「どこまでもやさしい…」ベイビー・ブローカー ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
どこまでもやさしい…
社会的な弱者に寄り添い、彼らの事情や生き様を見つめる。彼らが身を寄せ合いやがて疑似家族となってゆく様を。
是枝監督の視線はどこまでもどこまでもやさしく、彼らの存在を肯定し、そっと寄り添う。韓国映画として作られた作品なから、それは「万引き家族」とも通じるものだ。
韓国の名優を集めて撮られているが、出色なのはむしろシンガーソングライターでもあるというイ・ジウンと5歳くらいの子役の子だった…
「人にやさしく」の歌詞を思い出す。そんな作品…
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ぱんちょさんのコメント
2022年6月26日
「捨てられた子が生まれたことを後悔したり、母親が産んだことを後悔するような着地は、この題材ではしたくなかった。子供に対して、生まれてきて良かったんだよとストレートに伝えてあげられる作品にしたかったんです。」
(パンフレットより)