「ウルフ ‐ランペイジ- ウォーカー」ウルフウォーカー MARさんの映画レビュー(感想・評価)
ウルフ ‐ランペイジ- ウォーカー
17世紀のアイルランドにて、オオカミハンターのお父さんと一緒にイングランドから来た少女ロビンと、ウルフウォーカーであるメーヴを中心に巻き起こる物語。
ウルフウォーカーとは、寝ている間だけ体から魂が抜けだしオオカミになるという、アイルランドの神話らしい。
普段アニメ映画は観ないので鑑賞を迷っていたが、これが素晴らしい作品だった。
初めて観るヨーロッパアニメの絵はとても美しい。自然の中のシーン等々、独特な世界観は雰囲気も抜群。父親とメーヴとの間で悩むロビンの姿はとても印象的だったし、力強くも無邪気なメーヴも可愛かった。
ストーリーはアニメらしくわかりやすいし、それでいて大人でも楽しめるような内容になっているのでとても観易い作品。
メーヴの街中でのシーンは中々トリハダモノだったし、その後の展開は、これでハッピーエンドかぁ~と思った所から寧ろガッツリ盛り上がったし、いつ回収されるかな~と思っていた伏線もしっかり…。
それと、そんなに重要な点ではないかもしれないけど、個人的に恐ろしいと思ったのは寝れない所ですかね。あれちょっとゾッとしました(笑)
また、脇役好きのワタクシとしては、あのおっさんが大きな活躍をしていたら、初の☆5を叩き出していたかもしれない(笑)
アニメ映画はゴジラ3部作以来観ていなかったので、このテのヨーロッパアニメは今後も注目していきたいですね。ホントに、侮れない…。
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