めよう
これが最近の楽しみなのだ
大ラスはいくらなんでもご都合主義では…と思うが
この監督の作品はなぜか受け入れてしまうのだ
ホントに優しくて真摯さを感じるからだろう
監督の演出手法と韓国映画の技術とか勢いが融合した
上質な国際交流だ 何より面白かった
カンヌのパルムドール受賞にも傲ることなく
成長を求める姿勢には恐れ入る
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