「洗濯屋サンちゃん」ベイビー・ブローカー Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
洗濯屋サンちゃん
赤ちゃんポストに息子を捨てた母親と、その子を売買しようとするブローカーが行動を共にするロードムービー。
厳密にはポストには入れてないけど。
兼業神父と養護施設職員の男がグルになり、赤ちゃんポストに入れられた子を売る為に連れ帰ったものの、翌日母親が現れて一緒に買い手のもとへ向かうことになっていくストーリー。
捨てられる子がいるからポストがあるのに、ポストがあるから捨てられる子がいるという、ありがちだけど実社会で抱えている問題にも触れつつ、息子を捨てた理由やブローカーは本当に悪人なのか、赤ん坊に対する思いや捨て子に対する思いを、シリアスにせずにみせていく展開は良かった。
ただ、当番決め辺りから少しダレた感じがして、最後は刑事を含め、う~ん…当たり障りのない締め方といえばそうだけれど、その分温くて、現実的になる表現から逃げた感じを受けた。
コメントする