「肝心なところがひっかかる」ベイビー・ブローカー sysrさんの映画レビュー(感想・評価)
肝心なところがひっかかる
是枝裕和監督が手がけた韓国映画
いわゆる赤ちゃんポストに預けられた乳児を巡る物語、韓国では Baby Boxと称されて毎年それなりの数の保護実績があるらしい
ほとんどのケースで実質的には捨てられてる訳だけど、赤ちゃんが往々にして「必ず迎えに来るから」とかのいい加減なメッセージを握らされてるから俄然いろいろややこしくなるそうで
子供が欲しい気持ち、養子縁組への需要がそうこうして社会的に満たされないとき、反社会的な人身売買の仕組が補完的に供給を担う
そんな "ブローカー" があのソン•ガンホ、他の俳優さんもみなさんさすがの出来、でも一番素晴らしかったのは、乳児役の乳児
非常に興味深い
が、大元がどうしてもひっかかったなー、本当にこの裏の仕組をそうと知られないように使うなら、出生証明とか住民登録とか相応に緻密な仕込みがいるはずで、そしてそうであるがゆえに、こんな雑な業者には頼らんだろう
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