「人は出会いに寄って生きる意味を成す」ベイビー・ブローカー 月子さんの映画レビュー(感想・評価)
人は出会いに寄って生きる意味を成す
前半は淡々と進む展開で、所謂テーマが見えてきませんでしたが、後半から是枝監督の言わんとすることが彼等の台詞に浮き出ており心に染みました。途中参加の8才の男の子がいますが、やはり是枝監督の子役の演出は素晴らしい。
彼がこの物語を活かし、助演男優賞ものですね。
ただ恐らく人それぞれによって捉え方が違う作風。
私個人が韓国映画に不馴れだったのか違和感が尾を引く結末に。確かにロードムービーでしたが、最後は怯えながら自分の答えを見出だすまでの逃避行のお話のようだった。
「万引き家族」や「そして父になる」が素晴らしかったので、それを越えられる作品には思えなかった。
コメントする